第 21 回日本母乳哺育学会学術集会 回日本母乳哺育学会 - SQUARE

第 21 回日本母乳哺育学会学術集会
日本母乳哺育学会主催「
日本母乳哺育学会主催「第二回母乳育児勉強会」
第二回母乳育児勉強会」のお知
のお知らせ
昨年の第 20 回日本母乳哺育学会より学会ににあわせて、母乳育児についての勉強会を始
めました。昨年は「なぜ今母乳か」という演題で和歌山県立医大小児科名誉教授の小池通夫
先生に基調講演をお願いいたしました。その後実際に各地で母乳を進めながら、困難に直
面している産科医,助産師の 3 人の方たちにその具体的内容と今後の展望、解決案を話し
ていただきました。また時間の制限はありましたが、参加者の提案や意見も聞く機会に恵
まれ、第一回の勉強会としては有意義な会であったと多くの評価をいただきました。
今年の学術集会はSMC根津先生のお膝元、長野県上諏訪で開かれます。
勉強会のテーマは母乳育児においていつも問題となる「補足」に焦点を当てます。日本では
古来、母乳が十分に出るまでの間、お白湯や糖水を赤ちゃんに与えることが日常化されて
きました。しかし、1990 年の「母乳育児成功のための 10 か条」の第 6 条に「医学的適応がな
い限り母乳以外与えないようにしましょう」と述べられています。それでも実際の臨床の場
面では生理的体重減少が 7%を超えることは珍しくありませんし、白湯や糖水でその場をし
のいでこられた医療機関も数多いことと思われます。一方、AAP〔アメリカ小児科学会〕
の勧告では医学的適応があった場合には糖水ではなく、人工乳を補充するよう求めていま
す。WHOやAAPも述べることが時代とともに変化しています。また国により入院期間
や育児の仕方、生活様式さえ異なるのですから、そのままを鵜呑みにして良いわけはない
のかもしれませんし、むしろ世界一赤ちゃんの死なない国から正しい情報を発信する時代
になったのかもしれません。
母乳哺育学会は、古くから多くの大学で研究されている小児科医や基礎の研究者、臨床
の場で悪戦苦闘している産婦人科医や助産師、看護師、それもWHO、ユニセフの方法を
基盤としている日本母乳の会やJALCの人たち、SMC、桶谷式をすすめている方たち、
学生さんや大学などの教育に携わる人たち、および保母さんや人工乳を作っている乳業の
研究者さえもが一堂に会している日本で唯一の学会です。
デスカッションの時間を十分とってあります。皆様のご参加をお待ちしております。
期 日
場 所
参加費
平成 18 年 9 月 23 日(土) 午前 9 時 15 分〔受付 9 時から〕から 12 時まで
諏訪市文化センター 小ホール
2000 円(学術集会の事前申し込み時に学術集会参加費に加えてお振り込みく
ださい)
申し込み方法
学術集会事前登録申込用紙の該当項目に印をしてください。
当日参加可
プログラム 9:15-10:00 基調講演
植地正文先生〔鎌倉女子大学〕
10:00-10:30 AAP 勧告の解説
水野克己先生〔昭和大学小児科〕
10:30-12:00 シンポジウム
山田尚満先生〔西尾市 BFH〕
井上哲朗先生〔佐世保市 BFH〕
☆参加者には昨年同様、参加証を差し上げます。資格取得のために保存してください。
日本母乳哺育学会事務局
勉強会世話人代表;石井廣重
〒434-0042 静岡県浜松市小松 4498-5 石井第一産科婦人科クリニック内
TEL/FAX:053-586-6266
E-mail:[email protected]