後半(588kB) - ふれあい大学 26期会

春日部市ふれあい大学
26期会
会報
2012 年(平成 24 年)11月 6日(火)発行
我が家は、今の土地に農業として分家に出て、私で 13 代目になり、江戸時代の初期で先
祖は、大変苦労されたと思います。農業の暮らし向きは、11 代目の先祖が頑張り、農地を拡
張し、その恩恵を寺院に寄付をして「永代院号」を頂き、そして、私の父親を上級の学校に進
学させたそうです。
私は昭和 16 年に生を受け、その時代は、戦後の混乱で全国的に大変な頃でした。我が
家でも苦労して拡張した農地を二束三文で解放させられました。父親も戦地から無事帰還す
ることができたのですが、家族も『生きて帰れたのだから楽をさせるように』と、好きな仕事をさ
せました。当時は、作男・作女と言う働き手が居り、農作業はなんとか近隣並みにできていた
のですが、私が中学・高校に行く頃には、人手もなくなりました。一般的な農家では、父親が
先頭に立ち家族の為に頑張っていましたが、我が家はそうでなかったのです。近隣農家で
は売上を伸ばす為、野菜栽培を取り入れるようになり、私も真似をして頑張ったのですが、不
慣れで一人男ではうまくいかず、大変失望し、落ち込んだりもしました。野菜の栽培は労力に
波があり、人手が不揃いでは良い結果が出ませんでした。
そんな時、私も知り合いの紹介で嫁をもらい、何とか将来性のある仕事をと考えました。幸
い、他に養鶏業をやっており、これであれば毎日休みの無い作業ですが、規模拡大ができる
と考えました。
まずは、設備資金が必要なため、いろいろな制度資金の利用について検討しました。そ
のためには、技術習得が必要で、当時、農業改良普及所にお願いし、立派な経営者を紹介
していただきました。その方は養豚業をしており、私とは親位の年齢の差があり、終戦後、一
代で事業を立ち上げたそうです。性格は几帳面で、気難しい人でしたが、何度も相談するた
めに通い続けたことで、気に入って頂き、私に対する評価もあがり、いろいろと教えて頂きま
した。その教わった中で、①商品取引は、相手の信用を得るため、極力現金払いをする。②
家畜は、言葉を話さないが手抜きは絶対にしない。努力は必ず報われることを信じて行う。こ
の二つの言葉がとても役に立ちました。
一方、制度資金を借り入れ、施設の拡張を始めました。限られた資金で多くのことやること
ができないため、自分自身でやれることは何でもやりました。施設拡張の基礎工事から溶接
作業など、寝る間も惜しんでがんばりました。
その間、家族は 3 人の子供に恵まれ、親の大変さを知り、子供たちも真面目に成長してく
れました。私の仕事の方も、その頃には順調な結果が出はじめ、子供の教育費・結婚資金・7
人の孫のお祝い金等、普通の農家では、賄いきれない金額でしたが、何とか乗り切ることが
出来ました。
養鶏業は 30 年間頑張ってきましたが、自作の施設も耐用年数に達したため解体廃業しま
した。現在は、養鶏場の跡地に倉庫を建設し貸倉庫業を始め、収入は減りましたが、子供 3
人・孫 7 人、仲良く、ゆとりの時間を楽しんでいます。「苦労は買ってでもしろ」と言うことわざ
がありますが、今では良い思い出となり、現在を過ごして居ります。
土と親しむ
7班 村尾厚子
土に親しみを感じる様に思えてきたのは、(旧)庄和町に住んでからです。自分の思い通り
に土をいじれる!! 周りはみな農家・・・・・こんな近くにいいお手本となる人がいる・・・・と
思った時自分にスイッチが入りました。始めは土が硬く何度も何度も土を耕し、空気を入れ
深く掘ったりして畑にしょうとしている時に隣のおばあちゃんが そんなに深く掘らなくても作
物は出来る!!
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初めの年は大根の種を蒔き苗を5本、3本と、おろ抜き最後に1本にする。収穫が楽しみで
す。土が硬いせいなのか、やはり大根ではなくカブ位の大きさにしかならず不作でした。でも
自分で作った初物は一夜漬け,お味噌汁の具で美味しく食卓を彩った様に思い出します。
あれから毎年何を植えても豊作です。ジャガイモも沢山採れました。夏野菜 キュウリはキ
ュウリのキュウちゃんにトマト、オクラ、ゴーヤは緑のカーテンに、わずかな土地ですが作って
食べる事が出来る喜び・・・・・
無理をしないで楽しみながら続けたいと思います。
上手くなってきたね!
13 班 元木 徹夫
リタイヤして始めた「家庭菜園」も早や 4 年目。今もそうですが、手すきの(暇な時)時にし
かやらない初めての頃、トマトは赤く(熟し)なりすぎ、胡瓜は大きくなりすぎ、トウモロコシは倒
れた(風により)まま。等々散々でした。反省に反省を重ね、手すき時間を多く取るように、又
作物にも(今まで人間優先でした)肥料を与えるようになってきたのが、ここ1~2 年。
スイカ(黒いデンスケスイカともいわれる)を含め家族(連れ添いだけですが)から「上手くな
ってきたみたい」とお誉めの言葉を頂けるようになって、気を良くして、今年も「できたら種か
ら」をモットーにやりましたが、これはこれで難しい!聞いてから始めるのが多かったのか「時
季」がどうしても遅れがちになって。それでも「きぬさや」「つる無しいんげん」「トウモロコシ」は
とても 2 人だけでは食べきれない。
ご近所さん、サークル仲間、におすそ分け。案外喜ばれたようです。スーパーで販売され
ているものとそん色有りませんでしたから。しかしここまで来るのにも「草取り」「土の掘り起こ
し」は大変!膝は痛くなるし、腰は痛くなるし、これも出来た時の喜びを思えば我慢できるの
かと思います。本音は「薬で枯らして」しまいたい。
これだと作物も枯れてしまうので止めていますが。菜園の自慢の「黒いスイカ」ここ 2 年出来
がよく、3 年目の今年「又良くできたらどうしよ
う?」(サークル、隣組、お隣さんへおすそ分
け?)なんてことを考えながら毎日大きくなっ
ていくのを見るのが楽しみになっております。
おつまみ用の「枝豆」も素晴らしかった。
(自分の好みの物は時間をかけているみ
たいです)あの土作り、草取りは大変ですが
収穫した時の喜びを思えば(秋、冬用の土作
り)精を出していこうと思っております。
野菜作り雑感
14班 小林 康伯
処暑も遠に過ぎ9月に入ったと言うのに連日三十度を越し残暑は厳しく、更に今年は夕立
もなく降雨量は極端に少ない。11年振りの利根川取水制限も有るらしい。今夏は30年に有
るか無いかの異常気象と報道されている。
10坪足らずの菜園への水遣りが日課となっている。自転車の荷台に20リットル入りの赤い
ポリタンク、前の買物かごには空の如雨露を積み、300メートル程の道程を運ぶ。20キロの
ポリタンクの積み降ろしは、足腰にかなりの負担を感じるようになり、自転車の運転も度々ふら
つく。麦藁帽子からは汗が滴り、ポリタンクの壊れたキャップからは振動の度に吹出る水が背
中を濡らす。来年の水運びは何か手を考えなければと思いながらペダルをこぐ。
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菜園が1区画空いていると声をかけられ始めたのが数年前のこと。何を作ろうかと当てがあ
った訳でもない、周りの菜園を参考に見様見真似で種子を蒔き苗を植える。だが、一筋縄で
はいかない、土を耕し落ち葉・堆肥を入れ、時を選んで播種そして水遣り、雑草取りと休む間
がない、更に難敵は衣類の上から刺す藪蚊である、蚊取線香も役に立たない。
こんな苦労も収穫時には吹っ飛ぶ。茹で立ての新じゃが、糠漬けの茄子、味噌をつけて
丸かじりの胡瓜、醤油をたっぷりかけたキャベツの千切り、おろし大根の辛み・・・どれもがそ
の昔、家族と共に食した故郷の味を思い出させる。新しい味覚も収穫の一つである、柔わら
かく鞘ごと食べるモロッコインゲン・スナップエンドウ、ミニトマト・・・青臭かった昔のとまとと違
い甘みがあり可愛いミニトマトは我が家では一番の人気であり、連作禁止はなんのその毎年、
林のように枝葉を茂らせている。
昨年暮結婚した息子の嫁が、野菜嫌いだった息子に食べさせるため、無農薬野菜だから
と喜んで新婚家庭に持ち帰っていく。そのうちに孫と芋ほり、苺摘みする日を期待しながら、
野菜作りの楽しみがまた一つ増えたように感じる。
一昨日は、叩きつけるような雨がさっと通り過ぎて行った。一日ぶりの菜園は見違えるほど
青々としている、8月初めに切返した茄子の枝が背丈ほどに伸び、薄紫の花をいくつもつけ
ている、雨の前に播いた大根も其処彼処に芽を出し始めた。一日だけの休息を雨に感謝し、
また暫くは水遣りに精を出すことにしよう。
「 土と野菜 」
16 班 鈴木 猛司
私は、3年程前から住まいの近くで畑を借り家庭菜園をやっておりますが、私の借りた土地
は、以前建築資材置き場として使用されていたことがあり、そのため土の中には多くの小石
やガラス・陶器のかけらなどが含まれていました。また、ここ数年は休耕田となっていたため
雑草が繁殖し、雑草の種や根っこも多く残っており、まずは土壌造りからの対応が必要でし
た。
そのため鍬を用いて土を耕し始めましたが、最初の頃は鍬を土に打ち込むと鍬が小石に
当たり、火花が出る状態でした。それを根気よく耕し小石を拾い悪戦苦闘しながら、水はけ・
通気性のよい土壌改良に努め最近になって漸く通常の農地らしくなってきました。
育ちのよい野菜の“根っこ”は、フカフカの土の中で、思う存分呼吸し・水を吸ってのびの
びと手足を伸ばしています。おいしい野菜を作るには、まず、根っこが暮らしやすいおいしい
土造りをすることが大切です。
作物は、人が手を掛ければ掛けただけの見返りがあります。例えば根菜類の大根やニン
ジンなどは、土を深く掘り(30~40cm)その土をフルイにかけ小石等を取り払いそこに腐葉土
を混ぜて種を蒔くと約 2 ヶ月後には、真っ直ぐに伸びた 40~50cm 位の大根が収穫できます。
(小石対応をしないで、そのまま種蒔きをした場合は長さが 20~30cm で、しかも根っこの先
が丸まっていたり・二股になった大根となってしまいます)
また、無農薬栽培を心掛けているため、キャベツや白菜を栽培する際には、害虫との戦いが
発生し、苗が小さい時期にはピンセットと割り箸を持って害虫を一匹ずつ退治すといったよう
な対応も必要です。そんなことをしながら、現在は夏野菜のトマト・ナス・キュウリ・スイカ等を
栽培し順調に収穫もできております。
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今後も、季節々で採れた旬の無農薬・野菜を食べること、また農作業による健康維持を目
的に出来るかぎり家庭菜園を続けたいと思っております。
「我が家の庭」―土と親しむ―
17班 長﨑 博美
我が家の狭い庭にも、律儀に四季折々の雑草が生える。スギナ、ドクダミなどには悩まさ
れるがスミレ、タンポポ、オオイヌノフグリなどは春を感じさせてくれる。
田舎育ちの者にとっては、土が身近にあるのが安らぎの場でもある。初春にはフキノトウ
・フキ、夏にはミョウガ、シソの葉・実などを薬味などにし、季節感を堪能している。いずれも田
舎から移植したものであり、何十年も絶えることなく癒してくれている。
このほか、四季折々に咲く草花、花の絶えた初冬まで咲く大輪の皇帝ダリアに、楽しま
せてもらっている。
また、最近では春になってもアオダイショウや大きなカエルが出没しなくなったが、以前は
毎年季節を知らせに顔を見せてくれた。故郷では縁起が良いとされていたので、心待ちにし
ていたものである。
近年は小型化し、雨ガエル、トカゲ、カマキリ、ダンゴ虫たちがかわいい子供達を引き連
れぞろぞろ散歩している。
ただ一つ計画的に、実益とエコ・節電に
効果ありとして、「ゴーヤ」「キュウリ」を作っ
ている。
春の連休前に、ホームセンターで苗や
黒土・腐葉土・肥料などを買い求め、自己
流で混ぜ合わせ土台を作り、棚の組み立て
も年々手際よくスムーズになってきている。
最後に今年の成果。白ゴーヤ2個、青ゴ
ーヤ十数個、黄破裂ゴーヤ二十数個、キュ
ウリは良型を含め十数本でした。節電効果
は、あまりにも暑い日が続き、クーラーなしでは居られず実感は有りませんでした。
それでも自然の恵みに感謝と満足の日々を過ごしています。そう感じるのも年齢を重ねら
れた今日の自分の姿と思っています。
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6、訃報
*** 訃
報 ***
荒井 清至 殿
15班
突然の悲報に接し、驚いております。 校友会のグラウンド
ゴルフ部でご活躍され、愛用の草刈機を持ってきて元気に
グランド整備を行ってくれ、皆から愛されておりました。
ご逝去を悼み心からご冥福をお祈り申し上げます
7.編集後記
総務部スタッフ一同
今年もまた本当に暑い夏でした。報道は連日異常な猛暑を伝え、更には1ヶ月前までは
三十度を越す残暑・・・これもまた記録的なことです。
そんな暑さにめげず26期会は日光歴史探索ウォーキングなど多くの行事や各班活動を
実施してきました。更には暑さの中、野菜、花卉作りに励んだ皆さんからその苦労、楽しさ、
喜びを数多く特集“土に親しむ”に寄稿頂き、ありがとうございました。
やっとここにきて、秋晴れにアキアカネが、そして秋野菜の間を蝶が飛び交い、朝夕はひ
んやりと秋の気配を感じます。そして、金木犀の香りや紅葉が過ぎると、まもなくまた新しい年
を迎える季節となります。“もう幾つ寝るとお正月”を持ち出すまでもなく、子供の頃から幾度
となくそうしてきたように大きな期待とちょっぴりの不安を抱きながら新年を迎えてきました。
さて、次号(来年3月発行予定)の特集は「今年こそは」としました。皆さんの新年の期待
は何でしょうか。今年こそは「長年願望の海外旅行をしたい」「絵画を出展したい」「毎朝散歩
を続けたい」等々・・・新年の目標、夢、願望、挑戦、なんでも結構ですから会報で会話をしま
しょう。ふれあい大学26期会も来年は5年目となる節目の年となりますが、皆さん共々有意義
な年にしたいものです。
これから冬を迎えますので、寒さに向けた健康管理に十分気を配っていただきたいと願
っております。
皆さんの投稿をお待ちしております。
送付先; 各班幹事にお渡し願います。
Eメールで送られる場合は下記アドレスにお願いします。
小林 康伯 Email:[email protected]
田中 和夫 Email:[email protected]
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小川 保子
投稿コーナー
六班
俳句
★ 田母沢の水辺でゆれる九輪草
大橋 照子
中村 久子
二班
★ ふるさとの夜空の色のなすび漬け 二班
禰津 時男
★ 竹林の葉のざわめきや地蔵盆
八班
★ 狛犬の見守るやしろ青田道
棚瀬 きみ子
野村 好子
十五班
小澤 久 枝
五班
★ 花菖蒲渡る八つ橋軽やかに
十六班
★ 刃に触れて瞬時はじける大西瓜
★ 庭の石いつも蜥蜴の指定席
十一班
松 本 秀身
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
川柳
★ 阿波踊りリズムに乗ったら降り難し
★ 三世代夏休みだぞと鬼怒旅行
★ 墨絵凝り創作展で恥さらす
短歌
三班
藤島 眞喜子
★ 瘤まで赤き金魚しんけんに
掬いいる法被姿のおさな三人
★ ようやくに佳境に入りし蟬しぐれ
地下に耐えたる命をきくなり
★ 眠れねば母の遺せし夏掛けを
安眠剤として胸までかける
★ 土砂降りの雨が冷やせし猛暑の空気
目覚めよき朝のみどりのサラダ
★ 夏と秋かくれんぼしている八月尽
高橋
徹雄
鼓動のごとく鉦叩きなく
十六班
★ 万緑や天にもとどく樅の木は
小さきわれをやさしくつつむ
★ 明石町緑青ふいた一軒家
ビルの谷間に昭和がのこる
★ ぞめき音踊り心に火がついて
居酒屋せまくはじけんばかり
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