計算機数理科学専攻

名古屋大学
大学院情報科学研究科
計算機数理科学専攻
Coloured Petri Net NETW
SENDER x
x
Pub(B,(x,A)
ORK
)
w
w
X
Pub(A,X)
(z,(y,B)) Pub(B,y)
Pub(B,X)
X RECEIVER
w
w
Pub(u,(x,(y,B)))
(x,u) y
Pub(B,X’)
X’
X Pub(x,X) x
Pub(x,X)x X
w
w
X X’(X,X’)
(X,X’)X X’
INTRUDER
y
計算機数理科学専攻
dx/dt=ax+by
dy/dt=cx+dy
確率解析 数理モデル
遺伝子情報解析
情報数理モデル論
数理ファイナンス
量子符号暗号
量子情報
数理計画 最適化
計算論
確率制御
学習理論
自然現象
社会現象
データサイエンス
情報理論
情報科学の基盤
論理モデリング
データ構造
暗号理論
アルゴリズム
計算モデル論
並列処理
項書換え系
符号理論
グラフ
実験計画
離散数学
数論
数理科学
情報数理基礎論
組合せデザイン
計算理論
計算量理論
数理論理 集合論
計算機数理科学専攻
 講座構成(H22.4.1現在)
情報数理基礎講座
教授: 安本雅洋,松原洋,神保雅一
准教授:佐藤潤也,吉信康夫
助教: 澤正憲
情報数理モデル論講座
教授: 小澤正直
准教授:金森敬文,貝瀬秀裕
計算論講座
教授: 平田富夫,酒井正彦
准教授:柳浦睦憲,草刈圭一朗
研究グループ
1.数理論理(超準モデル,計算量理論)
2.集合論(公理的集合論,巨大基数公理)
3.離散数学(組合せデザイン,暗号,符号)
4.数論(相互法則,q-analogue,暗号)
5.確率論(確率過程,数理ファイナンス)
6.数値解析(微分方程式,並列計算)
7.量子情報(量子測定・計算・暗号,量子集合論)
8.統計科学 (機械学習,数理統計,最適化)
9.アルゴリズム(近似アルゴリズム,最適化)
10.計算理論(項書換え系,定理の証明可能性)
講義課目
博士課程前期課程(修士)
 計算機数理科学特論
 数理論理学特論
 計算基礎特論
 離散数学特論
 組合せ数理特論
 量子情報特論
 統計解析特論
 確率解析学特論
 情報理論特論
 オートマトン・形式言語特論
 最適化特論
 アルゴリズム特論
 計算機科学論理特論
 計算機数理科学演習A,B,C,D
 計算機数理科学特別講義1,2
 その他セミナー
 単位互換協定科目(南山大学)
他研究科・他大学の単位は最大6単位まで
修了単位として認められる
博士後期はセミナー主体
計算機数理科学専攻の修士課程修了生の進路
H19年度
H20年度
H21年度
㈱日立製作所 2名
岐阜県公立高校教員
日本電気㈱
㈱日本航空インターナショナル
㈱日建設計
大日本印刷㈱
中央三井トラストグループ
㈱NTTデータ
村田機械㈱
NTTコムウェア㈱
東日本電信電話㈱
パナソニックアドバンストテクノロジー㈱
博士課程進学 2名
博士課程進学 1名
㈱デンソークリエイト 2名
㈱日立製作所
㈱富士通アドバンストソリューションズ
日立ソフトウェアエンジニアリング
ニッセイ同和損害保険㈱
スズキ株式会社
三菱電機
Pocket Soft
豊商事㈱
日本たばこ産業
名古屋市教員(中学)
㈱コーエー
名古屋市役所
富士通株式会社
㈱かんぽ生命保険
新日本製鉄㈱
㈱日立製作所
日本興和損保
㈱JSOL
KDDI㈱
就職支援
 アクチュアリー採用
銀行・証券・損保など
・アクチュアリー試験・勉強会を行ってます.
 数学+情報
 大学推薦も可
教員免許取得
学生支援
 奨学金 日本学生支援機構
 学術奨励賞奨学金
・D1の学生で人物・研究水準とも優秀なもの、指導教員
と研究科長が推薦したもの(年額30万円を3年間)
 日本学術振興会特別研究員
・D1,D2の学生で優れた研究能力を有し、研究に専念す
ることを希望する者
(20万円/月、研究費150万円以内/年)
 すぐれた研究に対して海外発表の旅費支援
教育研究環境
 指導教員




2年間一人の教員が主指導教員として毎週セミ
ナーなどで継続的にていねいに指導し,さらに副指導教員
に相談することもできます.
院生研究室 各自1つずつデスクがあります.
パソコン パソコンが貸与され,在学中自由に使用できま
す.
院生旅費 研究発表をするために研究集会に参加する旅
費が支給されます.
中間発表を修士2年の夏に行い,そのあとみんなでビア
パーティを行います.
超準モデルとその計算量理論への応用
情報数理基礎論講座
 研究テーマ(数学基礎論)
安本雅洋
・数理論理学・超準モデル
弱い数学的帰納法(S2)の超 ・多項式時間計算量
準モデルの構造分析とその
計算量階層(PH)の分離問題
への応用
S2 :数学的帰納法に一定の制限
を加えた公理系
NP:非決定性Turing機械で多項式
時間に計算できる計算量(巡
回セールスマン問題,ナップ
サック問題など)
P :決定性Turing機械で多項式時
間に計算できる計算量
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
巨大基数公理と無限組合せ論
情報数理基礎論講座
 巨大基数公理による独立命題
松原洋・吉信康夫
・数学基礎論・公理的集合論
の真偽決定
(ゲーデルのプログラムの遂行) ・巨大基数公理
イデアルの巨大基数的性質:種々
のイデアルから構成される生成的超冪
を通して、その巨大基数的性質や諸公
理との関連を調べる
強制公理と無限組合せ論:巨大基
数公理の変種である種々の強制公
理の相互の関連や、モデルの変形
に対する保存性,無限組合せ論へ
の影響などを調べる
無矛盾性の強さの研究:強制法と
内部モデルを用いて、さまざまな
命題についてそれと同等な無矛盾
性の強さをもつ巨大基数を決定す
る
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
離散数学とその情報科学への応用
情報数理基礎論講座
 研究テーマ
神保
・組合せ論
・符号・暗号
雅一・澤
・離散統計解析
離散数学
組合せデザイン,符号,暗号,・遺伝子解析への応用
グラフ
統計的実験計画法
組合せデザインと最適計画
DNA pooling experiment
遺伝子情報解析実験のための最
適計画とpositive識別アルゴリ
ズム
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
正憲
相互法則が支配する数論の研究
情報数理基礎論講座
 べき剰余の相互法則
・類数公式
・素数分布
・ゼータ関数
 暗号
 q-analogue
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
佐藤潤也
量子情報
情報数理モデル論講座
小澤正直
 「情報」の自然法則を解明し, ・量子測定
新しい技術「量子情報技術」
として社会への応用を目指し
ます。
量子測定:対象から情報を取り出す過
程(量子の認識論)
量子計算:情報処理の過程(量子コ
ンピュータに応用)
・量子計算(量子コンピュー
タ)
・量子通信(量子暗号)
・量子集合論
量子通信:情報伝送の過程(量子暗
号に応用)
量子集合論:対象のもつ性質の構造
(量子の存在論)
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
学習理論の研究
情報数理モデル論講座
金森敬文
学習とは? 現実世界のデータから有益な情報を取り出すこと
研究内容
学習アルゴリズムの提案・統計的データ解析への応用
 機械学習 : 予測精度の高い学習
アルゴリズムの提案
 数理統計 : 提案した学習方法の
“賢さ”を理論的に解析
 データ解析 : 現実のデータへの応
用
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
確率論とその応用
情報数理モデル論講座
 研究テーマ
1.現象のランダムな時間発展モデルと
その数学的基礎付け
・確率過程論
・確率制御理論
・数理ファイナンス
例.株価,経済指標モデルと確率過程
2.モデルに内在する未知情報の数学的解析
例.確率ボラティリティモデル,フィルタリングなど
3.ランダムな情報解析のための数学的研究
例.オプション価格付け → 確率解析
最適投資問題 → 動的計画法
TOPIXの推移(左図)と幾何ブラウン運動の軌跡(右図)
*情報文化学部 自然情報学科数理情報系
貝瀬秀裕
近似アルゴリズムに関する研究
平田研究室(平田富夫、柳浦睦憲)
 研究テーマ
組合せ最適化問題:多くは
NP-困難、最適解を効率
的に求めるのは難しい
・組合せ最適化
・近似アルゴリズム
・メタヒューリスティクス
どうまわろう?
理論:近似アルゴリズム
計算時間や解のよさを理
論的に解析.
応用:ヒューリスティクス
実際上“よい”アルゴリズ
ムの開発.
巡回セールスマン問題を解く:
近似アルゴリズムで?
ヒューリスティクスで?
*工学部電気電子・情報工学科電気電子工学コース
プログラム生成系の研究
酒井研究室 (酒井正彦,草刈圭一朗)
GeneSys:ライブラリを利用した、仕様からのプログラム自動生成
GeneSys
仕様
(6つの変換規則)
Decomposition
Ε   C[t]  s ;R
x  X / Var( C[t]  s )
E   x.t  x  C[ x ]  s  ;R
Composition
E   x.x  t  U ;R
x  Var(t)    x : t
E   U ;R
exist-Expansion
   x : t ,t : R - covering set,y   Var(t )

forall-Expansion
i
i
i
i
i
i
E   x.U ;R
   x : t ,t : R - covering set,y   Var(t )

E   i y i .Ui ;R
Deduction
プログラム
E   x.U ;R
E    i y i .Ui ;R
i
i
i
i
i
i
E  U;R
V EER U
E  V;R
Variable-Elimination

   x : t , t : R - strongly covering set,y   Var(t )

E   x. i y i .x  t i  Ui  ;R


E   i y i .Uii ;R
i
i
i
i
i
i
ライブラリ
生成されたプログラムの正しさが保障される
*工学部電気電子・情報工学科情報工学コース
募集要項概要
願書受付:7月7日(水)-13日(火)(16時まで必着)
ただし,口述試験希望者は6月9日(水)- 15日(火)16時までに必着
試験日:
(1)口述試験希望者
7月10日(土)
(2)筆記試験・口頭試問
8月10,11日(火,水)
試験科目:
(1)専門:
線形代数,微分積分,離散数学,数理論理学,確率論,統計学,量
子力学,アルゴリズム設計法,オートマトン理論,プログラミング
から10-12題出題し,
3問選択
(2)英語:
TOEIC, TOEFLの成績と入試の成績の良い方を最終成績とする
詳細は募集要項を参照のこと
研究科入試の年間予定(2010年度)
入学試験
実施時期
博士課程前期課程入試
(2011年4月入学)
7月10日
(口述試験)
8月10,11日
(筆記試験)
博士課程後期課程入試
(2010年10月入学)
博士課程前期課程入試
(2次募集)
博士課程後期課程入試
(2011年4月入学)
8月10日
2月中旬
要項の交
付
出願期間
5月中旬
7月7~13日
口述試験希望者
は6月9~15日
-
7月7~13日
受験を考えている人
は、研究指導を希望す
る教員に、事前(なる
べく早く)に連絡を取
ること。
1月中旬
受験を考えている人
は、研究指導を希望す
る教員に、事前(なる
べく早く)に連絡を取
ること。
5月中旬
11月中旬
備考
受験者向け情報
 Web page
http://www.is.nagoya-u.ac.jp の受験希望者向け情報を参照
募集要項,過去の入試問題があります.
 問合せ先
〒464-8601名古屋市千種区不老町 名古屋大学大学院情報科学研究
科
メールアドレスは
http://www.is.nagoya-u.ac.jp/staffs-list.html
 できるだけ希望の指導教員に事前にコンタクトを取って研究内容,
研究室への応募状況など確認するのが良いと思います.