実践問題集 ベクトル (No. 1) 内積の計算 1. 2 つのベクトル ⃗a =(1,x),⃗b =(2,−1)について,次の問いに答えよ。 (1) ⃗a + ⃗b と 2⃗a − 3⃗b が垂直であるとき,x の値を求めよ。 (2) ⃗a + ⃗b と 2⃗a − 3⃗b が平行であるとき,x の値を求めよ。 (3) ⃗a と ⃗b のなす角が π であるとき,x の値を求めよ。 3 (04 静岡大) 実践問題集 ベクトル 2. (No. 2) O を原点とする座標平面において,半円 x2 + y 2 = 1(y 0)上の 3 点 P,Q,R が,こ の順に反時計回りに並んでいる。このとき,以下の空欄をうめよ。 −→ −→ (1) OP · OQ = 1 のとき,∠POQ = である。 2 √ −→ −→ −→ −→ 3 −→ −→ 1 (2) OP · OQ = ,OQ · OR = − のとき,OP · OR = 2 2 √ −→ −→ −→ −→ 2 −→ −→ (3) OP · OQ = ,OP // QR のとき,OP · OR = 2 である。 である。 (05 会津大) 実践問題集 ベクトル 3. (No. 3) −→ −→ xy 平面上のベクトル OA = (1, 1) と 30◦ の角をなす大きさ 1 のベクトルを OB = (a, b) −→ とする。a + b と ab の値を求め,つぎに a < b のときベクトル OB を定めよ。ただし,O は座標の原点である。 (06 信州大・工) 実践問題集 ベクトル (No. 4) 内分点・外分点 4. 三角形 OAB の辺 OA を 1 : 2,辺 OB を 3 : 1 に内分する点をそれぞれ M,N とし,AN −→ − → −→ − → と BM の交点を P とする。OA = a ,OB = b とおくとき,次の問に答えよ。 −→ → → − − (1) AP : PN = m : (1 − m) とするとき,OP を m と a , b を用いて表せ。 −→ − → − → (2) OP を a , b を用いて表せ。 − → − → (3) ∠AOB = 90◦ で OP ⊥ AB であるとき,| a | : | b | を求めよ。 (06 福岡工大) 実践問題集 ベクトル 5. (No. 5) △OAB において,辺 OA を 2 : 1 に内分する点を P とし,辺 AB を 2 : 3 に内分する点を Q と −→ − → −→ − → −→ − →− → −→ する。OA = a ,OB = b とおくとき,PQ を a ,b を用いて表すと PQ = である。また,辺 OB を m : n(m > n)に外分する点を R とし,3 点 P,Q,R は同一 直線上にあるとする。このとき,m : n = である。 (06 福岡大・理系) 実践問題集 ベクトル 6. (No. 6) △OAB において,辺 AB の中点を M,辺 OA を 2 : 1 に内分する点を D,辺 OB を 3 : 1 −→ − → −→ − → に内分する点を E とする。OA = a ,OB = b とするとき,次の問いに答えよ。 −−→ −−→ − → − → (1) MD,ME を a , b で表せ。 −−→ −→ −−→ −→ (2) MD ⊥ OA,ME ⊥ OB のとき,OA : OB : AB を求めよ。 (06 宇都宮大・理系) 実践問題集 ベクトル 7. (No. 7) △OAB において,辺 OB の中点を M,辺 OA を h : (1 − h) (0 < h < 1) に内分する点 を D とし,線分 AM,BD の交点を E とする。次の各問に答えよ。 −→ − → −→ − → −→ − → − → (1) OA = a ,OB = b とするとき,OE を a , b および h で表せ。 √ −→ −→ −→ 7 のとき,h の値を求めよ。 (2) |OA| = 3,|OB| = 4,∠AOB = 60◦ ,|AE| = 2 (06 琉球大・教育,農) 実践問題集 ベクトル 8. (No. 8) 三角形 OAB において,辺 AB を 2 : 1 に内分する点を P,線分 OP を k : (1 − k) に内分す −→ − → −→ − → る点を Q とし,直線 AQ と直線 OB の交点を R とする。OA = a ,OB = b として,次 の問いに答えよ。ただし,実数 k は 0 < k < 1 の範囲を動くものとする。 −→ − → − → (1) OQ を k , a , b で表せ。 −→ − → (2) OR を k , b で表せ。 (3) 直線 PR が直線 AO に平行になるとき,k の値を求めよ。 (06 新潟大) 実践問題集 ベクトル 9. (No. 9) −→ −→ −→ 平面上に 1 辺の長さ 1 の正三角形 OAB と OC = 2OA + OB で定まる点 C がある。線分 −→ −→ AB と OC の交点を D とする。線分 CD 上の C,D とは異なる点 P について,OP = tOC とおく。 (1) t の範囲を求めよ。 −→ −→ (2) |PB|2 = 4|PA|2 を満たす P について,t の値を求めよ。 (3) (2) の P について,∠APB の大きさを求めよ。 (06 群馬大) 実践問題集 ベクトル 10. (No. 10) △OAB において,辺 AB を 1 : 2 に内分する点を C とし,辺 OA の延長線上に点 D をと −→ −→ り,OD = xOA(ただし x > 1)とする。2 点 C,D を通る直線と辺 OB が交わる点を E −→ −→ とする。ここで,OE = y OB とし,点 C は線分 DE を t : (1 − t) に内分しているとする (ただし 0 < t < 1)。 (1) x, y を t で表せ。 (2) △OAB の面積を 1 とするとき,△ODE の面積を t で表せ。また,△ODE の面積の最 小値と,そのときの t の値を求めよ。 (06 東京海洋大) 実践問題集 ベクトル (No. 11) 空間ベクトル 11. −→ O を原点とする座標空間内の 2 点 A(1, 1, 2),B(2, 4, 1) を通る直線上に点 P をとる。AB −→ と OP が直交するときの点 P の座標を求めよ。 (06 信州大・理,医) 実践問題集 ベクトル 12. (No. 12) 次の空欄にあてはまる数値を解答欄に記入せよ。 (1) 3 点 A(1, 4, 3),B(5, 3, 2),C(3, 2, 4) を頂点とする三角形がある。このとき,ベク −→ −→ トル AB,AC のなす角は である。また,△ABC の面積は で ある。 − → − → − → − → → − (2) ベクトル a = (3,4,3),b = (3,1,4),c = (2,1,2) がある。このとき, a + t b と → − − → b + t c が直交するならば,実数 t = である。 (05 早大・政経) 実践問題集 ベクトル 13. (No. 13) 空間内の 3 点を A(1, 4, 5),B(3, 6, 7),C(3, 5, 7) とする。直線 AB と,C から直線 AB に引いた垂線との交点を H とする。 このとき次の問いに答えよ。 −→ −→ (1) AH = tAB を満たす実数 t を求めよ。 (2) △ABC の面積を求めよ。 (06 群馬大・教育) 実践問題集 ベクトル 14. (No. 14) −→ 空間内に 4 点 O(0, 0, 0),A(1, 1, 1),B(−1, − 1, 1),P(x, y, 0) がある。ベクトル AO −→ −→ −→ と AP が直交し,ベクトル BO と BP のなす角が 60◦ となるとき,x, y を求めよ。 (05 和歌山大) 実践問題集 ベクトル 15. (No. 15) 空間内の 3 点 O(0, 0, 0),A(2, 1, −2),B(−2, 3, −2) を通る平面 π と点 P(5c, c+1, c−1) を考える。次の問に答えよ。 (1) 点 P が平面 π 上にあるように,定数 c の値を求めよ。 − → (2) 平面 π に垂直な大きさ 1 のベクトル (単位ベクトル) e の成分表示を求めよ。 (3) 点 P は平面 π 上にないとする。 点 P を通り平面 π に垂直な直線 l と平面 π との交点 H の座標を,c を用いて表せ。 (4) 点 P は平面 π 上にないとする。 平面 π に関して,点 P と対称な点 Q の座標を,c を用いて表せ。 (06 早大・社会科) 実践問題集 ベクトル (No. 16) 四面体 16. → −→ − − → −→ O を原点とする空間座標に 2 点 A(1, 0, 3),B(2, 5, − 4) をとり, a = OA, b = OB と おく。次の問いに答えよ。 → → − − (1) a , b のなす角を θ (0◦ θ 180◦ ) とするとき,sin θ の値を求めよ。 −→ − → − → (2) ベクトル OC が a , b のいずれとも垂直になるような点 C(x, y, z) のうちで z = 1 となるものを求めよ。 (3) 原点 O と (2) で求めた点 C を通る直線を l とする。点 D(0, 0, 7) から l に下ろした垂 線が l と交わる点を P とする。P の座標を求めよ。 (4) 四面体 OABP の体積 V を求めよ。 (06 東京農工大) 実践問題集 ベクトル (No. 17) 1. (1) x = −3, 5 (2) x = − 1 2 2 √ √ 3 2 2. 60◦ , − , − 2 2 √ √ √ √ 6− 2 6+ 2 3. a = ,b = 4 4 √ (3) x = −8 ± 5 3 −→ − → − → 4. (1) OP = (1 − m) a + 3 m b 4 −→ − → − → (2) OP = 1 a + 2 b 9 3 √ − → − → (3) | a | : | b | = 6 : 1 − → − → 5. − a + 6 b , 4 : 3 15 −−→ − → → −−→ − − → → − 6. (1) MD = 1 a − 1 b ,ME = − 1 a + 1 b 6 2 2 4 √ √ √ (2) 3 : 2 : 3 −→ 7. (1) OE = → → − h − a + 1−h b 2−h 2−h (2) h = 2 3 − → − → −→ 8. (1) OQ = k a + 2 k b 3 3 −→ − → 2k b (2) OR = 3−k (3) k = 3 4 9. (1) 1 < t < 1 3 2 10. (1) x = , y= 1 3(1 − t) 3t (2) t = 3 7 2 8 1 ,最小値 ,t = 9(1 − t)t 9 2 ( ) 11. P 9 , 5 , 24 11 11 11 (2) △ODE = 12. (1) 45◦ , 9 2 (2) √ −21 ± 66 15 13. (1) 5 6 √ (2) 2 (3) 120◦ 実践問題集 ベクトル ( 14. (x, y) = 3± √ 2 69 , (No. 18) 3∓ √ 2 69 ) (複合同順) 15. (1) c = 0 ) ( ) − → ( (2) e = 1 , 2 , 2 , − 1 , − 2 , − 2 3 3 3 3 3 3 (3) H(4c, 1 − c, − 1 − c) (4) Q(3c, 1 − 3c, − 1 − 3c) √ 7 16. (1) 3 ( ) (3) P − 3 , 2, 1 2 2 −→ (2) OC = (−3, 2, 1) (4) V = 35 6
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