ÿþT aro - 与野八幡小学校

平成24年度
平 成 24 年 6 月 29 日 第 4 号
学校教育目標
・自ら学ぶ子
・思いやりのある子
・たくましい子
「夢と希望をはぐくみ、子どもが輝く学校」
児 童 数 905 名
HP アドレス http//yonohachiman-e.saitama-city.ed.jp
E-mail :[email protected]
TEL 048-854-5561 FAX 048-854-5560 住所 〒 338-0003 中央区本町東 5 丁目 23 番 14 号
「江戸しぐさ」から学ぶ思いやり
校長
林
春
枝
「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五で末決まる」(読み方:みっつこころ、むっつしつけ、ここ
のつことばでふみじゅうに、ことわりじゅうごで すえきまる)という言葉があります。意味は、「3歳で
素直な心を作り、6歳で節度ある振る舞いを覚えさせ、9歳で人様に聞かれても恥ずかしくないような正し
い言葉を覚えさせ、12歳できちんとした文章が書け、15歳で道理を理解することが人間教育の基本であ
り、これらのことをいかに理解し、実践できるかによって、その子の将来は決定する」という意味です。
「江戸しぐさ」は、江戸町民の公衆マナーであり、かつ、コミュニケーションスキルと言うべきものです。
江戸時代、当時の江戸には100万人もの人が住んでいて、ヨーロッパのロンドンやフランスよりも人口の
多い、世界一の大都市でした。人口の多い街で、人々が仲良く暮らしてい
くためには、お互いのことを思いやることが必要だったのです。「江戸し
ぐさ」は、大勢が住む街の人々が上手に暮らしていく生活の知恵だったの
です。
例えば、江戸しぐさの一つに「傘かしげ」というものがあります。雨の
日に傘をさしている人間同士が狭い通りですれ違うとき、そのまま進んで
いくと傘と傘がぶつかってしまい、けんかになってしまうかもしれません
が、お互いに少しずつ傘を相手のいない方に傾けてすれ違えば、スムーズ
にすれ違うことができるのです。ほんのちょっと相手を思いやる優しさと
譲り合いで、お互いに雨にかからず、トラブルをさけ、気持ちよくすれ違
うことができます。
「こぶし腰浮かせ」という江戸しぐさは、もともとは渡し舟に先客とし
て乗り込み座っている何人かが、後から乗り込んできた客のために、座っ
ている先客が阿吽の呼吸で連鎖的に一人ひとりがこぶし一つ分席をつめ
て、後から来た乗客に席を作る動作をいいます。後から乗り込んできた客
は、先客に礼を言って座ります。現代でも、こぶし腰浮かせの状況は、電
車やバスなどの乗り物でたくさんあります。
また、「うかつあやまり」という江戸しぐさもあります。例えば、道で
足を踏まれたとき、踏んだ方が「ごめんなさい」と謝るのは当たり前です
が、この時、踏まれた方も「いえいえ、私
がうっかりしていたものですから」と謝る
のです。相手の過失を責めるのではなく、
「私も注意が足りませんでした」と謝ることにより、踏んでしまった人の
心の負担は軽くなり、その場が和みます。相手を思いやる心があれば、う
かつあやまりができますね。
他にも、
「七三歩き」
「肩引き」
「お心肥やし」・・・・・・・・・・など、
何と8000項目もあったとも言われています。そして、「七三歩き」「傘
かしげ」「うかつあやまり」の3つは、3歳から9歳までの間に身につけて
おくべきものだったそうです。是非、お子さんと共に調べてみるとよいの
ではないでしょうか。
江戸しぐさは、一見自分に不利な行為に見えるかもしれませんが、長期的に見れば、人間関係が円滑にな
り、自分自身にも大きな利益になります。本校の学校目標の一つである「思いやりのある子」は、この江戸
しぐさから学ぶべき点も多いと感じました。
毎月19日は、食育の日「早寝・早起き・朝ごはん」デーです。
毎月23日は、ノーテレビ・ノーゲームデーです。
6月2日(土)
6月14日(木)
平成24年度
運動会テーマ「あ
きらめない心、
かがやく汗 最
高の笑顔で」の
もと、6月2日
(土)に運動会
が開催されまし
た。天候にも恵
まれ、赤組も白
組も全力を尽く
し、子どもたち
は、最高の笑顔
を見せてくれま
した。子どもたちへの大きな声援、ありがとう
ございました。
浦和西警察交通課の方々が来校し、1・2年生
を対象に、信号がある場所、ない場所での横断
訓練をご指導いただきました。みんなで声をそ
ろえ、「右よし、左よし、前よし」と指さし確認
をして、横断歩道を渡りました。
6月22日(金)
多目的室において、学校評議員会、学校関係者評価委員会を
開催いたしました。今年度の委員は、池上悦三様、大熊和江様、
北川一江様、小久保雅基様、柴崎恵子様、吉野喜八様の6名の
皆様です。与野八幡小学校の子どもたちをよりよくはぐくむた
め、様々なご意見をいただきながら、教育活動の充実を図って
参ります。
6月25日(月)
授業中に子どもが倒れたことを想定した、対応訓練を実施
しました。ロールプレイを通して、子どもたちの命を守ること
を第一に考えた対応方法について、協議しました。また、6月
20日(水)には、中央消防署の救急隊員の方をお招きして、
心配蘇生法実技研修会も開催いたしました。これから水泳学習
が始りますが、AED は、誰でも使用できるようにしなければ
ならないと痛感しました。なお、AED は、職員玄関に設置し
てあります。
ていねいな言葉で話そう
7月17日(火)は、第3回目の給食費引き落とし日です。引き落としができない家庭が増加し
ております。口座残高の確認をお願いいたします。