フッ素化学製品における PFOA 及び関連化合物の製造、使用全廃について

2016 年 3 月 31 日
フッ素化学製品における PFOA 及び関連化合物の製造、使用全廃について
ダイキン工業株式会社(本社:大阪市北区、社長兼 CEO:十河政則)は、PFOA(パー
フルオロオクタン酸)及び関連物質の製造・使用、およびそれらを原料とした製品の製造
を 2015 年 12 月末で完全に終了しました。
当社は 2006 年、持続性のある化学物質管理の一環として、世界の主要フッ素化学メーカ
ー7 社(計 8 社)とともに、2015 年までに PFOA 及び関連物質を全廃することをめざす
「PFOA 自主削減プログラム(PFOA2010/2015 スチュワードシップ・プログラム※1)
」に
参画しました。
それ以降これまで、代替品開発の取り組みを推進してきたことにより、スチュワードシ
ップ・プログラムの目標期限である 2015 年末で、PFOA 及び関連物質の製造・使用を完全
に終了したことを報告します。
今後も当社は、化学物質の管理に留意しながらさらなる製品開発に取り組みます。一例
として、代替製品の原料となる C6 テロマー関連化合物について様々な試験を実施しており、
その結果を当社ウェブサイト上で公開しています※2。
※1 PFOA 2010/2015 スチュワードシップ・プログラムについて
2006 年 1 月末、米国環境保護庁は「PFOA 自主削減プログラム(PFOA 2010/2015 スチュワードシッ
プ・プログラム)
」を発表し、世界の主要フッ素化学メーカー8 社(社名は下記)に対し、プログラム
への参加を呼びかけました。プログラムの内容は以下の通りです。
1)PFOA、もしくは分解して PFOA を発生する前駆体物質、および C8 より炭素数の多い類縁物
質の、工場から環境中への排出量、製品中含有量の両方について、2010 年に基準年比 95%削減
すること。
2)PFOA、もしくは分解して PFOA を発生する前駆体物質、および C8 より炭素数の多い類縁物質
を 2015 年に全廃することに対する努力を行うこと(Working toward the elimination)を約束す
ること。
【フッ素化学メーカー8 社】
デュポン(現ケマーズ)
、3M/ダイネオン、旭硝子、ソルベイ・ソレキシス(現ソルベイ・スペ
シャルティー・ポリマーズ)
、アルケマ、クラリアント(現アークローマ)
、チバ・スペシャルテ
ィー・ケミカル(現 BASF)
、ダイキン工業
※2 関連 URL
http://www.daikin.co.jp/chm/business/pfoa.html