戦術資料1 社内資料 2005.6.10掲載 非小細胞肺がん分子標的薬(イレッサ)の研究に! EGFR遺伝子変異検索でイレッサ感受性予測、研究に利用できます ポイント ●イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)は非小細胞肺がんにおいて、発現しているEGFRタンパク に結合し、シグナル伝達を阻害します。 ●イレッサ使用にあたり、肺がん学会等のガイドラインが策定され、EGFR遺伝子変異研究の必要性について 言及されてます。 ●イレッサ投与効果予測の可能性として新聞等でも報道されてます。患者様からの要望もあるのでは? ●さらにイレッサの標的とされる、EGFRタンパクの免疫染色も可能です。 販売対象ユーザー ●腫瘍内科(肺専門) ●腫瘍外科 ●イレッサ投与を考えている先生 診療ステップ( スクリーニング が対象ポイント) 診断補助 確定診断 治療方針 の決定 治療効果 判定 寛解の 指標 その他 ( 研究 ) SRL推奨セット その他検査 EGFR(IHC) 研究検査 腫瘍組織 EGFR (DNA塩基配列特定) : EGFR発現を免疫学的に検出 非小細胞肺がんの6割に高発現 が見られます。 : 投与効果予測研究にお勧めします EGFR遺伝子の変異とイレッサの効果とには高い関連性がある可能性が 報告されています。 セールストーク 先見性を アピール イレッサはその副作用がクローズアップされ、慎重な処方を要求されています。2004年5月に遺伝子 変異とイレッサの感受性が深い関連性があることが報告され、大変な注目を浴びています。 SRLは民間検査センターでいち早くこの検査を立ち上げ、イレッサの感受性予測研究検査をお受けす る事が可能です。 臨床利用の要望、 注目度が非常に 高いことをアピール イレッサはオーダーメード医療のさきがけとなる医薬品です。適切な患者様に 適切な薬剤を正確に投与する必要があります。また副作用問題で一般メディアにも 広く認知されている稀有な薬剤です。弊社は研究検査としての立場を取らせていただきま すが、これまでの検体から実際に患者様からの要望で検査している病院様もございます。 販売における注意点 ●材料としてホルマリン固定パラフィン包埋切片(未染色標本)、もしくはパラフィン組織での受付をお願いいた します。 ●遺伝子検査を受けられる場合 必要なスライド枚数: HE染色用 (厚さ3μm : 2枚) DNA抽出用(厚さ6~10μmほど : 6~10枚) でお願いします。 ~知識習得(ネタ)~ EGFR EGFRは非小細胞肺がんにおいて発現が報 告されている受容体型タンパクです。イレッサ はその変異部の活性化部位にはまり込んで 腫瘍細胞の増殖を阻害する作用を持ってい ます。 ※ 細胞が増殖する時には増殖シグナルが 核内に伝わり、遺伝子に働きかける必要があ り、これはシグナル伝達因子のリン酸化によ り担われています。したがって、細胞増殖に はチロシンキナーゼ等のリン酸化酵素が主 要な役割を担います。
© Copyright 2024 ExpyDoc