標準仕様書 V−LINEシリーズ 品 名 出 入 管 理 装 置 型 式 VA−10A(G)−LAN S00035-02-06727 1.概要 本装置は、扉への入退の管理を行います。 出入り口に設けるリーダにより、入退室者の許可/制限の認証を行い、電気錠を制御します。ま た、その際の操作履歴の保存を行います 管理用PCを用意する事で、専用アプリケーションにより詳細な管理が行えます。また、管理 用PCと本装置との接続にはイーサネット(LAN)を使用します。 2.機器 2−1.機器構成 (1)出入管理装置 VA−10A 1台 (2)カードリーダ 最大4台 1)磁気式カードリーダ VR−10A 2)指紋照合式リーダ VF−10A 3)非接触式MIFARE®対応カードリーダ VM−10A 4)非接触式XSⅡ対応カードリーダ VS−10 5)非接触式FeliCa対応カードリーダ VL−10A (3)電気錠(自動扉) 最大2台 2−2.オプション (1)バッテリー 本体内蔵可能 (2)40000名対応オプション基板及びRAMカード 本体内蔵可能 (3)管理用PC 1式 (4)管理用システムソフト VSS−01C−LAN 1式 ※出入管理装置・カードリーダはカフェオレ色タイプとグレー色タイプをご用意してい ます。 1 S00035-02-06727 3.機能 3−1.基本機能 (1)上位の管理用PCとはイーサネット(LAN)で通信します。 (2)個人コードの最大登録可能人員は5000名です。 指紋照合登録時は一人1指で1000名、2指で500名です。 (3)カードIDの桁数は20桁まで対応できます。 ※1 ※2 ※3 (4)VA−10A−LAN装置内には運用に必要なデータが記憶されており、PCの保守な どで上位の管理PCとの通信が途絶えても、運用に支障を生じません。 (5)装置内のメモリに発生データを蓄積する事ができ、管理PCとの通信が途絶えた時でも 6000件の履歴を装置内に保持します。装置内に保存されている履歴データは通信の 復旧と共に管理PCに自動的に送信されます。 3−2.入退室管理機能 (1)VA−10A−LANは2ゲート分の電気錠制御とカード照合機能を持ちます。 (2)ゲート毎に動作モードを選択することができます。 自動施錠モード・施解錠繰り返しモード・警備モードを選択できます。 (3)予め出入管理装置に登録されているカードIDと照合を行い、OKの時のみ電気錠を解 錠します。 (4)警備モードで運用しているゲートでは、警備中にセンサーが検知すると、発報信号を外 部出力することができます。 (5)カードリーダにはテンキーを標準装備し、運用に合わせてテンキーとの併用を実現でき ます。 (6)ゲート毎に連続解錠時間帯が設定でき、スケジュールを組んで電気錠を解錠させる事が 可能です。 (7)カードID毎に入退室制限時間帯を設定し、それぞれのゲートにおける照合許可を時間 指定することができます。 (8)アンチパス機能により、カードを使用しないで入退室を行った場合に、その次の入退室 ができないようにカード照合に制限をかけることができます。 (9)カードID毎に有効期限が設定できます。 3−3.警備モード、ループ監視機能 (1)センサーの状態監視ができます。 (2)監視のON/OFFは管理PCからの遠隔もしくは外部からの接点信号によりポイント 毎に個別の警戒をON/OFFできます。 2 S00035-02-06727 4.追加機能 4−1.管理用システムソフト (1)管理用システムソフトと併用することで、カード登録・ゲートの監視及び履歴データの 管理が簡単に行えます。 (2)管理用PCと接続する場合は、1台の管理用PCに対して、出入管理装置が50台まで 接続でき、計100ゲートの管理が行えます。 (3)管理用パソコンからの指紋登録が可能です。 指紋登録用ユニットが必要となります。 (4)履歴データの保存件数はハードディスクの容量に依存します。 履歴データ10万件で200MB程度必要です。 4−2.オプション (1)バッテリーにより30分間の停電補償が可能です。 (2)40000名対応オプション基板とメモリカードの追加により、カードの登録人数は 40000名になります。 ※1 40000名対応オプション基板、及びRAMカードの追加で40000名まで増設可能です。 ※2 指紋照合式リーダを使用したシステムでは管理人員が最大1000名となります。 ※3 ID桁数と登録枚数について 標準構成では5000名の登録が可能です。 最大登録数は個人コードの桁数によって以下の様になります。 個人コード12桁:5000名 個人コード20桁:4000名 オプション基板とRAMカードを追加すると以下の人数まで登録が可能です。 個人コード12桁(RAMカード増設時):40000名 個人コード20桁(RAMカード増設時):30000名 3 S00035-02-06727 5.警報について 5−1.警報の種類 (1)警報は以下の種類が有ります。 警報の種類 開扉警報 電気錠コジアケ 施錠エラー 解錠エラー リーダ蓋開 リーダ通信異常 ※ 発生条件 扉を閉め忘れた時 (連続解錠状態を除く) 電気錠が施錠している状態 で、扉を開けた時 電気錠が施錠動作しない時 電気錠が解錠動作しない時 リーダの蓋(カバー)を開け られた時 リーダとVA−10Aの通 信異常を確認した時 復旧条件 接点出力 ○ 扉が閉扉した時、又は新たに 解錠操作を行った場合 解錠操作を行った場合 ○ (機械的解錠は除く) 電気錠が正常に施錠した時 ○ 電気錠が正常に解錠した時 ○ リーダの蓋(カバー)を閉め た時 リーダとVA−10Aの通 信異常を確認した時 接点出力の欄に○がある警報について、ゲート別警報接点出力が出ます。 ○印のない警報については履歴のみ残します。 5−2.警報発生時の動作 (1)警報の発生時には以下の動作を行い、警報を知らせます。 1)VA−10A本体がブザー鳴動(30秒間) 2)リーダがブザー鳴動(30秒間) 3)警報出力(警報発生中は連続メイク) 4)警報の履歴データを管理用PCへ送信 5−3.センサー監視ゲートの警報には以下の種類が有ります。 警報の種類 異常セット 警戒時のセンサー 検 知 ※ 発生条件 復旧条件 センサーが検知している状 警戒を解除する。 態での警戒セット 警戒中にセンサー検知 警戒を解除する。 接点出力 ○ ○ 接点出力の欄に○がある警報について、ポイント別警報接点出力が出ます。 4 S00035-02-06727 6.系統図 AC100V S R E S R S R E R S R No.100 LAN S No.99 AC100V E S R S R No.1 AC100V 火報入力 AC100V USB −凡 E FT S No.8 R 例− 出入管理装置 VA−10A−LAN 管理用パソコン一式 E 電気錠 HUB R カードリーダ VR−10A/VM−10A VS−10/VL−10A 指紋照合式リーダ VF−10A S KPEVS 0.75-2P CPEV 0.9-1P CPEV 0.9-3P FT 指紋登録ユニット(ソニー社製) FIU−600−N03 イーサネットLAN(カテゴリー5) ・ARTロゴは、株式会社アートの登録商標です。 ・Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ・Intel、Pentium はアメリカ合衆国およびその他の国におけるインテルコーポレーションおよび子会社の登録商標または商標です。 ・FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。 ・FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。 ・その他記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 5 S00035-02-06727
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