チェンバース 『参加型開発』 チェンバースの論 その背景 1.概念的な枠組: 開発への疑問 •近代化に伴った経済開発による、人間開発による豊かさを 「持っている人」と「持っていない人」の格差の「両極化」 •その原因を探し出すには、どの疑問、視野が必要なのか? 1 チェンバース 1.概念的な枠組: 開発への疑問 つづき •「科学的」、「専門的」なデータや成果の「過ち」の例と原因 •「過ち」の証明があるにも関わらず、続いていたことはどの ように説明するか? 2 チェンバース 2.「過ち」の例 第1部 •世界銀行のIRDP(農村総合開発プロジェクト~アフリカ) •「飢饉」についての3つの「思い込み」 (+ アルファー: 必要なカロリー量又はたんぱく質の量 についての不一致) –食糧の不足 –飢えは死の原因 –食糧供給の対策が必要 ※この文脈では、「思い込み」は「嘘」、「誤解」という意味を持 つのではなく、正しい問題発見を阻む一般論を指摘する。 3 チェンバース 2.「過ち」の例 第2部 • 食糧の損失: 「収穫後の食糧」についての思い込 みと「データ」の不一致 • 畜力 「ツールキャリア」機械の「改善」や「不用」性 • 環境や森林についての「過ち」 4 チェンバース チェンバースが用いている先行研究 •アマルティア・センの「エンタイトルメント」とそれの 欠陥がある地域の「飢饉」(セン著『貧困と飢饉』より) 「エンタイトルメント」: 「潜在能力」を発展させるために必要となる 「財を機能させる権限」、「財の管理」。 5
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