記憶における思い込みの実験

記憶における思い込みの実験
大沢項羽希21311057
西澤慶人21311236
概要
人間の記憶における「思い込み」に関する実験を行う。
思い込み: 頭の中で記憶の連想関係が成り立ち、錯覚
を生じる
思い込みのメカニズム例:買い物を終え、家に帰ったとき
に買ったはずのものがない
↓
「それを買っていた」という思い込み
先行実験

学習セッション: 特定の単語(眠る)から連想される単語
リスト(ベッド、休息、休憩など)を実験参加者に提示。参
加者はこれを出来るだけ多く覚えるように指示される

再生セッション: 覚えた後、参加者は「できるだけ推測し
ないで覚えた単語だけを思い出すように」と言われ、覚
えた単語を報告。

結果: 「眠る」を提示されていないにもかかわらず、覚え
た単語として言ってしまった。→ 思い込み
実験
10枚のカードに似た単語を書いて実験参加者に見せて
覚えてもらう。その後、覚えてもらった10個の単語を口答で
答えてもらう。10個中いくつ答えられたか集計を取った。そ
の中で、「野球」と答える人数はどれだけいるか。
題:「○○球」とつくもの10種(「野球」を除く)
「野球」と答えてしまうor違うやつを言う人がどれだけい
るか
仮説:「野球」と答える人はいる
実験2


7枚の野球カードを提示しいくつ覚えられるか実験した。
その中で「グローブ」を連想して答える人何人いるか。

題:グローブを連想(バットやボール)させるものを覚えて
もらう。

仮説:「グローブ」と答える人はいる
集計結果1 10問中の正答数
4.5
4
3.5
3
2.5
Series1
2
1.5
1
0.5
0
4つ
6つ
7つ
8つ
9つ
10つ
集計結果2 7問中正答数
8
7
6
5
4
Series1
3
2
1
0
1
2
3
4
5
6
考察
結果的に思い込みが生じることはほとんどなかった。実
験1で2人ほど思い込みで「野球」、「闇球(?)」と答えた人
がいた。実験2では「グローブ」と答えた人が3人いた。
今回は「○球」という漢字一文字の違いしかない言葉の
みの実験と「グローブ」を連想させる(バットやボール)を覚
えてもらう実験をしたが、連想が上手くいかなかった。
野球の中で一番グローブが大事なので実験参加者はグ
ローブを連想してしまったのだと考えられます。