ロールプレイの進め方

経済産業省 平成23年度
地域新成長産業創出促進事業費補助金
ソーシャルビジネスノウハウ移転・支援事業
復興とまちづくりの
両立をめざす
~ 地域の未来のために
オンパク手法を学ぶ ~
2011年11月10日
(特)吉備野工房ちみち
①自分が好きなこと
②おなまえ
③今、ふと思ってること
④今日、聞いて帰りたいこと
加藤さん・久野さんのお話から
加藤さん(吉備野工房ちみち(岡山県総社市))
 オンパク手法による地域づくり、まだ4年目ぐらい
 いわきフラオンパクの里見さん(湯本・古滝屋)など
と連携して、
久野さん(いわきフラオンパク)
 いわきや田村で、さまざまな小さなプログラム
浅理さん(田村市)
 気付かない地域の魅力に気付くきっかけに
 今日から、自由に、取り組み始めましょう!
まちあるきから始まる
オンパクの楽しさ・すごさ
10年後の田村・福島のために、今、
求められる人「交」密度のまちづくり
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市)

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3500万円


そもそも、オンパクって?
 2001年に別府(大分県)で始まった
まちづくりの手法
 インパクに対抗して「温泉泊覧会」
 まちあるきからスタート
 定員は15名程度
 観光客よりも、地域住民が自分が住
むまちを好きになるためのきっかけ
づくり
まちの力は、関係の密度がつくる!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
田村市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
2000年
計(人)
46758
45052 40422 36756 32350
0~14歳
9739
15~64歳(A)
A÷B
75歳~
2020年
7441
5100
2030年
▲21%
▲11%
3782
3135
▲38%
▲47%
29276 26884 23601 20529 16642
(生産人口)
65歳~(B)
高齢者率
2010年
▲31%
▲16%
7743 10725
6746 12445 12573
16.6%
23.8%
28.9%
+51%
33.9%
38.9%
+7%
3.7人
2.5人
4562
2.0人
6746
1.6人
6845
1.3人
7465
+48%
+1%
+9%
2020年の田村市は?

高齢者率は?→33.9%(全国より15年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、1.6人!
75歳以上は?→6845人(住民の約5人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?

 健康増進活動の可視化を急ぐ!

生産人口は?→15%減(00年比 23%減) !
生産人口率55.9%→明治以前の水準!
 市税収入は?


既存インフラの補修コストは?



道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
消費税は、いくら必要?
田村市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2000年 2005年 2010年 2015年 2020年
人口(千人)
45052
42253
40422
39047
36756
高齢者
10725
11533
11686
11924
12445
4562
5839
6746
7010
6845
後期高齢者
世帯(千戸)
高齢者単身
後期高齢者
単身
高齢者夫婦
後期高齢者
夫婦
高齢世帯率
10.1%
13.5%
16.7%
18.0%
18.6%
11806
617
11902
775
11933
880
11527
946
11261
988
144+473
196+579
268+612
309+637
322+665
298
437
532
567
554
56+242
89+348
126+406
143+424
140+414
665
126
789
226
908
328
982
376
1025
367
10.9%
13.1%
15.0%
16.7%
17.9%
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
協
NPO 働
当事者
事業者
金融機関
専門家
行政
総
働
学校
公共サービスを担う (教員+生徒)
行政
意欲とスキル
NPO
まちの「サバイバル」力を
どう維持するか
 まちの売上高トップ10は、どう変化したか?

10年前、現在、10年後のトップ10は同じか?
 まちの競争力は、どう維持・向上するのか?

まちの競争力は、誰が支えるのか?
 地場産業は、まちの競争力を高める力となるか?
 変化の中で、資源を活かせる産業は何か?
 子どもに、どんな仕事を「本気で就業体験」させるか?
まちの競争力を支えるために、行政は何をすべきか?
 まちの競争力を支えるために、企業は何をすべきか?

くわしくは「NPOマネジメント」第29号「まちのマーケティング」参照
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
地域の活性化と産業振興は
なぜ両立できない?

ずっと住みたい・働き続けたい、
また来たくなる、ずっと魅力のあるまちづくり
自然・文化・伝統・歴史の豊かさ ← 保全する活動
 人間関係の豊かさ ← 助け合い+ホスピタリティ


でも、労力が・・・
判断や行動に時間がかかる。。。
 あちらを立てれば、こちらが立たず。。。
 課題が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃ。。。
 独自性なんて、どこもがんばってるんだから。。。
 自分だけがんばったって、割に合わないし。。。

雲南市の地域自主組織のすごさ
 「公民館」から「地域交流センター」へ
 共益的な生涯学習から、公共サービスへ
 「小規模多機能」自治
 合併による「行政機能の集中・効率化」を
補う「適地適作(策)」型の地域づくり
 共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
最小限の安全・安心をどう維持するか?
文化・伝統をどう残すか?
経済的な競争力をどう維持・向上するか?
かのさと体験観光協会(岡山県新見市)仲田芳人さん

まず、寄り添う

(個人でなく)集落でやるなら、ルールが必要




ちゃぶ台返しも日常→議事録の確認から!
受容の心:「来年はいい年になるじゃろう」→最大の売り!
「事件は現場で起きている!」

交流で残るのは、ゴミと疲れだけ→続けるために「経済」を!



正論を言っても、あとでボロカス。。。
異動しても、年度が変わっても、残るものとは?
地域の課題・目標が共有できていない+工程表・役割がない!
 課題も強みも見つけられるのは、集落内での信頼関係!
かのさと流(2002年設立)


「達成したら解散!型」事業を支えまとめる地域コーディネータ
グリツーは「地域を挙げた商い」「福祉=経済+健康+生きがい」


喜びの共受、「よう来てくれたなぁ」「10年若返った」
都市部の理解者・ファン(=リピーター、サポーター)づくり
仲田さんへの質問とご回答
始めるきっかけと、続ける工夫?
軌道に乗るまでの期間?
 人間関係+「自分がしたいこと」を語る  まだまだ、でも4年目から「いける」!


「夜川」体験も、集落だと大変。。。
説得してくれる人も出てくる!

次は「受容する心」で包んだ物販!
 備中白小豆の栽培開始!
予約制の農家レストランも!
「地域みんなが大家族みたい」

 動き出すと、乗ってくる、誇りを持てる  リストは劣化する→追加!!
 手当は、わずかでも赤字でも払う
危機感がないところから、どう促す?
 始めてしまう(小・集・短)+発信する! (変化を望んでいないとき?)
手当の財源?(補助金に頼らない?)
 必要なら、気付いてもらうしかけ
 日帰り4千円、宿泊付1万円、650人  変化と動向に気付かせる!
 DM15万/年、事務委託@3万/月
 利・情・義・理と、好き・嫌い
 自立運営したい→最初から補助なし インストラクタの初動・継続のポイント?
 ゼロになった時から逆算・想定する!  最初は1つだけ!
 棚田保全の濁り酒→6千円で継続!  プログラム設計の統括(=品質責任)


酒販店での販売も、おまんじゅうも!
集落内の若者は?
 「演奏したい」→若い子が来た!
 市内:県内:県外は(ほぼ)同率
は仲田さん
 参加者の感想から、良い点・改善点
仲田さんの生業は?
 地元で一般紙発行→境目なし!
自治会・町内会は、行事から福祉+経済へ!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
【今後】
「小規模多機能」自治!
→地域の住民が気軽に付き合い、 →行政機能の集約化を補い、
日常生活に必要な情報交換や
住民減少・高齢化などに伴い
安全確保などを行なうとともに、
必要性が高まる安全・安心の
地域生活をより快適にするため、 確保のための「適地適作(策)」
自主的・自発的に共同活動しな
型の地域づくりを進める。
がら、まちづくりを進める。
問題解決(交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
共通の「基本機能」と
生活充実(福祉、青少年育成、
独自の「魅力づくり」
健康増進、祭礼・盆踊り、
・最小限の安全・安心の維持
運動会、文化祭など)
・文化・伝統の継承
環境・設備維持(清掃・整備、
・経済的な競争力の維持・向上
集会所管理など)
広報・調整
地域のことは、地域で!
 たとえば、経済
 まちのマーケティングは、まち自らが!
 店がなくても、誰から・どう買い続けるか
 たとえば、福祉
 介護は、本当に届き続けるか?
健康を育む自主活動が不可欠!
 たとえば、災害時の要支援被災者
 緊急時のしくみは、平時のネットワーク
オンパクのすごさ(特徴と強み)
小さい!
個性、限定、準備、コスト、・・
集めた!
幅、信頼関係、地域活用、・・
短期間!
どうにか無理がきく、希少性、・・
オンパクのすごさ(特徴と強み)
まちが好きな人がつくった
 すべては、まちあるきと関係づくりから!
互いに競い合わないまでも、
較べられている
適度な緊張感が、工夫と努力を生む
1つ1つが、手軽だけど深い
→だから、立ち上げやすい!
総社と湯原のガイドブックを見て、
「田村でも、こんなことできそう!」
「あの人が好きそう!」
「ちょっと違うけど、こんな人もいる!」
「あのお店もおもしろいんじゃない?」
といったことを挙げてください!
(16:50まで)