DEX PRESS RELEASE 平成 17 年 9 月 1 日 各 位 デザインエクスチェンジ株式会社 代表取締役社長 丸山 耿介 (コード番号 4794 東証マザーズ) 問合せ先 総務法務部 部長 三野 泰 ( TEL.03−5704−7356 ) 「株式会社アイシーピーからの株主提案に対する 弊社からの質問についてのお知らせ」 本日、弊社は、株式会社アイシーピーに対して、同社の平成 17 年 8 月 25 日付け「デザインエクスチ ェ ン ジ 株 式 会 社 へ の 株 主 提 案 の お 知 ら せ 」( 以 下 「 本 件 株 主 提 案 」 と い い ま す 。 http://www.icp5.co.jp/050825pressfinal.pdf参照)に関して質問を行いましたので、その内容につ いて下記のとおりお知らせします。 記 1. 弊社から株式会社アイシーピーに対する質問の内容について (1) 「モバイル事業を核とした総合コンテンツ企業への拡大」について 貴社は、本件株主提案において、モバイル事業を弊社の新たな中核事業とすること等を目指すと して、新任取締役候補者はモバイル事業において高い経営能力、実績を有していると述べられ ています。 しかし、新任取締役が経営者である米国 BBMF 社(ビービーエムエフ株式会社の親会社)の業績 は以下のとおり決して良好とは言えません。 それにもかかわらず、何を根拠に新任取締役候補の経営能力、実績をそのように高く評価された のでしょうか。 また、米国 BBMF 社が本年 7 月に米国 NASDAQ の OTCBB への株式の登録取り止めを申請された理由 と、同じく本年 7 月に会計監査人との監査契約を打ち切られた理由をお教え下さい。 〔参考:BBMF CORPORATION 業績〕 (単位:百万円、換算レート 1$/111 円) 2004/12 期 2003/12 期 2005 第1四半期 売 上 高 66 0 50 純 利 益 ▲197 ▲31 ▲71 (出所:BBMF CORPORATION) (2) 「買収、提携戦略」について 貴社は、本件株主提案において、 「新任取締役候補者は株式会社ビービーエムエフにて短期間で 多数の買収案件を成就し、買収後のコストオペレイションの徹底による短期収益化モデルを実 現するノウハウを有しております。 」と述べられています。 しかし、株式会社ビービーエムエフが米国 BBMF 社の子会社且つ経営者が同一ということと、上 記業績を勘案すれば、貴社が主張している点は理解しかねます。 1 DEX PRESS RELEASE 上記ノウハウとは、具体的にどのような内容なのでしょうか (3) 「Web コマース事業の成長戦略」について 同じく本件株主提案において「新任取締役候補は、中国南京に 200 名を越すプログラマを抱える IT 開発拠点をマネジメントしており、オフショア開発によるローコストオペレイションの経験 に長けております。この中国開発拠点は、Web コマース事業、モバイル事業をはじめ DEX の全事 業、新規事業の開発拠点として集約することが可能であり、これにより圧倒的なコスト競争力 と開発スピード、クオリティを実現する事を目指します。 」と述べられています。 しかし、中国の開発拠点を擁している米国 BBMF 社の上記業績を鑑みれば、このような計画が実 現可能とは考えにくいです。貴社は米国 BBMF 社が擁する中国南京のシステム開発拠点の開発実 績、収支等どの程度実態を把握されていますか。 (4) 「利益計画」について 貴社は、本件株主提案において、 「平成 18 年 12 月期の経常利益 2 億円以上を新任取締役候補者 が選任された以降の経営陣のコミットメント(株主への誓約)とします。 」と述べられています。 しかし、新任取締役候補の直近の経営実績が上記のとおりであれば、今回の貴社提案にある業績 に対するコミットメントについて、判断材料が乏しく、根拠のあるコミットメントとは思えま せん。 そこで、かかるコミットメントの具体的な裏付けを示してください。 2. 弊社の考え方 今回、弊社が株式会社アイシーピーに対し質問を行う理由は、弊社の正確な経営判断の材料とする ためだけではなく、弊社には株主その他全利害関係者に対し正確な判断材料を提供する使命があるか らです。 もし、今回の提案が本当に弊社の企業価値向上、及び従業員等の幸福に資するものであれば、是非 友好的な方法で進めていきたいと考えます。一方、この提案が何ら弊社の企業価値、及び従業員等の 幸福に資するものでないのであれば、弊社としては賛同し兼ねます。 弊社としましては、今後も引き続き経営陣、従業員一丸となって、実体を伴った企業価値向上に努 めていく所存であります。 3. 株主提案に対する対応について 弊社から平成 17 年 8 月 31 日付プレスリリースにてお知らせしているとおり、当該請求が法的要件 を具備しているかどうか現在確認中であり、確認でき次第株主提案に対する対応をリリースする予定 です。 4. 本件に関する問合せ先 デザインエクスチェンジ株式会社 総務法務部 部長 三野 泰 TEL.03-5704-7356 E-MAIL:[email protected] HP URL:www.dex.jp 以 上 2
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