火山災害を考慮した富士市・富士宮 市内の避難所の分析 総合科学2年 3071-6015 佐藤紫帆 発表の流れ 研究目的 研究方法 調査する施設 富士山噴火による被害 ハザードマップとは GISについて 今後の課題 1 研究目的 富士山のハザードマップには避難所の位置 も記されているが、個々の避難所のリスクが 細かく検討されているわけではない。 富士市の避難所の調査をおこない、 問題点を分析する 2 研究方法 市役所の防災担当部署で避難所マップ、面積・収容人数リスト などの資料を入手する 富士市版ハザードマップにあるすべての避難所の状況を調査 特に近くの川との関係に重点を置く • • • • • 近くの川の幅と深さ 川の曲がり方 平均勾配 堤防の高さ 河床から避難所の床までの高さ 等 岩井(2008)による富士宮市の調査結果もあわせて、GISによ る分析を試みる。 3 調査する施設 富士市の防災マップにある48の避難所 主要河川にかかる主要道路の橋付近の状況 4 火山噴火による被害 降灰による被害 溶岩流による被害 火砕流の発生 泥流による被害 →富士山では融雪型泥流と、堆積物が台風を伴う大雨に よって発生するタイプが考えられる 噴石と火山弾による被害 岩屑なだれ →富士山の地下にある古富士火山の大きな塊が、変質が 進んでいるので崩壊を起こす可能性がある 5 ハザードマップとは ハザードマップとは? 噴火が発生したらどの地域にいかなる危険が及ぶのかを 示したもので、火山防災で重要な役割をしめる。 防災業務用マップ 県や市町村などの自治体に所属する防災 担当者が緊急時にどのような業務を展開 するべきかに重点が置かれている 観光客用マップ 登山客や観光客に向けて、富士山の過去 の火山活動の説明や、火口の位置、非難 の心得などを分かりやすく解説している 一般配布用マップ この図を元にして住民が「いつどのように行 動するべきか」を指示した地図。また住民に とって必要な火山防災の知識も網羅されて いる 6 富士市のハザードマップ 7 GISについて Geographic Information System GISとは? =地理情報システム コンピュータ 専用ソフトウェア 空間分析 データ 8 空間データ 位置データ ある事物が地球上の どこに存在しているか 属性データ その事物がどんな 属性を持っているか 9 今後の課題 避難所をひとつひとつ回って、調査をす る その結果をもとに各避難所の問題点を 分析する 岩井(2008)による調査結果も合わせ GISによる分析をする 10 参考資料等 「富士を知る」 集英社 危機管理シナリオ・シミュレーションの開発 岩井さんの卒論(2008) 活火山富士-大自然の恵みと災害(中公新書ラクレ) 事例で学ぶGISと地域分析(古今書院) 図解!Arc GIS(古今書院) 11
© Copyright 2024 ExpyDoc