院内のハザードマップを作り、危険な箇所を知ろう

【ちょこっとアドバイス】第20160427号
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院内のハザードマップを作り、危険な箇所を知ろう
前回、災害対策として、今から出来ることから始めましょうとお伝えしました。まず最初に
取り組まなければならないことは、災害に対する知識を得ることです。その上で順番に進めて
いく必要があります。今回は、院内のハザードマップ作りについて紹介します。
ハザードマップとは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものをいい
ます。(引用:Wikipedia)
市町村のホームページを見ると、住んでいる地域のハザードマップが載っていますよね。あ
れと全く同じように、院内のハザードマップを作ってみようということです。
以下の手順で、作ってみましょう。
1、建物の図面、敷地の図面のコピーを準備する
2、担当の配置を決め、スタッフそれぞれが危険な場所を探す
3、それぞれの意見を踏まえ、コピーした図面のなかで、危険な場所に色を塗る
4、院内のハザードマップを確認して、今からできる対策をする
クリニック内には、様々な危険が潜んでいます。例えば、ガラスの多い建物であれば、強化
ガラスであっても割れる可能性はゼロではありませんので、ガラス付近は危険といえます。
また、カルテ棚も耐震補強をしていないと、棚においてあるカルテや棚自体が倒れ、下敷き
になる可能性もあります。
このように考えると、危険と隣り合わせであることがよく理解できます。今回の熊本の震災
で被害を受けた方のお話を聴きましたが、「日本中どこにも安全なところなんてない」とおっ
しゃっていました。私もその通りだと思います。でも、被害を最小限に抑える対策はできます。
できることから始めてみませんか。小さなことからコツコツと積み上げていきましょう!
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