ウラン

ウラン
• 例:閃ウラン鉱 UO2 (U238)
• 放射性のU235を0.7%含む。
• 六フッ化ウラン(液体、気体)→ 遠心分離法かガス拡
散法で濃縮
• U235を3-5%にして原発に使用 → 残ったU235 が0.2%程
度のものが劣化ウラン
• U238に中性子を照射 → プルトニウム
• プルトニウムには239,241その他いくつかの同位体があ
り、α線を放出する。体内、特に肺に蓄積され、発癌
性を示す。半減期(プルトニウム239)2万4000年
β線=雷や蛍光灯と同じく電子の流れ
放射線と生体への障害
• X線による皮膚炎。レントゲンは癌で死亡。
• キューリー夫人:ウランのX線に似た透過力を持つ光
線に注目。トリウム、ラジウムを発見(1898)。
• 1900年、ドイツの医学者らが放射線が生物組織に影
響を与えると報告。
• ピエール・キューリーはラジウムを腕に貼り付け、
火傷を起こした。「変質した細胞を破壊する」
→「キューリー療法」(放射性被爆を認識していな
かった。)
• 1934年、キューリー夫人、再生不良性貧血で死去。
パリのキューリー博物館では1890年以降のものは閲
覧に防護服着用が必要。
放射性元素:質量数の大きい原
子の中には核の結合が不安定で
自然に壊れていくものがある。
この際、放射線と多量のエネル
ギーを放出する。ウラン、ラジ
ウム、トリウムなど。
α線:ヘリウムの原子核で陽性の
電気を持つ。
β線:電子の流れ。
γ線:X線より波長の短い電磁波。
中性子線:中性子の流れ。