深谷研究会 「縁」班 期末報告

深谷研究会 「縁」班 期末報告
総合政策学部3年 中野智仁
総合政策学部2年 城間 剛
プレゼンテーションの流れ
 分析目的
 分析対象、分析手法
 「縁」の分析
 「絆/きずな」の分析
 両者の比較
 「関係」の特徴
 分析結果からの展望
分析目的
 「関係」に対する概念抽出を試みる
分析対象・分析手法
 「関係」を指し示す語としての「縁」、更に「縁」との
比較対照語としての「絆/きずな」を分析対象とす
る。
 朝日新聞データベースから指定したキーワー
ドで記事を取得し、それをデジタルテキスト
分析プログラムWinscriptにかけて得られるス
クリプトデータ集合を用いて行う。
「縁」の助詞別分布
120
100
80
60
」
40
20
0
個数
が
の
を
で
と
も
は
に
か
 「が」・「の」が多い
 動作の主体を表す傾
向が強い
「縁」の動詞の傾向
「縁が~」に続く動詞
ある データの個数
63
ない データの個数
26
切れる データの個数
9
「縁の~」に続く動詞
ない
データの個数
23
ある
データの個数
4
 具体的な動詞としては、
「ある」・「ない」が殆ど
を占めている
「縁」の分析
 動作の「主体」を表す傾向が強い。
 具体的な動詞としては、「ある」・「ない」の自
動詞が最も多い。
 主体の何らかの動作、行為、行動のための
前提や条件としての「縁」。
「縁があって、~」、「縁が無く、~」。
絆/きずなの助詞別分布
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
個数
を
が
は
の
で
と
も
に
て
や
 「を」が多い
 動作の対象としての傾
向が強い
「絆/きずな」の分析
 動作の「対象」としての傾向が強い。
 受ける動作の種類が豊富。
 具体的な状況に用いられやすい。
 ある「何か」を前提とした「関係」。
「縁」・「絆/きずな」の比較




「縁」
動作の「主体」
「ある」か「ない」か
抽象的
前提・条件




「絆/きずな」
動作の「対象」
多種多様な動作
具体的(操作可能)
ある対象に働きかけた
結果
「関係」の特徴
分析結果からの展望
 メディアの発達による「関係」の在り方の変
化
 それにより生じる古い概念とのズレ、古い世
代とのズレ