第 6 回 - 名古屋市立大学大学院医学研究科・医学部

名古屋市立大学若手研究者ランチョンセミナー
「ゲノム・エピゲノムから見た生命機能」開催のお知らせ
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第6回
『骨格筋の恒常性維持に対する抗酸化酵素の役割』
演者:奥津 光晴
(システム自然科学研究科運動分子生物学)
日時:2016 年 9 月 27 日(火)12:15-13:00
場所:桜山キャンパス 本部棟 4F ホール(軽食提供あり)
心疾患、糖尿病や癌などの疾患は骨格筋の萎縮を誘導し、運動機能や
代謝機能の低下を引き起こす。疾患による筋萎縮は悪液質による炎症性
サイトカインや酸化ストレスの増大が要因と考えられており、これらを
軽減することで疾患による筋萎縮を抑制することができる。我々は、酸
化ストレスを増大し骨格筋萎縮を誘導するデキサメサゾン(Dex)は分泌
型の抗酸化酵素(EcSOD)を低下すること、運動や一酸化窒素の誘導体で
ある S‐ニトロソグルタチオン(GSNO)は EcSOD を増加し Dex 投与による
筋萎縮を抑制すること、骨格筋特異的 EcSOD トランスジェニックマウス
(EcSODTg)は Dex 投与による筋萎縮を抑制すること、筋萎縮を引き起こ
す心臓疾患モデルマウスは EcSODTg マウスと交配すると骨格筋萎縮が抑
制され、体重、運動負荷テストおよび全身筋力の低下も軽減されること、
運動や GSNO による抗酸化酵素の産生の増加は Keap1/Nrf2 の活性化が一
因であることなどを明らかにした。本セミナーでは、上記の内容を中心
に骨格筋の恒常性維持に対する抗酸化酵素の役割と抗酸化酵素の産生調
節機構について紹介したい。
お問い合わせ:システム自然科学研究科 中山研究室 川口隆之
TEL: 052-872-5866
[email protected]
参加申し込み:[email protected](飛び入り参加も歓迎します)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------今後のスケジュール: 10月 25日(火)12:15-13:00 本部棟4Fホール