セイタカアワダチソウの成分を利用して雑草ススキを除草

分野バイオテクノロジー
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シーズの名称
セイタカアワダチソウの成分を利用して雑草ススキを除草
シーズの分野
植物学、バイオテクノロジー
シーズの保有者
長崎大学工学部環境科学部
教授
池永敏彦
56
TEL.095-843-2138
(1) 技術の内容
アメリカからの帰化植物のセイタカアワダチソウは、自己の繁栄のため他の植物の成長を抑制するポリアセチレ
ン系化合物を生産する。この働きに着目し試験管内でセイタカアワダチソウの根の部分を培養し(毛状根)、そ
れから化合物を抽出して除草剤にしたい。
関連①:マリーゴールドの根は、センチュウを駆除するクロロピクリンを出す。そのため、大根の休耕地にマリ
ーゴールドを植えておき、センチュウを駆除、大根を植える前に耕して鋤き込む。
関連②:植物の光合成は効率のよいもの、中間、悪いものと植物の種類により分類される。このうち良いものの
遺伝子を調べ、悪いものに組み込むことで成長を早められる。
関連③:植物のうち窒素代謝できるものは NO・NO2 を含む排気ガスに強い。その遺伝子を調べ、排気ガスに強
い植物に改良できぬか研究中。
関連④:絶滅危惧種(例えばナナツガママンネンソウ)の大量増殖を実施している。
(2) 技術の特徴、特性(作用・効果)
バイオの分野であり、また、製薬会社に関連した技術が多い。
(3) 技術の用途
(4) 製品化、事業化に向けての当該技術の進捗レベル
まだ基礎研究が中心。
(5) 技術の将来性(将来的な市場など産業への波及効果等)
(6) 技術育成上の課題
(7) 特許等知的財産権の取得状況
(平成 12 年度認定)