株式会社における出資者と経営者 経営とは、一定の事業計画を構築し、それに沿って経営資源を 調達し、さらにそれを用いて、社会に財やサービスを効率的に 提供しようとする一連の営みである。 取締役 投資家(株主) 株主総会 (経営者) 所有者 経営 所有と経営の分離 資本の循環 資本金 商品 生産 商品´ 売上 労働力の循環 労働力 労働契約 労働 賃金 商品 消費 労働力 株式会社における出資者と経営者 投資家(株主) 株主総会 取締役 (経営者) 会社法第百四条 株主の責任は、その有する株式の 引 受価額を限度とする。 第百五条 株主は、その有する株式につき次に掲げる権利 その他この法律の規定により認められた権利を有する。 一 剰余金の配当を受ける権利 二 残余財産の分配を受ける権利 三 株主総会における議決権 株式会社における出資者と経営者 投資家(株主) 株主総会 取締役 (経営者) 第二百九十五条 株主総会は、この法律に規定する事項 及び株式会社の組織、運営、管理その他株式会社に関す る一切の事項について決議をすることができる。 第三百四十八条 取締役は、定款に別段の定めがある 場合を除き、株式会社(取締役会設置会社を除く。以下 この条において同じ。)の業務を執行する。 第三百五十五条 取締役は、法令及び定款並びに株主 総会の決議を遵守し、株式会社のため忠実にその職務を 行わなければならない。 株式会社における出資者と経営者 投資家(株主) 所有者 株主総会 取締役 (経営者) 経営者 ○ 株式会社は、社会から広く出資者を募ることができ、 大きな企業を形成することに適した制度である。 ○株券が、特定の個人ではなく、非常に多くの人々に分散 して所有されるようになると、その経営上の意思決定は 株式を所有していない専門的な経営者によってなされる 場合がおこる。 ○こうなると実際の経営において、所有者である株主より も経営者が大きな影響力を持つようになる。これが経営学 で言われる「所有と経営の分離」である。
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