大崎小学校 2年 算数 「たし算と ひき算の ひっ算(2)」 1.指導時間 9時間 2.使用ソフト・機材 パワーポイント プロジェクタ 3.指導内容 単元目標 : (2位数)+(2位数),(百何十何)− (2位数)の筆算の仕方について理解し,計算することができる。 ・筆算のよさがわかり,すすんで活用しようとする。【関心・意欲・態度】 ・既習の2位数の計算をもとにして,百の位に繰り上がるたし算とそのひき算の計算の仕方を考えることが できる。 【数学的な考え方】 ・2位数までのたし算とその逆のひき算を繰り上がりや繰り下がりに気をつけて,正しく筆算で計算するこ とができる。 【表現・処理】 ・ 繰り上がりや繰り下がりの処理を通して,十進位取り記数法についての理解を深めることができる。 【知識・理解】 4.指導計画 第一次(たし算) ・十の位が繰り上がる筆算 ・十と一の位が繰り上がる筆算 ・3口のたし算 ・たし算の筆算の練習 第二次(ひき算) ・百の位が繰り下がる筆算 ・十と百の位が繰り下がる筆算 (百何十何)―(2位数) ・十と百の位が繰り下がる筆算 (百何)―(2位数) ・十と百の位が繰り下がる筆算 (百)―(2位数) 第三次 ・加減の演算決定,作問,計算練習 5.実践 ・教科書とほぼ同じ形や配色の動画を用い,実物を操作させることで,児童に理解し易くなると考えた。 活用の利点 ・ 課題をスクリーンに投影しながら,繰り返し声に 出させることで,定着をはかることができる。 ・計算棒の図を表示させるのに,スムーズに行える。 ・計算の流れを繰り返し提示することが容易である。 ・児童手の動きに合わせて,速度を調整できる。 6.成果と課題 機器の活用において 数え棒の絵や映像を見たり操作したりする機会を多く設けることができた。また,毎時間同じパターンで 進めたので,児童も見通しを持って課題に挑戦することができた。さらに,プロジェクタの活用は児童にと って新鮮であり,歓声や拍手がおこった。楽しいと感じる児童の反応が,教室に柔らかな雰囲気を広げ,苦 手意識を持つ児童にいい影響をもたらした。児童のワークシートと同じものを黒板に映し出し,複合的な仕 掛けをもって進めていくことにおいても効果的であると感じた。 児童の意欲について 今までプリント配布しても,すぐに解くことをあきらめていた児童が,進んで学習に取り組むことができ るようになった。数字ではなく具体物を扱ったり,板書の計算棒を正しく描き写したりする事を通して,描 く事に慣れていった。すると,実際に筆算で計算したりすることもできるようになり,与えられた課題をク リアする成功体験を重ねながら,児童らは自分の力を実感することができた。視覚支援の効果を実感した。 今後は,児童が実感した「できた!」を,繰り返し練習して定着させることが必要である。 -9- - 10 -
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