ロールプレイの進め方

伏野さん・向後さん・和田さんのお話から(敬称略)
【伏野】 We Love Kashiwa
観光まちづくり会議:一元対応
市内イベントと連携
+地域資源の事業化→財源化
実行委(13年1月)
JR東・大手旅行代理店と連携
協力165団体・イベント289事業 Destination Mgmt Org
New柏おどり 小学生コンテスト 【和田】 館山市「営業部」!
花火 手賀沼5会場同時 44万人 観光に貢献する海辺まちづくり
キッザニア:百貨店・商店・銀行 桟橋整備(10年)、海ほたる!
・消防・警察・・ 170職種1700人 「鏡が浦」湾越しの富士山!
①組織 ②共通目標 ③繰り返し 渚の駅 14年夏本格開業!
④行政 ⑤日頃のネットワーク 海ほたる:市主催 観察会6回
【向後】 銚子の元気つたえ隊 スポーツ:トライアスロンなど
異業種連携プラットフォーム,ワンストップ アジア予選 3000人
市民企画イベントの発信連携 ちょい投げキス釣り、マラソン、
地域の活性化と
観光地としての魅力づくり
まちあるきから始まる
オンパクの楽しさ・すごさ
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3900万円
あなたのまちには、
どんなひとが、どう訪れてる?
現在、訪れている
人、主な目的、人数?
【例】
50代女性・参拝・5万人
60代男性・登山・4万人
30代女性・登山・3万人
・・・・
観光学・観光産業を
まったく知らない
素人(=私。。)から見て、
一番大切なことは、
「また行きたくなる・
一緒に連れて行きたくなる
まちづくり」
好きな事例をかたっぱしから挙げると
オンパク(大分県別府市から全国100弱?!)
小さな可能性を試す機会、被災地復興も!
→大切なのはイベントではなく「人のカタログ」
幸せます(山口県防府市)
商業高校生が商工会議所にブランド提案!
ジオ菓子(ジオガシ旅行団、静岡県南伊豆町)
ガイド研修を受けた女性が独自開発!
風工房(高知県中土佐町)
いちご農家のお母さんたちが自ら6次化!
箆柄暦・沖縄タイムマシーン(ぴらつかごよみ)
県内外すべてのイベント網羅+写真アーカイブアプリ
観光・集客拡大は、地域の目的ではなく
手段、または成果の活用でしかないはず
→ どれだけ「地域を耕せるか」?
←
ボランティアガイド
ボ
(歴史、環境、・・)
ミュージアム
→
ラ
ン
テ
オンパク
(地域の魅力や可能性をィ
ア
地域の人々とわかちあう)
体験学習(野外教育・自然体験)
←地域内(限定) 市民農園、グリーツーリズム、・・ 地域外→
山
まちゼミ
営 特産品を生かした6次化 岳
バル
利
ガ
(加工・サービス強化) イ
・
専
ド
体験工房
B級グルメ開発
業
(B-1GP出場など)
地域の活性化と産業振興は
なぜ両立できない?

ずっと住みたい・働き続けたい、
また来たくなる、ずっと魅力のあるまちづくり
自然・文化・伝統・歴史の豊かさ ← 保全する活動
 人間関係の豊かさ ← 助け合い+ホスピタリティ


でも、労力が・・・
判断や行動に時間がかかる。。。
 あちらを立てれば、こちらが立たず。。。
 課題が大きすぎて、ちょっとやそっとじゃ。。。
 独自性なんて、どこもがんばってるんだから。。。
 自分だけがんばったって、割に合わないし。。。

地域の活性化と
産業(農業・観光・・・)振興は
両立するか?
YES。
でも、工夫と努力が必要で
す。
地域産業は狩猟か・農耕か?

本当にすごい観光地は、自ら地域を耕している
たとえば、由布院の溝口さん、中谷さん、時松さん
 たとえば、山形・庄内の風間さん、奥田さん、金子さん
 たとえば、別府の菅さん、鶴田さん、野上さん


もはや、牡蠣の養殖業者でさえ、森を守る時代!
→ 地域をむさぼる産業から
地域を耕す産業(Communi-culture Industry)へ
まちの力は、関係の密度がつくる!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
千葉県も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
0~14歳
15~64歳(A)
2000年
5,555 5,926 6,216
A÷B
75歳~
2020年
6,122
1,034
842
799
712
3,646
837 1,320
587
3,397
▲15%
+0%
509
5,806
▲26%
▲22%
3,994 4,235 4,009
2030年
▲6%
+11%
(生産人口)
65歳~(B)
高齢者率
2010年
1,763
1,821
9.2%
14.1%
21.2%
+158%
28.8%
31.4%
+38%
7.8人
200
5.0人
320
3.0人
554
2.0人
896
1.8人
1,137
+72%
+61%
+26%
2020年の千葉県は?

高齢者率は?→ 28.8%!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.0人!
75歳以上は? →89万人(10年比61%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康=地域の資源+資産!


生産人口は? → 9%減(00年比13%減) !


個人所得税収は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
債権残高は?
 消費税を、どれだけ増やす必要がある?

千葉県の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
5,926.2
837.0
320.9
6,056.4
1,064.1
430.1
6,216.2
1,320.1
554.2
6,192.4
1,621.6
716.6
6,122.4
1,763.9
896.5
5.4%
7.1%
8.9%
11.6%
14.6%
2,173.3
97.6
2,325.2
136.9
2,515.9
191.2
2,576.0
248.1
2,582.8
277.0
29+67
45+91
65+125
86+161
97+179
後期高齢者
単身
41.2
62.4
90.4
123.4
158.4
10+30
16+45
23+67
31+92
39+118
後期単身率
12.9%
14.5%
16.3%
17.2%
17.7%
高齢者夫婦
102.4
18.8
9.2%
148.0
33.4
12.3%
206.0
53.2
15.8%
266.8
75.3
20.0%
297.7
98.3
22.3%
後期 夫婦
高齢世帯率
かのさと体験観光協会(岡山県新見市)仲田芳人さん

まず、寄り添う

(個人でなく)集落でやるなら、ルールが必要




ちゃぶ台返しも日常→議事録の確認から!
受容の心:「来年はいい年になるじゃろう」→最大の売り!
「事件は現場で起きている!」

交流で残るのは、ゴミと疲れだけ→続けるために「経済」を!



正論を言っても、あとでボロカス。。。
異動しても、年度が変わっても、残るものとは?
地域の課題・目標が共有できていない+工程表・役割がない!
 課題も強みも見つけられるのは、集落内での信頼関係!
かのさと流(2002年設立)


「達成したら解散!型」事業を支えまとめる地域コーディネータ
グリツーは「地域を挙げた商い」「福祉=経済+健康+生きがい」


喜びの共受、「よう来てくれたなぁ」「10年若返った」
都市部の理解者・ファン(=リピーター、サポーター)づくり
仲田さんへの質問とご回答
始めるきっかけと、続ける工夫?
軌道に乗るまでの期間?
 人間関係+「自分がしたいこと」を語る  まだまだ、でも4年目から「いける」!


「夜川」体験も、集落だと大変。。。
説得してくれる人も出てくる!

次は「受容する心」で包んだ物販!
 備中白小豆の栽培開始!
予約制の農家レストランも!
「地域みんなが大家族みたい」

 動き出すと、乗ってくる、誇りを持てる  リストは劣化する→追加!!
 手当は、わずかでも赤字でも払う
危機感がないところから、どう促す?
 始めてしまう(小・集・短)+発信する! (変化を望んでいないとき?)
手当の財源?(補助金に頼らない?)
 必要なら、気付いてもらうしかけ
 日帰り4千円、宿泊付1万円、650人  変化と動向に気付かせる!
 DM15万/年、事務委託@3万/月
 利・情・義・理と、好き・嫌い
 自立運営したい→最初から補助なし インストラクタの初動・継続のポイント?
 ゼロになった時から逆算・想定する!  最初は1つだけ!
 棚田保全の濁り酒→6千円で継続!  プログラム設計の統括(=品質責任)


酒販店での販売も、おまんじゅうも!
集落内の若者は?
 「演奏したい」→若い子が来た!
 市内:県内:県外は(ほぼ)同率
は仲田さん
 参加者の感想から、良い点・改善点
仲田さんの生業は?
 地元で一般紙発行→境目なし!
「イケてるまち歩きの5か条」?
(1)3分に1回は、立ち止まるか、通り過ぎながら、話題が出ること。
→ つまり、3分に1回ぐらいは、「へーぇ」と思っていただける
ような話題や切り口を、ガイドが提供できること。
(2)建物の外側だけでなく、内側も見られること。
→ まちあるきは、その場所でのくらしを、ほんのわずかな時間、
追体験させていただくこと。となると、うわべだけでなく、
内面も見たいと、思いませんか?
(3)まちの人と、会話ができること。
→ ただ見て歩くだけ、ただ説明を聞くだけでなく、ことばの
やりとりができることが、とっても大切。
「こういうときは、どうしてるんですか?」とか、
「これは何年ぐらい前から?」といった質問への答えが、
自分や他の参加者への思わぬ切り口を与えてくれることも。
「イケてるまち歩きの5か条」?
(4)まちのなかで、お茶が飲めること。
→ 座って、お茶をいただきながら、お話しできることも、
とっても大切な機会。もちろん、お菓子やお漬物も。
地域にお金を落とす、貴重なきっかけでもあります。
(5)むかしと今とを比べられる、写真や絵、地図があること。
→ 必須ではありませんが、「ここはむかし、・・・」とか、
「あのビルが建つまでは・・・」といったかつての様子を
歩きながら見ることができると、その当時の情景が
一気に近付いてくることも。
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
オンパクのすごさ(特徴と強み)
小さい!
個性、限定、準備、コスト、・・
集めた!
幅、信頼関係、地域活用、・・
短期間!
どうにか無理がきく、希少性、・・
オンパクのすごさ(特徴と強み)
まちが好きな人がつくった
 すべては、まちあるきと関係づくりから!
互いに競い合わないまでも、
較べられている
適度な緊張感が、工夫と努力を生む
1つ1つが、手軽だけど深い
→だから、立ち上げやすい!
でも、続けるうちに・・・
マンネリ
継続も、進化も大切→リセットを!
質の低下・バラツキ
誰がどう確認・共有・改善する?
次のステージは?
拡大・独立・店舗→すごさの逆!
続けるための新・3原則
進化を求める(アレンジ)
率直に改善を求めあう
既得権化しない(チャレンジ)
休んで
or 切り口を変えてもらう
互いの顧客に応える(お返事)
期待やニーズを知り、応える
次に求められるチカラ
一次産業と連携するチカラ
地域ブランドの源泉を磨く!
企業と連携するチカラ
経営者とも、従業員とも
本業でも、本業以外でも
市民団体と連携するチカラ
あなたのまちには、
どんなひとに、どう訪れてほしい?
現在、訪れている
人、主な目的、人数?
【例】
50代女性・参拝・5万人
60代男性・登山・4万人
30代女性・登山・3万人
・・・・
2年後・7年後に
どんな人・
どんな目的・何人?
→+飲食・+1万人
→+体験・+1万人
→+体験・+2万人
中国+ASEAN・参拝+
飲食・2万人
打つべき手?
【例】留学生向け、B1