アクリルアミド(生物)の分析

下水処理工程中の
有機フッ素化合物の挙動
○吉田光方子、竹峰秀祐、松村千里、中野武
機関名
(兵庫県環境研究センター)
氏
名
調査目的
PFCsの発生源のひとつとして、下水の関与が指摘
下水処理場での調査
県内14下水処理場における
放流水のPFOS、PFOA濃度を測定
PFOA:13-100ng/L
PFOS:3-150ng/L
下水流入水よりも放流水のPFOS、PFOA濃度が高い?
下水処理後(放流水)における
PFOA,PFOS濃度
Concentration(ng/L)
150
100
PFOA
(ng/L)
PFOS
(ng/L)
下水放流水平均
50
PFOA:46ng/L
PFOS:27ng/L
0
調査目的
PFCsの発生源のひとつとして、下水の関与が指摘
(1)下水処理場での調査
県内14下水処理場における
放流水のPFOA、PFOS濃度を測定
PFOA:13-100ng/L
PFOS:3-150ng/L
下水流入水よりも放流水がPFOA,PFOS濃度が高い?
環境へのPFCs拡散防止を目的とした効率的なPFCs除去の一助
にすべく、下水道処理工程ごとのPFCs濃度調査が必要
下水試料及び処理場概要

下水試料は、2009年2月採水

採水は、流入下水→最初沈殿池入口→最初沈殿池出口
→処理槽(:嫌気槽出口→好気槽出口→最終沈殿池出
口)→砂ろ過入口→砂ろ過出口

処理場の流入及び放流平均水量は約7万m3/日

流入水は水量調整後、最初沈殿池で約2.5hr →処理槽(3
系統に分けて処理)で約13hr →最終沈殿池で約5hr処理
→消毒、砂ろ過を経て、受け入れから約1日経過後、放流
されていると考えられる。
分析対象 PFCAs、PFASs
パーフルオロアルキルカルボン酸類
(PerFluoro Calbonoic Acids;PFCAs)
CF3(CF2)nCOOH
C4:PFBA
C5:PFPeA
C6:PFHxA
C7:PFHpA
C8:PFOA
C9:PFNA
C10:PFDA
C11:PFUnDA
C12:PFDoDA
C13:PFTrDA
C14:PFTeDA
パーフルオロアルキルスルホン酸類
(PerFluoro Alkyl Sulfonates;PFASs)
CF3(CF2)nSO3H
C4:PFBS
C6:PFHxS
C8:PFOS
C10:PFDS
分析法概要
water
Sample
100mL
SPE
Presep-C
Agri
dehydr
-ation
WELLINGTON ;surrogate
MPFAC-MXA 1ng
IS addition
PFOA-13C8
LC/MS/MS-SRM
ESI-negative
elution
MeOH
2mL
concentration
1mL
処理工程中のPFACs存在割合
100%
PFTeD A
PFTrD A
80%
PFD oD A
PFU nD A
60%
ratio(%)
PFD A
PFN A
40%
PFO A
PFH pA
20%
PFH xA
PFPeA
OUT =Effluent
Sand filter
Reactor 3
Reactor 2
Reactor 1
Fig.2 Proportion of PFCAs in each sewage treating process
IN
OUT
Aerobic
Anaerobic
OUT
Aerobic
Anaerobic
OUT
Aerobic
Anaerobic
OUT
Primary sedimentation
Influent
IN
0%
謝辞
本研究の一部は、
平成21年度「環境省環境技術開発等推進費」及
び
平成21年度「大阪湾圏域における海域環境の再
生・創造に係る研究助成事業」
を受け実施したものです。
ここに記し謝意を表します。