第19講 波動 教科書P.166~171 「波動現象」について理解する。 振動数,振幅,周期,波長等,波を表 す特徴的な物理量を理解する。 縦波と横波の違いを理解する。 http://www.fzt.jp/ 1 【A 波】 隣の動きを遅れてマネする 張力 慣性 慣性 慣性 慣性 「波」とは,物体の一カ所に生じた歪みが,振動と なって伝わっていく現象 復元力と慣性がポイント 2 【A 波とは何か】 A B ●ゴムでつながれた台車の動き C D E ① ② ③ ④ 3 【A 波】 波は何を伝えるか... 物質が直接伝わらない 波が伝えるものは「エネルギー」である 波を伝える物質を「媒質」という 音 地表 震源 地震 4 【B 波を表す量】 ひもの端を振動させたときに 生じる波 5 【B 波を表す量】 波長λ[m] 山 振幅A [m] 変位 谷 媒質が1回振動するまでの時間 逆数は媒質が1秒 あたりに振動する回数 ⇒ 振動数 𝑓 [Hz] 周期 T [s] 6 【B 波を表す量】 【振動数と周期の関係】 振動数𝑓 の単位[Hz]=[1/s] 7 【B 波を表す量】 波は1周期(𝑇 秒)で1波長進む ここまで進む のに𝑇秒かかる 進んだ距離λ 8 【B 波を表す量】 振動数𝑓[Hz]⇒1秒間に𝑓個が波できる 𝑓=4.0Hz の場合 4個の波ができた 9 【B 波を表す量】 振動数𝑓 [Hz] の場合 1秒で𝑓回振動 𝑓 個の波(長さ𝑓 λ) 進んだ距離は (速さ)×1.0s= 10 【C 波の種類】 a. 横波 進行方向 進行方向と振動 方向が直角 振 動 方 向 横波は,固体しか伝わらない (液体・気体では伝搬しない) 復元力が生じない (生じにくい) ※ただし,「光」は固体,液体,気体どれでも伝搬する 11 【C 波の種類】 b. 縦波(疎密波) 密 疎 進行方向・振動方向 進行方向と振動方向が平行 固体・液体・気体どれでも伝搬する 12 【C 波の種類】 c. 縦波の横波表示 波の進行方向(𝑥軸)に正の変位を,𝑦軸の方向に変換 密 疎 密 y 0 x 13 【C 波の種類】 c. 縦波の横波表示 a b 密 c d e f 疎 g h i j k 密 y 0 x 14 【C 波の種類】 c. 縦波の横波表示 媒質の様子 記号 粗密 山谷 媒質の様子 変位が0 次の瞬間に 変位が正→負 速度が0 次の瞬間に 速度が正→負 次の瞬間に 変位が負→正 次の瞬間に 速度が負→正 変位が正に最大 変位が負に最大 速度が正に最大 速度が負に最大 記号 粗密 山谷 15
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