ロールプレイの進め方

オンパク(地域の輝き見本市)
人づくり事業研修会
in 別府
2010年1月21日・22日・23日
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
簡単な自己紹介。。。
大阪府高石市(堺市の南、泉大津市の北)出身。
 大学を卒業して、リクルートへ。
 アメリカで弁護士の資格を取ろうと退職したが、
2年連続で失敗。。(その間、永田町でバイト)
 全ての仕事を辞めて司法試験浪人したものの、
2年連続で失敗。。。。



能力のなさを思い知って、市民団体の運営支援
を始める。


その間に、阪神大震災:官・民・産の連携力不足。。
約5千万円、常勤3名・非常勤5名、浦安・京都
国際人道支援団体の代表なども。
IIHOEって?

組織目的:地球上のすべての生命にとって、
調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援



隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
育成・支援のための講座・研修(年100件以上)
 地域に根ざして活動する団体のためのマネジメント講座
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修
企業の社会戦略(責任・貢献)のデザイン

ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員5名、浦安・京都、約5500万円
地域の活性化と
産業(農業・観光・・・)振興は
両立するか?
YES。
でも、工夫と努力が必要です。
地域の活性化と産業振興は
なぜ両立できない?

ずっと住みたい・働き続けたい、
また来たくなる、ずっと魅力のあるまちづくり
自然・文化・伝統・歴史の豊かさ ← 保全する活動
 人間関係の豊かさ ← 助け合い+ホスピタリティ


でも、労力が・・・
判断や行動に時間がかかる。。。
 あちらを立てれば、こちらが立たず。。。
 課題が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃ。。。
 独自性なんて、どこもがんばってるんだから。。。
 自分だけがんばったって、割に合わないし。。。

元気な地域は、人数より姿勢が違う!
 地域の未来のために、
本当に大切なことを実現できる
ように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
2020年までの潜在成長率:1.57%
滋賀 2.83
東京 2.72
三重 2.38
愛知 2.33
沖縄 2.24
福島 2.14
山梨 2.04
栃木 1.94
静岡 1.74
大分 1.73
長野 1.64
平均 1.57
鳥取 1.52
佐賀 1.49
徳島 1.47
石川 1.45
茨城 1.43
岩手 1.41
群馬 1.41
山形 1.40
鹿児島 1.30
富山 1.30
岐阜 1.29
熊本 1.27
福井 1.25
千葉 1.23
宮城 1.22
新潟 1.19
福岡 1.19
埼玉 1.16
宮崎 1.14
岡山 1.10
島根 1.09
香川 1.02
山口 1.00
京都 0.98
広島 0.98
長崎 0.95
大阪 0.94
愛媛 0.71
兵庫 0.56
秋田 0.47
高知 0.30
北海道・
東北 1.0
関東 2.0
中部 2.0
近畿 0.9
中国 1.1
四国 0.9
九州 1.3
北海道 0.25
青森 0.25 大都市 1.8
奈良 0.21 地方圏 1.3
神奈川 0.99 和歌山 -0.49
まちの「サバイバル」力を
どう維持するか
 まちの売上高No.1は、どう変化したか?
 まちの競争力は、どう維持・向上するのか?

まちの競争力は、誰が支えるのか?
 地場産業は、まちの競争力を高める力となるか?
 変化の中で、資源を活かせる産業は何か?
 子どもに、どんな仕事を「本気で就業体験」させるか?
まちの競争力を支えるために、行政は何をすべきか?
 まちの競争力を支えるために、企業は何をすべきか?

くわしくは「NPOマネジメント」第29号「まちのマーケティング」参照
その困りごとは、
課題か、与件か?
 課題は、
目標と現実との差。
その差をどう埋めるか?
放置せず、原因・背景を確認する!
 与件は、まぁ、個性として、
あきらめつつ、付き合い続ける。
目標が明確でないから、
課題・原因・対策を明らかにできない!
目標・理想
↑
課題
残されたお題は何か?
なぜできなかったのか?
↓
成果・現実
地域産業は狩猟か・農耕か?

本当にすごい観光地は、自ら地域を耕している
たとえば、由布院の溝口さん、中谷さん、時松さん
 たとえば、山形・庄内の風間さん、奥田さん、金子さん
 たとえば、別府の菅さん、鶴田さん、野上さん


もはや、牡蠣の養殖業者でさえ、森を守る時代!
→ 地域をむさぼる産業から
地域を耕す産業(Communi-culture Industry)へ
地域のことは、地域で!
 たとえば、経済
 まちのマーケティングは、まち自らが!
 店がなくても、誰から・どう買い続けるか
 たとえば、福祉
 介護は、本当に届き続けるか?
健康を育む自主活動が不可欠!
 たとえば、災害時の要支援被災者
 緊急時のしくみは、平時のネットワーク
つまり、短期的には赤字でも、
長期的に黒字になるための「投資」
 嫌ならやらない。
「自分だけなら損」だと思うなら、最初からやらない!
 やるなら、文句言わずに、徹底的にやる!

 「ここまで」と決める。

決めたからには、そこまでやりきる!
 場合によっては、自分だけでも動き出す。
 動かないと、見せないと、わかってもらえない!
オンパクのすごさ(特徴と強み)
小さい!
個性、限定、準備、コスト、・・
集めた!
幅、信頼関係、地域活用、・・
短期間!
どうにか無理がきく、希少性、・・
オンパクのすごさ(特徴と強み)
まちが好きな人がつくった
 すべては、まちあるきと関係づくりから!
互いに競い合わないまでも、
較べられている
適度な緊張感が、工夫と努力を生む
1つ1つが、手軽だけど深い
→だから、立ち上げやすい!
でも、続けるうちに・・・
マンネリ
継続も、進化も大切→リセットを!
質の低下・バラツキ
誰がどう確認・共有・改善する?
次のステージは?
拡大・独立・店舗→すごさの逆!
続けるための新・3原則
進化を求める(アレンジ)
率直に改善を求めあう
既得権化しない(チャレンジ)
休んで
or 切り口を変えてもらう
互いの顧客に応える(お返事)
期待やニーズを知り、応える
らしくあり続けるために
定番とチャレンジの比率?
60:40?
70:30?
リピーターと新規の比率?
40:60?
25:75?
社会的なインパクト?
プログラム提供者の発掘・育成?
地域住民・来訪客の満足度?
永遠の課題。。。
確かな事務局(ロジ担当)?
他機関との関係?
行政、産業団体、町内会、・・
次のプロデューサー?
資金調達?
次に求められるチカラ
一次産業と連携するチカラ
地域ブランドの源泉を磨く!
企業と連携するチカラ
経営者とも、従業員とも
本業でも、本業以外でも
市民団体と連携するチカラ
こんな工夫も、ぜひ!
どんな活動でも、発信する!

メディア(地元紙・局)は「地域の元気ネタ」を探してる
続ける仕掛けをデザインする!
季節ごとに届く頒布会
 「次はこんな体験ができる」告知 など

子どもを本気にする!

「大人ってすごい!」と感じるから、そこで働きたくなる
活動・事業を
「やりっぱなし」にしないために
 「つづく・ひろがる」活動や、
「人が育つ・集まる」団体は、
記録・ふりかえり・申し送りを
大切にしている!
 ふりかえり・評価は改善のチャンス!
 アンケートは改善のヒントをもらうため
 失敗を繰り返さないために、申し送る
第1日の流れ
 野上さん、加藤さん、佐渡原さんから、
それぞれのオンパクが「立ち上がった経
緯」や、その効果・影響・とばっちりなど
を伺う
 すこし突っ込んだ意見交換
 明日、体験するオンパク・プログラムの
ご紹介と、「3日目に報告する担当」の
決定
野上さんのお話から

まちへの愛着を語る人、チャレンジする人が増えた!


観光のためでなく、まちづくりのためのまち歩き


受益者(=旅館)が汗かかないとダメ!
基本原則(価値)





ちょっとしたきっかけで、人が育つ・変わるようになった
地域は魅力であふれてる(地元の人さえ知られてない)
主役になると人は変わる(小さな成功がすべてのはじまり)
がんばる人がたくさんいる(場が与えられていないだけ)
地域の人が自らやる(でないと、結局続かない)
09年秋には、128プログラム→3560人参加!


パートナー80人+サポーター55団体+協力企業10社!
スポンサー60団体・社、ファンクラブ6000人以上!
加藤さんのお話から

勝手に補足すると、



函館で「泣かされた!」(川北にじゃなくて、小松さんに!!)
とりあえず始めた。。→地元の人を巻き込めばいいんだ!
→Leeを意識した表紙。。




自転車+食:市職員(商工観光課)+祭り寿司の自宅開放!
横溝正史、古墳にコーフン、甘酒造り、・・・
「ここはどこ?」と地元からたずねられる
参加者851名(97%)+パートナー37人


古い商店街での秋のイベントの「深く悩むボランティア事務局」
会員250名、スポンサー2社
パートナーが自ら学び育つ、事業創発の基盤、都市から転入
佐渡原さんのお話から




文化施設を管理運営するTMO→イオンのSC2店開店!。。
課題の扉を開くカギ!→地域の元気な人と組む
「元気な人、知らない?」→初年度の実行委7名
第1回:プログラム24、参加431名、ファンクラブ240名


第2回:プログラム43、参加690名、ファンクラブ計430名、
広告掲載167万円、チケット売上120万円


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
団体同士が仲良しに!、 「1店1品」、編集力・発信力、顧客共有
まち中プログラムの開発、プレミアム付きチケット販売、「晩酌セット」、
デパートの「秘部」ツアー、大学・過疎の村・公設市場
美容院で思わぬ効果!
プログラム提供者との間に公的機関が。。「来るほど赤字」!
再定義:「まちを編集する」!→ キッズ・ボンパクも

新たなパートナーと顧客の獲得!
続ける上でのポイント
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
毎回「こういうものですよ」と繰り返し説明
主催者も新しいチャレンジを
まちあるきは5回歩いて確認!改善点も提案
カタログという場の提供→あとは各自が努力!
 続けている人は、内容を自発的に変えてる!
 敢えて変えない→「88か所めぐり」の魅力(魔力?)
顧客の目が肥えてくる→ごまかせない!
 まちづくり人材+プロの講師(固定客!)が同じ土俵で
心構えが質をつくる→「知ってほしい!」が大切
 素直な人がちゃんと成功する
体験型は、来てもらえさえすれば満足!
 プログラムにないサプライズも大切!
やっちゃう!ことが一番大切!→やったからわかることも。
3つのヒント


「やる!」と決めないと動かない!
伝わる魅力を明確に!
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

地域・本人・プログラムの魅力を!
支援してくれる人を信じる!
腹をくくる!→伝わる!
耐える!(わかってもらえるまで)
伝え続ける!
(しくみはもうできてるので)やるかやらないか
いい加減に立ち上げることも大切→勝手にやっちゃう
説明してもわかんないし。。。
初回は組織をつくらない→権限を渡さない!

ポジションができたらつくる→でも、仲間は大事!
自己紹介のために
わたしのまちは、
こんなまち!
(特徴・個性など)
だから、
こんなオンパクを
開きたい!
自己紹介から
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
飲食店を活かしたい!

新陰流の原点:歴史を活かしたい 
農業・漁業の豊かさを活かしたい 
城・湖の美しさ+変なひと・こと

国際的→東京より多い!

食:がんばってる店が輝くように!
世界一!をしっかりおさえる温泉 
大和に匹敵する古墳・文化

城以外の魅力を引き出す

農産・自然・・→ファンも経済も! 
地元の言葉で!

地元が知らない資源と人を主役に
歩くに最適な水辺の城下町

焼き物・社長・プライド高い!食と
温泉・陶芸・がばいばあちゃん
人の温かさと温泉
島津家発祥地→歴史への関心を
富士山あるけど観光無関心。。
公害克服→環境先進都市!
九州で2番目に大きい+ダイビング
 大企業の発祥地→グルメも
桜島!経済が厳しい。。。
瀬戸内海:お好み焼きも牡蠣も!
一番小さい県→出合いやすい
3キロ太るグルメ→海・山でやせる
工業都市
城も食もまちあるきも
城+α:飲食店も元気!

お金?

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

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
初日にいただいたご質問
単体で黒字を目指すのは、おススメしません。。
冊子に(企業などから)協賛・広告
パートナーさんからの出稿料
主催プログラムの参加費→現実的には投資なので赤字。。。
近隣自治体・関係団体からの企画(受託)料
助成金
チケット販売は、集客を動かすしかけとして
団体のプロモーション・ツールとして→次のお仕事に結び付く!
最初の数と範囲はどんな感じ?


プログラム候補30→実現するのは半分+α = 20ぐらい
既にあるものを入れ込むと、数は稼げても、質を下げる。。
各自のロードマップに、
「地元の人」として、コメントしましょう
(13:45まで)
付箋に、
「気付きを与える質問」や
「改善・工夫のヒント」を。
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
全体にコメント
【三好先生から】
 プログラムには「ものがたり」を!
 組み合わせを!:新しいものは古く、古いものは新しく!
 材料を絞り込んで!
 サポーター:ハードもソフトも!徹底的なこだわりを!
【野上さんから】
 パートナー:組織名より個人名にこだわる!「案内人」「事業者」
 組み合わせ:グルメ×「何か」、集客しやすい×難しい
 「チャレンジの種類」:地域の課題や中間成果をイメージ!
【川北から】
 お客さんは誰?→特に女性、親子 → 対象を明確
 「誰もが知ってることの裏側・裏技」→名物・特産、建物・工場、・・・
 スタンプラリー!→リピートしてもらうしかけ
 あえて女性だけ・オヤジだけの実行委員会→とがる!
オンパクの「解説用」と「運営用」の
2つのQ&A集をつくりましょう!(14:55まで)
パートナー候補、行政、
自分(や事務局スタッフ)が
スポンサー候補など、
構築・運営する上での
地域の人々の疑問・不安? 疑問・不安?
例:そんなのできるの?
いくらかかるの?
やってどうなるの?
良いプログラムって?
大変なんじゃないの?
・・・・・・
・・・・・・
例:プログラムの「基準」?
リスク管理のポイント?
広報のポイント?
事務局がすべき範囲?
・・・・・・
・・・・・・
「解説用」「運営用」の疑問・不安を設問に
(1問ずつA4用紙上部に記入 15:30まで)
Q:良いプログラムを
つくるために、注意・対応
することは?
Q:リスク管理上の
ポイントとして、どんな
項目がありますか?
各班で「各5問・計10問」以上にまとめて、
A4下側に回答を記入 16:15まで
Q:良いプログラムを
つくるために、注意・対応
することは?
Q:リスク管理上の
ポイントとして、どんな
項目がありますか?
A:主なお客様層は?
心地よさ・楽しさが基本
小さくてもサプライズを!
プロでも必ずリハーサルを
A:集合時の駐車場所
食中毒・けがなど防止
雨の日の代替案
or 中止時のご案内
事故時の連絡先
保険
各自の「疑問・不安」リストと
班の「Q&A」10枚を机に並べたら、
他班の作品を見てまわってください
質問①
・・・・・・?
回答①
・・・・・・・、
・・・・・・!
解説用
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
質問②
・・・・・・?
回答②
・・・・・・・、
・・・・・・!
運営用
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
質問③
・・・・・・?
回答③
・・・・・・・、
・・・・・・!
解説用
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
運営用
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
質問④
・・・・・・?
回答④
・・・・・・・、
・・・・・・!
解説用
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
・・・・・・?
質問⑤
・・・・・・?
回答⑤
・・・・・・・、
・・・・・・!
運営用
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
・・・・・・!
他のグループの「作品」を見て
コメント+投票する(16:40まで)
■3枚
■2枚
気付きを与える
投票(理由)
質問、
助言・提案
「この部分が
こういう理由で
参考になった」
野上さんに、どうしても聞きたい!

最も効果的に、ひとことで言うと?

相手次第!おじさんなら「よそはみんなやってます」
 観光業界なら「JTBの『交流文化大賞』受賞しました」
 地域の人なら「一人ひとりが主役に!」

「地域の活性化」って?



行政はどこまでかかわるのか?


「えこひいきできない」デメリット、「公報に載る」メリット
パートナー候補を選ぶ基準・ひとことは?


こういう質問するのは、やらないヤツ!→スルー!
オンパクは、人と人との関係の(再)構築には有効
「おもしろそうね!」:お願いしなきゃいけないのはNG
開催や主要事項を決定するしくみ・権限者?

誰かの覚悟←コンセプトは民主的に決定できない!