地震波

地震波
地震の波
波の種類
1.縦波 進行方向に揺れる波
2.横波 進行方向と垂直に揺れる波
例
1.縦波・・音波
2.横波・・電磁波
地震の波
• 2種類の波が混じっている
1.P波(縦波) 岩盤中で5 - 7キロメートル/秒
2.S波(横波) 岩盤中で3 - 4キロメートル/秒
P波の方が速いので、先に観測点に到着する
最初の小さな揺れはこのP波による
初期微動と主要動
初期微動時間を用いて震源までの距離を計算
できる
初期微動と主要動
速度はvp=6km/s,vs=3km/sを取ることにする。震源と観測点の距離を
Lkmとする。地震到達までの時間は
P波 tp=L/6,
S波 ts=L/3
なので、P波のみで揺れている時間(初期振動時間)はt=ts-tpとして
t==L(1/3-1/6)=L/6
従って
L=6t
例題1
最初に小さく揺れ始め(初期振動)てから大きな
揺れ(主要動)が来るまで10秒とすると、震源ま
での距離は
L=6t=6×10=60km
となる。 ただ震源は地下数十キロメートルの深
部にあるので、水平距離0メートルであっても初
期振動時間は0秒ではない。
例題2
観測値から水平距離で50km離れ、震度90kmの地
震の場合の距離は
___
L=√502+902=103km
従って、
t=17秒
となる。