質問事項について

質問事項について
医療法人社団 俊聖会
甘木中央病院
地域医療連携室
① 病院の各病棟の入院期間について日数
制限があるのでしょうか?病棟によって
退院後の行き先に制限があるのでしょう
か?(例えば、リハビリ病棟にいれば、
退院後は必ず自宅へ?老健や病院は
だめ?)
入院基本料
 一般病棟入院基本料
 療養病棟入院基本料
 結核病棟入院基本料
 精神病棟入院基本料
 特定機能病院入院基本料
 専門病院入院基本料
 障害者施設等入院基本料
 回復期リハビリテーション病棟入院料
 亜急性期入院医療管理料
一般病棟入院基本料
• 7対1入院基本料
(平均在院日数
• 10対1入院基本料
(平均在院日数
• 13対1入院基本料
(平均在院日数
• 15対1入院基本料
(平均在院日数
19日以内)
21日以内)
24日以内)
60日以内)
7対1入院基本料の場合
患者7名に対して看護を行う職員が1名
以上配置した場合に算定する
但し、入院期間は発症日より算定し,
入院基本料を算定している入院患者
総数の入院日数が3か月平均19日
下回らなければならない
療養病棟入院基本料
入院基本料
入院基本料
入院基本料
入院基本料
入院基本料
A
B
C
D
E
患者の疾患,状態
ADL等によって区分
されている
基本的に入院期間の限度日数はありませんが,治療が
終了すれば,退院となります
回復期リハビリテーション病棟入院料
※対象患者
• 脳血管疾患,脊髄損傷,頭部外傷,くも膜下出血のシャン
ト手術後,脳腫瘍等の発症又は手術後2か月以内の状態
(算定開始日より150日以内。但し高次脳機能障害を伴っ
た重症脳血管障害,重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含
む多部位外傷の場合は,算定開始日より180日以内)
• 大腿骨,骨盤,脊椎,股関節又は膝関節の骨折の発症又
は手術後2ヵ月以内の状態(算定開始日より90日以内)
• 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用性症候
群を有しており,手術後又は発症後2ヵ月以内の状態
(算定開始日より90日以内)
• 大腿骨,骨盤,脊椎,股関節又は膝関節の神経,筋又は
靱帯損傷後1ヵ月以内の状態(算定開始日より60日以
内)
亜急性期入院医療管理料
 対象患者
1. 急性期治療を経過した患者
2. 在宅・介護施設等からの患者であって症状の
急性増悪した患者
 本管理料の算定限度日数は,
病室に入院して90日以内
 在宅復帰率が,3カ月の平均6割以上でなけれ
ばならない(退院後,自宅・介護老人保健施
設・介護老人福祉施設等へ帰ること)
②診療情報提供書について
保険がきくのしょうか?料金はいくらでしょう
か?料金はあて先によって違うのでしょう
か?紹介状との違いは何でしょうか?
診療情報提供書(Ⅰ) 2,500円
病院、診療所又は保険薬局
 市町村又は指定居宅介護支援事業者等※
 介護老人保健施設

※「市町村又は介護保険法第46条第1項の規定により都道府
県知事が指定する指定居宅介護支援事業者等」とは,患者
の居住地を管轄する市町村,保健所若しくは精神保健福祉
センター又は指定居宅介護支援事業者若しくは地域包括支
援センターをいう
診療情報提供書(Ⅱ) 5,000円

診療を担う医師以外の医師による助言
(セカンド・オピニオン)を得る場合に算定
紹介状=診療情報提供書
③ 通院リハビリについて
病名によって通院日数の制限があると聞きます
が教えてください
リハビリテーション
疾患別リハビリテーション
心大血管疾患リハビリテーション
脳血管疾患等リハビリテーション
運動器リハビリテーション
呼吸器リハビリテーション
※すべて,発症日又は手術日より決まったの日
数のみ算定
心大血管疾患リハビリテーション(150日)
① 急性心筋梗塞,狭心症発作等の急性発
症した心大血管疾患又はその手術後の
患者
② 慢性心不全,末梢動脈閉鎖性疾患等の
慢性の心大血管疾患により「一定程度以
上」の呼吸循環機能の低下及び日常生
活能力の低下を来している患者
脳血管疾患等リハビリテーション(180日)
① 脳梗塞,脳出血,くも膜下出血等の急性発症した脳
血管疾患又はその手術後の患者
② 脳腫瘍,脳膿瘍,脊髄損傷等の急性発症した中枢
神経疾患又はその手術後の患者
③ 多発性神経炎,多発性硬化症等の神経疾患の患者
④ パーキンソン病等の慢性の神経筋疾患の患者
⑤ 失語症,失認及び失行症,高次機能障害の患者
⑥ 難聴や人工内耳埋込手術に伴う構音障害を有する
患者
⑦ 顎・口腔の先天異常に伴う構音障害を有する患者
運動器リハビリテーション(150日)
① 上・下肢の複合損傷,脊椎損傷による四
肢麻痺等の急性発症した運動器疾患又
はその手術後の患者
② 関節の変形疾患,関節の炎症性疾患等
の慢性の運動器疾患により「一定程度以
上」の運動機能の低下及び日常生活能
力の低下を来している患者
呼吸器リハビリテーション(90日)
① 肺炎,無気肺等の急性発症した呼吸器
疾患の患者
② 肺腫瘍,胸部外傷等の呼吸器疾患又は
その手術後の患者
③ 慢性閉塞性肺疾患,気管支喘息等の慢
性呼吸器疾患により「一定程度以上」の
重症の呼吸困難や日常生活能力の低下
を来している患者
 算定日数上限の除外対象となる患者
① 失語症,失認及び失行症
② 高次機能障害
③ 重度の頸髄損傷
④ 頭部外傷及び多部位外傷
⑤ 回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者
⑥ 難病患者リハビリテーション料を規定する疾患
⑦ 障害児(者)リハビリテーション料に規定する患者
 標準的算定日数を超えたものは、1か月当たり13
単位まで算定可能
難病患者リハビリテーション料
・ベーチェット病
・パーキンソン病関連疾患
・ギラン・バレー症候群
・多発性硬化症
・アミロイドーシス
・黄色靭帯骨化症
・重症筋無力症
・後縦靭帯骨化症
・シェーグレン症候群
・全身性エリテマトーデス ・ハンチントン病
・成人発症スチル病
・スモン
・モヤモヤ病
・関節リウマチ
・筋萎縮性側索硬化症
・ウェゲナー肉芽腫症 ・亜急性骨化性全脳炎
・強皮症,皮膚筋炎及び多発性筋炎 ・多系統萎縮症
・結節性動脈周囲炎
・広範脊椎管狭窄症
・ビュルガー病
・特発性大腿骨頭壊死症
・脊髄小脳変性症
・混合性結合組織病
・悪性関節リウマチ
・プリオン病
障害児(者)リハビリテーション料

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
脳性麻痺
胎生期若しくは乳幼児期に生じた脳又は脊髄の
奇形及び障害
顎・口腔の先天異常
先天性の体幹四肢の奇形又は変形
先天性神経代謝異常症,大脳白質変形症
先天性又は進行性の神経筋疾患
神経障害による麻痺及び後遺症
言語障害,聴覚障害又は認知障害を伴う自閉症
等の発育障害
④ 往診について
医療の往診と介護の往診の料金等を教えて
ください(居宅療養管理指導費,在往診など
の違い)
往診料(6,500円)
• 患家の求めに応じて患家に赴き診療を
行った場合に算定
• 定期的ないし計画的に患家に赴いて診療
を行った場合は算定できない
在宅患者訪問診療料(8,300
円)
• 居宅において療養を行っている患者であっ
て通院が困難なものに対して,その同意を
得て,計画的な医学管理の下に定期的に
訪問して診療を行った場合に週3回を限度
として算定
在宅患者訪問診療料に規定する疾病
•
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末期の悪性腫瘍
多発性硬化症
重症筋無力症
スモン
筋萎縮性側索硬化症
脊髄小脳変性症
ハンチントン症
進行性筋ジストロフィー症
パーキンソン病関連疾患
多系統萎縮症
プリオン病
亜急性硬化性全脳炎
後天性免疫不全症候群
頸髄損傷
人工呼吸器を使用している状態
居宅療養管理指導料(Ⅰ)(5,000円)
居宅療養管理指導料(Ⅱ)(2,900円)
• 医師又は歯科医師が,指定居宅介護支援
事業者その他の事業者に対して介護計画
策定のための情報提供を行い,また,利
用者等に対してサ-ビス利用上の留意点
や介護方法等についての指導・助言を
行った場合に算定
• (Ⅱ)は,医科診療報酬点数表の「在宅時
医学総合診療料」を算定する利用者の場
合に算定
⑤その他
• 老健の入所時の判定会議にて、お断りするケース
がありますが,なぜか?
A:内服等の薬剤は,入所料に含まれます
よって,一日の薬剤の金額が一定額を超
えている場合お断りするケースがあります
ご静聴ありがとうございました。
御質問や御不明な点ありましたら
甘木中央病院
地域医療連携室
担当:矢野までご連絡ください。
電話:0946-22-9810(直通)
FAX:0946-22-9811(直通)