システム設計 ー具体的なシステム設計法ー

システム設計
ー問題発見から改善までー
経済情報学科
下園幸一
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情報システムの一生(lifecycle)
企画・立案 意思決定, 指定書
計画・分析 プロジェクト計画, 現状分析
設計・開発 システム設計, システム開発
検査・移行
受入テスト, 本番移行
運用・保守
システム運用, 保守
業務改善方法
業務の調査・把握
問題発見
問題点整理
原因分析
解決策比較検討
問題解決
業務の調査・把握
手順
①業務の調
査・把握
技法
視点
資料収集
担当者へのヒアリング
•困っていることは何
アンケート
か?
ヒアリング
部門管理者へのヒア
インタビュー
リング
DFD
•部門としての改善方法
や目標は何か?
E-Rダイアグラム
ワークフロー分析
ワークフロー
•無駄な伝票処理はな
ブレーンストーミング
いか?
•重複データの取り扱い
はないか?
問題発見
手順
②問題発見
技法
視点
「あるべき姿」と「現
状」との「ずれ」を見つ
ける
「ムリ、ムダ、ムラ」が
あるかないか
問題点整理
手順
技法
③問題点整理 KJ法
デシジョンテーブル
QC七つ道具
視点
主観的な考え方と客
観的なデータとを区別
して、論理的に整理す
る
原因分析
手順
技法
視点
④原因分析 QC七つ道具
担当者:担当者の技術レベルに
新QC七つ道具 原因はないか?
体制:役割分担と担当者数に原
因はないか?
管理方法:承認体制に原因は
ないか?
情報処理システム:データ入力
の手間等に原因はないか?
解決策比較検討
手順
技法
⑤解決策比較 新QC七つ道具
検討
シミュレーショ
ン;
視点
改善効果の度合いとそれ
にかかる費用はどのくらい
か
解決までの時間や困難の
度合いはどのくらいか
DFD(Data Flow Diagram)

業務のデータに着目してモデル化
記号
名称
意味
データフロー
データの流れを示す
プロセス
データの処理を表す
ファイル
(データストア)
データの一時的な蓄積を表
す
システム外部を表す
外部エンティ
ティ
DFDの一例
顧客
発注書
受注
出荷指示
受注情報
請求書
出荷
配送指示
運送
会社
出荷情報
受注台帳
納品台帳
請求金額
納品情報
請求
売
上
シ
ス
テ
ム
E(Entity)-R(Relationship)
ダイアグラム

業務のデータ構造に着目しモデル化
記号
名称
意味
エンティティ
実体をあらわす
リレーションシッ
プ
エンティティ間の関連を表す
E-Rダイアグラムの例
属性
(アトリビュート)
学生
m
インスタンス
学生番号
氏名
学年
8774427
ほげほげ太郎
3年
受講年度
平成13年
受講
n
科目
l
成績
科目コード
科目名
教室名
96点
K20
システム設計
202号
講義
1
教官
教官コード
教官名
HKKS01
下園幸一
ワークフロー分析


部門(or 担当者)を越えて、全体で仕事の流れを
とらえる
ワークフロー図を書く
顧
客
営
業
物
流
経
理
仕
入
先
納
品
書
+
商
品
発注書
受注処理
発注処理
発
注
書
入荷処理
納
品
書
+
商
品
支払処理
請
求
書
¥
請求処理
出荷処理
出金処理
¥
入金処理
BrainStorming


1.
2.
3.
4.
1939年オズボーンが提唱
アイディアを発想する手法
テーマを決める
リーダーを決める
メンバーを決める
アイディアを出し合う
批判禁止
質より量
自由奔放
結合・便乗
他人の発言に批判しない
とにかく多くのアイディアを出す
自由に発言する。多少ずれていい
他人のアイディアに便乗してもいい
BrainStormingの運用

テーマの明示
• ただの世間話や愚痴の言い合いにならない
ようにする

全員参加
• 建設的で且つ和やかな雰囲気をつくる。傍観者を
作らない
リーダーの誘導