まちあるきから始まる オンパクの楽しさ・すごさ 10年後の浦安市に備えて、今、 求められる人「交」密度のまちづくり IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人 http://blog.canpan.info/iihoe/ IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 (1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員1名、東京(新川)、約3500万円 「イケてるまち歩きの5か条」? (1)3分に1回は、立ち止まるか、通り過ぎながら、話題が出ること。 → つまり、3分に1回ぐらいは、「へーぇ」と思っていただける ような話題や切り口を、ガイドが提供できること。 (2)建物の外側だけでなく、内側も見られること。 → まちあるきは、その場所でのくらしを、ほんのわずかな時間、 追体験させていただくこと。となると、うわべだけでなく、 内面も見たいと、思いませんか? (3)まちの人と、会話ができること。 → ただ見て歩くだけ、ただ説明を聞くだけでなく、ことばの やりとりができることが、とっても大切。 「こういうときは、どうしてるんですか?」とか、 「これは何年ぐらい前から?」といった質問への答えが、 自分や他の参加者への思わぬ切り口を与えてくれることも。 「イケてるまち歩きの5か条」? (4)まちのなかで、お茶が飲めること。 → 座って、お茶をいただきながら、お話しできることも、 とっても大切な機会。もちろん、お菓子やお漬物も。 地域にお金を落とす、貴重なきっかけでもあります。 (5)むかしと今とを比べられる、写真や絵、地図があること。 → 必須ではありませんが、「ここはむかし、・・・」とか、 「あのビルが建つまでは・・・」といったかつての様子を 歩きながら見ることができると、その当時の情景が 一気に近付いてくることも。 まちの力は、関係の密度がつくる! 町(区域)でも街(建物の集まり) でもなく、「まち」:人と人との関係 「衣食」「住」の次は、「医移職充」 衣食は外から持ち込み配布も可能 住の安心は、建物だけじゃない! 今後の医療は予防がさらに重要! 移動・職業・充実は、関係そのもの 浦安市も、これまで20年と、これから20年は違う 1990年 計(千人) 0~14歳 15~64歳(A) 2000年 115.6 132.9 164.8 A÷B 75歳~ 2020年 172.3 +42% 24.0 19.3 26.9 86.0 101.9 118.4 2030年 175.0 +6% 21.0 18.2 ▲32% +12% (生産人口) 65歳~(B) 高齢者率 2010年 118.4 115.6 ▲2% +37% 5.0 10.1 19.2 32.8 41.2 4.3% 7.6% 11.7% +283% 19.1% 23.5% +113% 17.1人 10.0人 3.4 6.1人 6.9 3.6人 14.3 2.8人 22.4 +89% +106% +56% 2020年の浦安市は? 高齢者率は?→ 19.1%! 高齢者1人を支える生産人口は、3.6人! 75歳以上は?→4425人(10年比13%増)! ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 高齢者の健康=地域の資源+資産! 生産人口は? → 0.5%増(00年比16%増) 個人所得税収は? 既存インフラの補修コストは? 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ 債権残高は? 消費税を、どれだけ増やす必要がある? 浦安市の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 人口(千人) 高齢者 後期高齢者 世帯数 高齢者単身 2005年 2010年 2015年 2020年 132.9 10.1 3.4 155.2 14.2 5.0 164.8 19.2 6.9 168.5 27.9 10.2 172.3 32.8 14.3 2.6% 3.2% 4.2% 6.1% 8.3% 56.6 1.5 67.4 1.9 71.4 2.8 72.8 4.2 74.4 5.1 0.6+0.8 0.6+1.2 0.8+1.9 1.2+3.0 1.4+3.6 後期高齢者 単身 0.5 0.7 1.2 2.0 3.0 0.1+0.3 0.2+0.5 0.2+1.0 0.4+1.6 0.6+2.4 後期単身率 15.2% 15.4% 18.6% 20.2% 21.0% 高齢者夫婦 1.2 0.1 4.9% 2.0 0.4 6.0% 3.1 0.7 8.3% 4.6 1.1 12.3% 5.6 1.7 14.5% 後期 夫婦 高齢世帯率 協働から総働へ 中長期の視点で、 地域を耕す意欲としくみ 協 NPO 働 当事者 事業者 金融機関 専門家 行政 総 働 学校 公共サービスを担う (教員+生徒) 行政 意欲とスキル NPO まちづくりは、誰のため? 何のため? あいさつできる関係づくりのため 子どもたちの世代が誇りを持って 暮らし、働くため 20年で人口が半減した町で、小中学生が 農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長 に提言する年50時間以上の町おこし授業 (北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照) 災害時などの安心のため 障碍者・高齢者のための「避難支援」と 「避難所の課題確認」訓練(別府市) 元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う 自分が住み続ける地域の未来の ために、本当に大切なことを 実現できるように、全力を尽くす。 出し惜しみしない できないフリしない あきらめない 「誰かがどうにかしてくれる」なんて 甘えない 地域の活性化と 産業(農業・観光・・・)振興は 両立するか? YES。 でも、工夫と努力が必要です。 地域産業は狩猟か・農耕か? 本当にすごい観光地は、自ら地域を耕している たとえば、由布院の溝口さん、中谷さん、時松さん たとえば、山形・庄内の風間さん、奥田さん、金子さん たとえば、別府の菅さん、鶴田さん、野上さん もはや、牡蠣の養殖業者でさえ、森を守る時代! → 地域をむさぼる産業から 地域を耕す産業(Communi-culture Industry)へ 地域の活性化と産業振興は なぜ両立できない? ずっと住みたい・働き続けたい、 また来たくなる、ずっと魅力のあるまちづくり 自然・文化・伝統・歴史の豊かさ ← 保全する活動 人間関係の豊かさ ← 助け合い+ホスピタリティ でも、労力が・・・ 判断や行動に時間がかかる。。。 あちらを立てれば、こちらが立たず。。。 課題が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃ。。。 独自性なんて、どこもがんばってるんだから。。。 自分だけがんばったって、割に合わないし。。。 オンパクのすごさ(特徴と強み) 小さい! 個性、限定、準備、コスト、・・ 集めた! 幅、信頼関係、地域活用、・・ 短期間! どうにか無理がきく、希少性、・・ オンパクのすごさ(特徴と強み) まちが好きな人がつくった すべては、まちあるきと関係づくりから! 互いに競い合わないまでも、 較べられている 適度な緊張感が、工夫と努力を生む 1つ1つが、手軽だけど深い →だから、立ち上げやすい! でも、続けるうちに・・・ マンネリ 継続も、進化も大切→リセットを! 質の低下・バラツキ 誰がどう確認・共有・改善する? 次のステージは? 拡大・独立・店舗→すごさの逆! 続けるための新・3原則 進化を求める(アレンジ) 率直に改善を求めあう 既得権化しない(チャレンジ) 休んで or 切り口を変えてもらう 互いの顧客に応える(お返事) 期待やニーズを知り、応える らしくあり続けるために 定番とチャレンジの比率? 60:40? 70:30? リピーターと新規の比率? 40:60? 25:75? 社会的なインパクト? プログラム提供者の発掘・育成? 地域住民・来訪客の満足度? 永遠の課題。。。 確かな事務局(ロジ担当)? 他機関との関係? 行政、産業団体、町内会、・・ 次のプロデューサー? 資金調達? 次に求められるチカラ 一次産業と連携するチカラ 地域ブランドの源泉を磨く! 企業と連携するチカラ 経営者とも、従業員とも 本業でも、本業以外でも 市民団体と連携するチカラ
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