分数の計算のしかたを考えよう

前芝小学校
1
5 学年
電子黒板活用実践報告
算数「分数の計算のしかたを考えよう」
(1)
指導時間
(2)
ねらい
のべ9時間(内、電子黒板利用1時間)
今年度の 5 学年の算数は移行措置により、約分や通分といった内容が 6 年生から移行した。この内容は小
学校の算数の中でも、つまずきやすいところであり、約分や通分のやり方をしっかり定着させたいと考えた。
そこで、この単元では図を使うことで、通分の意味を理解させることをねらいとした。
(3)
実践内容
○1/2と1/3のたし算の仕方について考える
① あらかじめエクセルで作った 5 ㍉方眼の画像データを用意し、
教材提示用 PC にそのデータを入れておき、授業開始後電子
黒板に表示しておいた。
② 子どもたちには、ノートに自分の考えを図でかかせた。
③ 子どもたちに自分の考え(図)を電子黒板にかかせて、発表させた。
④ 友だちの図を使いながら説明する子もいたため、かかわりが生ま
れた。
(4)
成果と課題
電子黒板に表示された方眼がノートと同じであるために、子どもたちは図をかきやすそうだった。また、
かいた物を記録することができるので、次時にも提示できるなど、黒板にはない機能を活用できる。間違え
ても、かく1つ前の状態に戻すことができるので、修正しやすかった。今回は方眼を用意したが、線分図や
グラフ用紙なども用意して、活用の幅を広げたい。
2
理科「ふりこの動き」
(1)
指導時間
(2)
ねらい
のべ4時間(内、電子黒板利用2時間)
この単元では、条件を変えながら振り子のさまざまな実験を行っ
ていく。前時の板書を電子黒板で提示することで、前時と本時の実
験結果を比べ、振り子の動きの違いを見つけさせることをねらいと
した。
(3)
実践内容
○振り子の長さを変えると 1 往復する時間が変わるのかを知る。
① 前時(振れ幅を変える)の板書を電子黒板に表示した。
② 電子黒板の機能を使い、前時の実験結果を拡大して提示し、
本時の実験と比べた。
③ 2つの実験結果から、振り子の長さが変わると 1 往復する時
間が変わることを数値で比較し確認した。
(4)
成果と結果
大型テレビの画面では、表示された板書の字が小さく見えにくい
こともあった。しかし、電子黒板の拡大機能を使うとはっきりと見
えるため、視覚に働きかける効果が高かった。また、書き込むこと
もできるため、前時の板書を活用し、学習の連続性が生まれた。
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※上記の図にあるのは大型テレビです。