議員一般質問通告書 - 東松島市

平成24年2月21日開会
平成24年第1回東松島市議会定例会
議員一般質問通告書
東松島市議会
≪ 議員一般質問 目次 ≫
平成24年第1回定例会
順
位
第1位
第2位
第3位
氏
名
熊谷
昌崇
件
3
1 石巻青果市場と災害協定を締結せよ
4
2 復興への土地利用について
5
3 南区排水機場は早期の建設を図れ
6
4 矢本蛇田線の都市計画道路を整備せよ
7
1 防災教育について
8
五ノ井惣一郎
菅原
節郎
古川
泰廣
2
第5位
第6位
第7位
第8位
第9位
頁
1 大震災における市独自の補助について
1
第4位
名
上田
阿部
多田
小野
丹野
勉
としゑ
龍吉
発生が想定されている大地震と津波対策の早期取り組
みを
被災者サポートセンターの運営と在宅被災者支援につい
て
9
11
1 学区編成についての指針について
12
2 仮称復興事業特別検査室を提案する
13
3 被災者の二重ローン回避支援策を問う
14
1 復興計画の「心のケア」を問う
15
1 公園・運動施設等の復興に関して
16
1 観光産業の普及と今後の公社の取り組みについて
17
2 教育環境の改善・改革について問う
18
1 被災した行政区の今後の在り方について
19
幸男
幸男
-1-
第10位
第11位
第12位
第13位
第14位
第15位
八木
八木
阿部
新貝
佐藤
繁次
1 復興請負契約の入札対応について
20
2 復興事業の現場を担当する職員の確保は
21
3 民間投資促進特区(仮称)について
22
1 慰霊公園の整備について
23
2 防潮林整備について
24
1 これからの農業振興について
25
2 消防団について
26
1 人口流出の防止と定住促進を図れ
27
1 電子自治体への推進は可能か
28
2 学校の防災機能強化策について伺う
29
1 仮設住宅の住環境整備などについて
30
2 被災者の住宅再建に独自補助を
31
登喜雄
勝德
貢一
筐子
長谷川
博
3
第16位
佐藤
市独自に食品の放射能検査機器を導入し検査体制を整備
すべき
32
1 学校の震災避難誘導検証を問う
33
2 震災移転について
34
富夫
【質問者数16人 ・質問件数31件】
-2-
氏
名
第1位
熊
谷
件
名
要
旨
1.大震災にお
大震災からもう少しで1年が経とうとしているが、これ
ける市独自の補 から、集団移転や集団移転地以外の人々も自宅の再建を考
えている人も多いが、再建にとって重要な問題が資金であ
助について
る。そこで、被災沿岸市町村では、独自の補助を実施する
動きが見られる。そこで、本市でも考えるべきと思料する
が、市長の考えは如何に。
昌
崇
【答弁を求める者
-3-
市長】
氏
名
第2位
五
ノ
井
件
名
要
旨
1.石巻青果市
突然の災害時には水、食料と避難場所は常に確保しなけ
場と災害協定を ればならない。本市には全国の物流の拠点である石巻青果
市場がある。広大な面積と食料、物資の確保、避難所等に
締結せよ
は最適な施設である。緊急災害時に備え、石巻青果市場と
災害協定を締結して、今後の災害時への対応をすべきであ
る。
惣
一
郎
【答弁を求める者
-4-
市長】
氏
名
件
名
2.復興への土
要
旨
新たな土地利用について
地利用について
五
ノ
(1)
集団移転地の計画が示されているが、矢本2カ所の
地権者との話し合いはどのように進んでいるか。
井
惣
(2)
企業誘致はこれからの復興まちづくりには雇用が重
一
要な課題である。今後の企業誘致団地として本市東部
郎
地区(石巻港 IC 北側)を新たに考えるべきだ。
(3)
赤井小学校の就学児童が減少している。このままだ
と地域のまちづくりにも影響する。地元でも学校前の
農地を住環境が一体となった公営住宅等の土地利用
を、との声が高い。未来を担う児童の環境にも最適の
場所である。
以上3点について伺う。
【答弁を求める者
-5-
市長】
氏
名
件
名
3.南区排水機
場は早期の建設
五
ノ
井
を図れ
要
旨
震災前から赤井駅周辺は台風の度、住宅浸水に脅えてき
た。これまで幾度も南区排水機場の再整備を提言してきた
がかなわず、今回の災害でやっと認められた。定川堤防の
嵩上げと同時進行では遅すぎる。住民の安全、安心のため
にも早期の整備を図れ。
惣
一
郎
【答弁を求める者
-6-
市長】
氏
名
件
名
4.矢本蛇田線
の都市計画道路
五
ノ
井
を整備せよ
要
旨
この路線は平成11年3月県都市計画地方審議会を経
て、都市計画道路に決定している。今では本市と石巻市と
の広域間の幹線道路として大変重要な路線である。今後の
避難道路としても是非都市計画道路として早期の整備が必
要である。考えを伺う。
惣
一
郎
【答弁を求める者
-7-
市長】
氏
名
第3位
件
1.防災教育に
ついて
菅
名
要
旨
市教育委員会は1月12日に防災教育(地震災害)の指
針を作成し、市内14小中学校に通知した。その内容は計
画に位置付けておくべき事項7項目と、記載しておくべき
事項5項目からなっており、先の震災から得た教訓を踏ま
原
えたものだとしている。震災発生時の対応としては、よく
できていると評価するが、以下につき提言を踏まえて伺い
節
たい。
郎
(1)
教育委員会は今回の震災を防災教育の面から、どの
ように総括したのか。
(2)
計画の中で各校に防災教育主任の配置を求めている
が、その職務の内容はどのようなものか。
(3)
これまでは地震発生後の津波襲来を想定した避難訓
練をしていなかったのか。
(4)
備蓄品の中に乾電池や発電機等も含んではどうか。
(5)
情報の収集には触れているが、情報の発信の項目も
同様に含んではどうか。(無線機の配備等)
(6)
学校の管理外時の対応策は。
【答弁を求める者
-8-
教育長】
氏
名
第4位
件
名
1.発生が想定
されている大地
古
震と津波対策の
早期取り組みを
川
泰
広
要
旨
アウターライズ地震がたび度テレビで取り上げられて
いる。東北の太平洋沖での余震のことであるが、マグニチ
ュード8クラスの余震の可能性があると言われ、揺れが小
さくても大津波になる可能性があり、局地的には10mも
の津波になる所もあると言われている。同じような内容
で、海洋研究開発機構チームの観測で発見し米科学誌電子
版に発表した内容の記事が1月31日付け河北新報に掲
載されており「1993年の昭和三陸地震(M8.1)と似
たタイプで、断言はできないが発生しやすくなっている」
としている。精度の高い地震予知が確立されていない今
日、マスコミの警鐘に耳を傾け、今にでも発生するかもし
れないこの地震対策について復興まちづくり計画の中で
早期に取り組むべきとの観点から以下について伺う。
(1)
復興まちづくり計画で、東松島市が目指す将来の3つ
の姿のうち「災害に強く安全なまち」づくりには、何よ
りも東日本大震災のあらゆることをしっかりと検証す
ることが極めて重要であり、復興まちづくり計画書にも
検証する旨、記されているがその検証の手法と結果につ
いて伺う。
(2)
避難道路整備事業の計画では、予定路線として、県道
1路線、市道12路線となっているが、聞くところによ
ると平成24年度の復興交付金事業計画書には新たに
立沼鹿妻線が加わり、台前亀岡線が削除されていると聞
いているがその理由は、また道路幅員は現地の状況にか
かわらず一律、片側歩道付き2車線車道の9.25mと
なっていると聞いているが歩道は両側に設置すべきで
あり、現場状況により幅員を拡大すべきと思料されるが
伺う。
(3)
避難道路整備事業の事業期間が10年となっている
が、前述の懸念される余震のこともあり、早期完成に取
組むべきである。
(4)
避難道路は12路線だけでなく複線ルートも必要で
あり、また海岸部から内陸部への避難道路への横からの
アクセス道路も必要と思料されるが、その計画は
(5)
沿岸部に津波避難施設を整備する津波避難施設整備事
業の事業期間が計画書では中期5年以内となっている
が復興交付金事業計画では27年度、28年度以降と聞いて
いる。計画書の事業期間通り5年以内に整備すべき
-9-
氏
名
件
名
要
(6)
古
川
泰
広
旨
一時避難場所、避難所の検証結果とその対策は
(7)
防災無線(戸別受信機、外部拡声器)の整備状況と計
画について伺う。
(8)
懸念される余震対策として、早期の取組みが必要と思
料される防災に関するハード面の課題を取り上げたが、
復興まちづくり計画では、防災集団移転促進事業や災害
公営住宅整備事業をはじめ医療・福祉・教育等多岐に亘
る膨大な事業量と事業費になっているが、市民の求める
スピード感のある業務執行に当たるための人的強化に
ついて伺う。
【答弁を求める者
- 10 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
(1) 地域サポートセンターは矢本東、矢本西、そして鳴瀬
の3地区に設置され、それぞれ訪問支援員による訪問活
ートセンターの
動を中心に活動をおこなっているが3地区全てのサポ
運営と在宅被災
ートセンターではないが、仮設住宅入居者のニーズに十
分に応えきれていないセンターがあり、自治会組織と十
者支援について
分話合う必要があると思料される。
また、訪問見守り活動では、民生委員の活動と重複
するところがあり、関係部署で協議すべきである。
2.被災者サポ
古
川
泰
広
(2) 在宅被災者支援活動で平成23年度約1,600世帯
を対象に訪問調査し総合相談支援を行うことになって
いるが、現状と支援内容を伺う。
【答弁を求める者
- 11 -
市長】
氏
名
第5位
上
田
勉
件
名
要
旨
1.学区編成に
今回の震災により、市内小中学校は、大きな被害を受け
ついての指針に た。特に野蒜地区は未曾有の被害を受け学校のあるべき姿
について検討が進められているところである。
ついて
総じて、鳴瀬地区の小中学校の施設としての再編や学区
を含めて現在検討中で在り近々結論が出ると聞く。
しかしながら、承知のとおり今回の災害により、児童生
徒は各地に分散せざるを得なくなり、それが、仮設住宅で
あったり学区外からの通学となっている。
承知のとおり矢本地区の小中学校も同様な状況である。
今後仮設住宅での長期間での生活、学区外からの通学を
継続することは、子どもや保護者にとっても大きな精神的
負担も生じてくる。
矢本地区はあと、15年もすると、全小中学校は建て替
えの時期に入る。
現状を踏まえ今後の市全体としての学区の考え方、教育
体系の考え方等についてのあり方を問う。
【答弁を求める者
- 12 -
教育長】
氏
名
件
名
要
旨
2.仮称復興事
上
24年度からいよいよ復興事業が本格化する。
質の高い事業執行を促すため、中間検査をはじめとする
業特別検査室を
復興に関するあらゆる事業の検査態勢を確立し、特別チー
提案する
ムでの監視態勢を強化してはどうか。
田
【答弁を求める者
勉
- 13 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
3.被災者の二
上
田
勉
先の新聞報道によると、仙台市では住宅金融支援機構が
重ローン回避支 東日本大震災で自治体の集団移転に参加する住宅ローン契
約者を対象に、被災した土地などの抵当権放棄と返済減免
援策を問う
の検討に入ったとある。
実現すれば住宅再建を目指す被災者にとっても二重ロー
ンの回避につながると共に、移転事業も加速すると思われ
る。
国の第4次補正の中身が不明な面もあるが、当市の取組み
の現状と、被災者支援の進め方を問う。
【答弁を求める者
- 14 -
市長】
氏
名
第6位
件
名
1.復興計画の
要
旨
昨年12月議会で承認された「復興まちづくり計画」に
「心のケア」を より、集団移転計画の説明会が開催されて、被災住民はあ
阿
問う
る程度の希望を見出したと思われる。
しかし、これから10年の復旧・復興そして発展へのス
部
タートラインを少し進んだ程度の今、現実的には様々な困
難も予想される。「復興まちづくり計画」によれば、(2)
と
の安心して心豊かに暮らせる生活環境の向上の中に、被災
した市民の心と身体のケアに努めるとある。
し
ゑ
(1) 短期3年以内の事業となっているが、心身のケアは
急いでやらなければならない。心身のケアを必要とす
る市民をどのように捉えているか。また事業期間は緊
急性のあるものとすべきと思う。
(2) きめ細やかな事業を行う為には、市役所本体だけで
なく被災した各市民センターを早期に復旧し、それぞ
れの地区における事業を展開すべきと思う。その考え
は。
(3) 心身のケアには、文化芸術活動も必要である。社会
教育団体の中には、活動を休止あるいは縮小している
と聞いているが、推進の啓発の考えはあるか。
教育環境の充実には、子供の心を支援する教師の為
の心のケア研修事業とあるが。
(4) 緊急1年以内の事業であるが、すでに 1 年が過ぎよ
うとしている現在、どの程度進んでいるか疑問である。
具体的に、その内容と成果について伺う。
【答弁を求める者
- 15 -
市長・教育長】
氏
名
第7位
多
田
龍
件
名
1.公園・運動
施設等の復興に
関して
要
旨
震災後の復興まちづくりについては、集団移転等の地区
説明会を経て、今後は個別の聴き取りで、個々の住宅の再
建がより具体的に明らかになり、移転住宅や災害公営住宅
整備を定めた復興計画が進展するものと期待している。併
せて、学校施設、福祉・介護施設、体育施設などの公共施
設も一体的に整備されるが、以下のことにつき伺いたい。
(1)
被災した奥松島運動公園を移転整備し、防災公園とし
て拠点化を図るとあるが、防災公園としての整備計画の
骨子と財源確保の見通しについて。
(2)
松島野外活動センターを宮戸里浜に移設するよう県
に要望をしているが、文化財保護上の制約と留意点につ
いて。
(3)
環境未来都市を目指す本市としては、絶景「余景の松
原」と称される野蒜の松林や矢本海浜緑地の再生は不可
欠な事業と考える。平成24年度復興交付金事業計画に
よると、防災緑地整備事業として事業実施主体は県と調
整された。事業期間等明示されていないが本事業につい
ての所見と今後のまちづくりとしての取組みについて。
吉
【答弁を求める者
- 16 -
市長・教育長】
氏
名
第8位
小
件
名
要
旨
1.観光産業の (1) 嵯峨渓遊覧船の今後の運行計画について
普及と今後の公
社の取り組みに
(2) 地産地消の促進に、今後、新たな取り組みの対策につ
ついて
いて
野
(3) コンビニとの提携によるアンテナショップの取り組
幸
男
みの考えは
(4) 新たな観光資源の活用に「政策観光、行政観光」の
導入について
(5) かんぽ保養センターの再利用計画はあるのか
【答弁を求める者
- 17 -
市長】
氏
名
件
名
2.教育環境の
改善・改革につ
小
要
(1) 最近増加傾向にあるいじめの対策と教職員の職場環
境の現状について
いて問う
(2)
野
旨
小・中学校に「産業学」や「結婚学」の導入の考え
について
幸
(3)
トイレの洋式化の普及率と今後の設置計画について
男
(4)
教育長独自の教育改革と教育方針の考えを伺う。
【答弁を求める者
- 18 -
教育長】
氏
名
第9位
丹
野
件
名
要
旨
1.被災した行
被災行政区の運営について野蒜地区を例に以下質問す
政区の今後の在 る。
り方について
(1) 震災以前からの区長及び市長が任命した委員が震災
後も引き続きかかわってきた。今後どのように対応す
るのか。
幸
(2)
東名運河北側居住区域に行政区の創設。
(3)
市民センターにどのような役割を求めていくか。
男
【答弁を求める者
- 19 -
市長】
氏
名
件
名
第 10 位 1.復興請負契
要
旨
震災復旧には膨大な予算を伴う事業が予定されており、
約 の入札対応に すでに他の被災自治体の契約行為は請負金額が上昇し、入
八
ついて
札不調となり、自治法による直近の請負金額により契約に
なるケースが多々あると聞く。また先日の学校備品購入で
木
は2社辞退の理由不明との答弁があり釈然としないもの
もある。次について伺う。
繁
(1)
入札辞退に対する本市対応の現状は。
次
(2) 辞退の理由が不明なもの、度重なる入札不調となっ
たものなどについて細部調査を行う考えは。
【答弁を求める者
- 20 -
市長】
氏
名
件
名
2.復興事業の
要
旨
一連の議会で質問、質疑において、事業執行にあたる職
現場を担当する 員の不足が判明した。都市再生機構、他自治体の支援を考
八
職員の確保は
えているようですが、充足に時間を要すると思う。手短な
方策に本市あるいは近隣自治体のOB再任用制度の適用
木
も考えられるが、当局の所見を伺う。
繁
次
【答弁を求める者
- 21 -
市長】
氏
名
件
名
3.民間投資促
要
旨
特区の申請後の実施要綱を問う。進出企業や再建を目指
進特区(仮称) す既存企業に対する税制の優遇措置を与えるという。対象
八
について
業種は「ものづくり産業」とし、8事業があがっている。
本市は、今後どう雇用につなげながら進めていくのか内容
木
を伺う。
繁
次
【答弁を求める者
- 22 -
市長】
氏
名
件
名
第 11 位 1.慰霊公園の
整備について
八
要
旨
震災1年目の区切りとして心を込めた慰霊祭を行う訳
だが、津波により悔いのある思いで尊い生命を奪われ、し
かも家を流失したみ霊は帰宅することもできずさまよっ
ているといわれている。一日も早く安らかに浄土への旅立
木
ちを願っている。以前に市長は慰霊碑について議員全員協
議会で説明されたが、現段階では生きてゆく上の政策が優
登
先されると思われるが、鎮魂と復興を願い慰霊地公園とし
て桜を植樹したいという奇特な方々の声がある。それらの
喜
雄
方々の協力を受け入れた公園整備をすべきと思われるが
市長の考えは。
【答弁を求める者
- 23 -
市長】
氏
名
件
名
2.防潮林整備
について
八
要
旨
東松島市復興まちづくり計画の中に第1次防潮堤の次
に海岸防災林等と書かれた多重防御断面イメージ図が示
されている。一般的には国・県との連携により整備を行っ
ているように思うが、今回は東松島市独自のアイディアを
木
取り入れた防潮林とすべきと考えるが市としてはどのよ
うな構想で取り組む考えか。
登
喜
【答弁を求める者
雄
- 24 -
市長】
氏
名
件
名
第 12 位 1.これからの
要
旨
東日本大震災により本市の農業は甚大な被害を受けた。
農業振興につい 復興まちづくり計画では、短期3年以内の復旧が示され現
阿
て
在除塩などが進められている。しかしながら、震災からの
復興まちづくりに関するアンケート調査によれば農家世
部
帯の4割近くが「農業を続けない」と回答したとある。こ
の事は本市の基幹産業と位置付けている農業の非常事態
勝
德
である。復興まちづくり計画でも希望ある産業ビジョンを
つくって行くとあるが、あらためてこれからの東松島市の
農業振興策について伺う。また、先般政府がTPP交渉参
加を表明したがTPP参加は本市の農業振興を大きく阻
害すると思われるが見解を伺う。
【答弁を求める者
- 25 -
市長】
氏
名
件
名
2.消防団につ
いて
要
旨
昨年の大震災における消防団の活動に対し多くの市民
から感謝の言葉が寄せられた。改めてその重要性が認識さ
阿
れたと思うところである。以下2点について伺う。
部
(1)団員の確保について
勝
(2) 消防団の災害対応マニュアルの作成を急ぐべきと思
德
うがどうか
【答弁を求める者
- 26 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
第 13 位 1.人口流出の
新
貝
貢
一
本市の人口は、震災前の平成23年1月1日現在43,
防止と定住促進 156人だったが、震災により1,000人を超える犠牲
者を出し大幅な人口の減少となってしまった。また、本年
を図れ
1月1日現在の人口は40,722人で、昨年の同月と比
べ、2,434人の大幅な減少となっており、その傾向は
まだ続いていると聞いている。震災で犠牲になられた方の
減少を考えても、更に多くの方が市外に転出していること
がわかり、このままで行くと本 市の人口は4万人を割る可
能性があると思う。震災前は若干ながらも、県内で数少な
い人口増加を自慢してきただけに、なんとかして現状に歯
止めをかける必要があると考える。
今後、集団移転事業が始まり地価の問題や移転先の問題、
行政の条件など多くの事情により、更なる人ロ流出が発生
する可能性がある。市の人口は自治体の行政活動の根幹を
成すものである。何としても定住を促進し、更なる人口流
出を防止しなけ ればならないと考えるが、市長に次の点に
ついて伺う。
(1) 本市の平成23年の人口移動について、またその原因
の分析と対応策について。
(2) 復興まちづくり計画では、人口減少に対する政策はど
のようになっているか。
(3) 住宅流出など被災された方の住宅再建に対する定住促
進策と市独自の支援策は。
【答弁を求める者
- 27 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
第 14 位 1.電子自治体
佐
今回の震災を受けて、電子自治体の推進が打ち出された
への推進は可能 が本市の対応はどうか。また、職員が不足気味な中で住民
の利便性向上や行政運営の効率化、災害への備え、新たな
か
国の政策に対して市長の考えを伺う。
藤
筐
【答弁を求める者
子
- 28 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
2.学校の防災
佐
藤
文科省は24年度に公立学校施設の耐震化及び防災機
機能強化策につ 能の強化等を打ち出し、前年度805億円の予算を1,2
46億円とした。うち復興特別会計は667億円である。
いて伺う
本市がこれまでも取り組んできたことは承知しているが、
設備や訓練などこれから取り組む新たな考えを伺いたい。
筐
【答弁を求める者
子
- 29 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
第 15 位 1.仮設住宅の
長
谷
川
博
9月議会でも防寒対策などを質したが、今回は市内の仮
住環境整備など 設居住者を対象に実施させて頂いた独自のアンケートに
寄せられた300名余りの回答をもとに伺う。
について
(1) 厳冬期を迎え、水道凍結への不満を示す回答が多数
を占めた。建設された仮設住宅がそもそも寒冷地に適
合した仕様でなかったのではないか。あるいは業者に
よる施工ミスによるものかどうか。事後の凍結対策は
十分講じられたか。また、不具合として結露やすきま
風を訴える回答も多数見られたがこれらへの対応策
は。
(2) 「不満」の回答事項、あるいは「やや満足」だが要
望意見として風呂の追いだき機能の設置を求める回答
が際立っている。当初から課題と指摘されていたが、
冬本番になってガス代・水道代がかかって大変、とり
わけ家族数の多い世帯ではムダな出費と訴えている。
対応策はいかに。また、浴槽に手すりが必要との要望
もあるが。
(3) 風除室が設置されたことにより、玄関先の防寒や降
雨の対応は格段に充実したが、一方で、二重の扉にな
り来客があっても気付かないことが多いとし、来客を
告げる「玄関チャイム」の設置が必要と訴えるが、対
応策はいかに。また、スロープ付き仮設住宅にも風除
室は設置するとのことだが、完成のめどはいつか。
(4) 子育て世代の母親から、仮設は部屋も狭く、外で安
心して子どもを遊ばせる場が欲しいとの要望がある
が、対応策はどのように。
(5) 仮設住宅での孤独死を防ぐ「緊急ブザー」の設置に
ついてどのように検討されたか伺う。
【答弁を求める者
- 30 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
2.被災者の住
長
谷
川
博
前述のアンケートの回答で、住宅再建への要望は切実で
宅再建に独自補 ある。本市では、集団移転先の土地賃料を30年間無償化
したり、被災地の買い取り価格を震災前鑑定価格に対して
助を
80~97%とするなど一定の支援策が講じられている。
このことは移転・再建しようとする被災者にとって願っ
てもないことである。
しかし、移転の原資となる買い上げ対象の土地は個人個
人よって評価額や面積などさまざまであり、自ずと借入額
との見合いとなり住宅再建への判断はなかなか難しい。被
災者の住宅再建を進めるために、市独自に支援する仕組み
を検討できないものか伺う。岩手県では県と市町村が共同
で100万円を独自に補助することを決めている。住宅再
建への支援を強めることは、一方で公営住宅への支出を抑
えることにもつながるとも考えられるものだがどうか。
【答弁を求める者
- 31 -
市長】
氏
名
件
名
要
旨
3.市独自に食
長
谷
川
博
原発事故による放射能汚染が広がり1年になろうとし
品の放射能検査 ている。前出のアンケートでも「30キロ圏内に女川原発
があり、原発事故は他人事ではない」と脱原発を図るべき
機器を導入し検
との意見とともに、子や孫の将来を心配する回答が9割を
査体制を整備す
占めた。厚労省は食品に含まれる放射性物質の暫定基準値
べき
を5分の1とする新たな基準に見直し4月施行を計画し
ている。真に市民の安全・安心を図る観点からも、必要に
応じて市民が生産する農産物や消費者が求めた食材の検
査要望に応え、さらには子どもたちの給食もチェックでき
る体制を独自に整えるべきと考えるがどうか。放射能から
市民・子どもの健康を守ることは東松島市の未来にかかわ
る問題だ。国による機器導入に対する事業補助メニューも
あると聞き及ぶがどうか。
【答弁を求める者
- 32 -
市長】
氏
名
件
名
第 16 位 1.学校の震災
要
旨
1月6日付けで、ようやく標題の検証が出された。市内
避難誘導検証を 10校についての初期対応は記されてはいるが、人的被害
佐
問う
は公表されていない。検証したか。9校は完璧とは言わず
とも、それなりの対応と解釈をするが、23年9月議会で
藤
の野蒜小での避難対応は、ほんの数行であり、詳細不明で
あるので、改めて質問する。
富
先日、市内5名市外1名の方から、直接あるいは電話で
問い合わせがあり、議会での答弁は事実と違う部分がある。
夫
遺族にとっては、とても納得のいくものではないと言う事
であった。事実を明らかにする事によって次代に引き継が
れ次善の策が生ずると思うが如何か。
時の証言者と言う人の訪問を受け、当時の体験を綴った
文書を置いて行った。同じ文書は「ひびき工業団地自治会」
会長の名で教育委員会に提出されて居るはずであるが、
(1)人的被災の集計を示せ
(2)前述の文書についての事実確認と見解について
遺族の最大の不満は、当局から何らの釈明・情報開示あ
るいは慰めの言葉が無かった事の様である。その一つに私
を叱責した人も居たと言う事である。叱責されるのは当局
である。この事を踏まえ、情報の開示を含め
(3)当局は遺族に対し、何らかの意志表示をする用意があ
るか。
(4)防災教育計画の指針には、主に震災発生時の対処につ
いての内容であるが、児童・生徒・保護者に対する、通
学時等普段の危機察知能力譲成には触れられていない。
学校教育あるいは生涯学習体系の中では、具体的にどの
様な方針であるか。
【答弁を求める者
- 33 -
市長・教育長】
氏
名
件
名
2.震災移転に
ついて
佐
要
旨
本年、1月5日現在の復興まちづくりアンケートの結果、
市全体で移転希望は約68%、しかし回収率は本来10
0%近いであろうものが、68.5%であることを思えば、
被災者の総意とは思えないものである。
藤
(1)当局は大曲浜を始め6地区についての移転希望につい
富
夫
て、どの様に分析をしたか。
(2)今後の再建については、移転希望の多い大曲浜でさえ、
市の用意する移転先希望は64.2%であり、他地区
については20%を割るところも有る。市の用意する
移転先に住民意向をどうとらえるか。
(3)野蒜地区は33.2%である。他の地区からの移転は
少数と思料される。先行取得した今後開発される丘陵
地帯は当初もくろみを大幅に外れる事も想定される。
場合によっては市保有の塩漬け土地が発生する事にも
なりかねない。従って精緻な計画が必要である。今後
の移転問題についての考えと住民対話をどの様に考え
ているか。
【答弁を求める者
- 34 -
市長】
- 35 -