2009年4月17日 08BA239L 三木雄大 SRIとは? SRI(Socially Responsible Investment) 企業に投資を行う際に、企業の経済的な側面 だけではなく、企業が果たしている、社会的 責任も考慮する。 CSR (Corporate Social Responsibility) 企業が法令遵守にとどまらず、市民、地域お よび社会を利するような形で、経済、環境、 社会問題においてバランスの取れたアプロー チを行うこと。またその結果を主体的に公表 し、説明責任を果たしていくこと。 要するに・・・ CSRの本質 企業の社会的責任には限界がある。 大企業のほとんどは株式会社であり、株 式会社は株を株主に買ってもらうことで 事業を行うための資金を集め、そして利 益をあげ、その利益を株主に配当するこ とを目的として設立される。 企業は株主の利益を損なわない範囲でし か自発的な活動が出来ない。 それで例え、環境や社会が悪化したとし ても。 SRIの現状 大株主として企業の態度を変えさせようと行動す る投資家もいるが、株式投資で利益を上げるため には、先ほども述べたように、例え社会的責任投 資であっても収益を度外視することはしない。 大半の株主は環境・社会よりも利益を求めて投資 しているから、社会的責任投資が拡大しても、企 業が変わるとは考えにくいとする株主が多い。 フォードの例からもわかるように、企業が自発的 に変わるにも限界がある。 日本では、もともと資産の運用を株式投資で行う 個人投資家が欧米と比較しても少ない上、度重な る金融市場の不祥事で不信感を抱いた個人投資家 が、株式市場から離れているために、SRIはまだ まだ普及していない。 論点 それぞれの課題と解決策 投資家 企業 政府 投資家 投資先企業の抱える環境的・社会的課題 についても積極的に意見交換を行ってい く。 環境及び社会的な面での戦略や対策につ いて企業の意見を聞いたり、提案したり、 あるいは株主総会において議決権を行使 したりと、企業経営に積極的に関与する。 企業の環境・社会問題について関心を持 ち、そして明確な考えや方針を持つ。 企業 環境面・社会面の持続が可能な発展 を目指して、企業はCSRを考慮した 経営の在り方を考え、さらに環境問 題や社会的課題を事業とし、それで 解決していく。 企業と投資家の関係を今一度問い直 し、どのような要請や期待があるの かを知り、コミュニケーションをと る関係を構築していくのかを考える。 政府 法令遵守、内部告発制度の 確立についての議論ばかり するのではなく、現代とい う時代と今求められている 企業の在り方を理解して、 問い直していく。 感想 発表に際して十分な準備をせず、しっか りとした質疑応答が出来なかったことが 非常に残念であった。 SRIとCSRについて、メリットばかりを 挙げ論点を考えてしまった。これからは テーマについて様々な視点から考え、論 点を導きたいと思う。
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