モデル入門 配布資料:チャールズ・A・レイブ,ジェームズ・ G・マーチ(佐藤嘉倫[ほか]訳)『社会科学のた めのモデル入門』ハーベスト社 1991年 第1章 2~6ページ 今日は、グループワークなし…途中で相談タイムは 取るけど、レポートなし 先週のレポート • 少人数ながら、たくさんの アイ ディア • すばらしい。 • 本学:バリエーション豊かな人材が集 まりやすい入試制度 • いかにそれぞれの力を結集して、問 題解決という形にできるか。 楽しいときってどんなとき? • 皆さんの楽しくって、時間が早く過ぎていく と感じるときはどんなときか、思い浮かべ てください。 • 周りのお友達と話し合って見よう! • 「あ、それ私も」「そんな楽しみがあるのか」 お友達と楽しみ方を共有できるといいです ね。 ポイント:3条件の関係 • 1.自発性・2.工夫・3.結果がわかる。 • ある意見:1があって2、2があって3が ある。 • 別の方:1が無くても2・3を満たすもの がある。 • 例:強制的にはじめた授業の中のス ポーツ等でも意外に夢中になり時間 が早く過ぎることもある。 • 偶然の楽しみ 期待と現実 憲兵隊 航空隊 昇進率が低い 昇進率が高い どちらが、昇進率に不満を持つ人 が多いと思いますか? 理由も考えてみてください。 期待と現実 • 現実が良くても、期待が、それ以上だと不 満に思う • 相対的剥奪(スタウファ) • 強制された事:期待が下がる効果が働くこ とで、「時間が早く過ぎる楽しみ」に没頭し やすくなる場合もあるだろう(難しい)。 身振り手振り • 非言語コミュニケーション • なかでも表情が大切(特に日本人あまり身 振り手振りがないので)。 • 教室でも、教員と学生お互いに表情見える、 →即時的な双方向のコミュニケーション • 学生 (ーー) 教員:さらに説明足そう • 教員 (@@) 学生:起承転結の「転」 がらがらの140でマイク • なんかヘン。わざわざ表情が見えないとこ ろで。 • たぶん入学前なら、この状況に違和感を 感じたかもしれない。 • 140教室という表情の見えない環境 • 1年生こそ、少人数教育が必要 • しかし1年生は必修が多い • 楽しさの条件1がない。 • しかも教える方も、教わる方もコミュニケー ション難しい(条件2:工夫の余地が減る。 表情で感じ取る条件3もなくなる)。 大学生として身につける能力 抽象的思考 動物:名詞のない世界に 住んでいる(らしい) ヒト 発育と共に抽象的な思考を身につ けていく 学問する 具体の地平からの飛翔 抽象的なモデル(理論・命題・仮説・概念) 行き来すること 具体的な観察(認識) 根を持つこと 例 問題に直面する(具体) 既存の解決方法(抽 象) 既存の解決方 法ない場合 自分の問題に応用する(具体) 他人の頭と自分の頭を使って、作り出す。 ・お友達の頭だけでは足りない。必要な方の頭 を借りられるようにトレーニング 抽象的な思考~ヒトは苦手である。 しかし 人間の最大の武器 世界構築能力 学問を身につけると抽象的な世界に留まりがちになる。 新潟国際情報大学の素晴らしさ: 実践~抽象的な理論を社会の構築に用いることを目指す (社会的意義について詳しくは『情報社会論』で論じます)。 講義間の関係 • 行動科学 人間の行動 具体(個別) ⇔抽象(一般化) 【工夫の仕方】 ・情報社会論 社会的意義 【工夫の結果を役立てるように】 ・社会理論と調査法 具体的な応用の練習 「方法を知っている」から「実際に使える」に 自分で研究(自発性)のために 他の意見 • 時間が早く過ぎるとき→周りが見えなくなる • 楽しさとうれしさ(または面白さ)との違い 素晴らしい!! ここでの”楽しさ”(自然言語の“楽しさ”よりもこ こでの使用法は限定的 抽象的な科学の概念としての“楽しさ(フロー)” 具体に戻って、考えている。 具体に戻ることで、新しい考え方の必要性が見えてく るかもしれない。 一人と共感 • ある意見:第四の条件 他者との共感 • 別の意見:一人でいる方が没頭しやすい。 • また別の意見:利害がない方が没頭しやすい。 アメリカと日本の違い 世代の違い(人間関係に鋭敏な世代) 新しい研究の必要性 今日のお題 • 平成17年の新潟県内3つの私立大学の調 査 • 有効回答者数 190名 • 男性 120名、女性 67名、無回答数3名 • 学年は1年生18名、2年生107名、3年生 23名、4年生38名、5年生以上1名、無回 答3名となった。新潟県出身者は181名、新 潟県以外の出身者は9名となった。 新潟県内での就職を • • • • 大変考えている106名 やや考えている52名 あまり考えていない 19名 全く考えていない 13名 この分布になるのはなぜか? モデル モノ・ 状況 具体 観察 目的に応じて 一部の特性に 着目し、モノ・状 況が出きたプロ セスを描き出す こと 抽象
© Copyright 2024 ExpyDoc