テクニカル・ライティング

テクニカル・ライティング
第8回
文について
~良い文章の基準について~
課題のお知らせ
来週に課題が出ます。
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詳細は課題ページでどうぞ
各パラグラフについての説明
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ラインマーカなどで、トピックセンテンス、締めくくり文などを
示す
パラグラフの議論の立て方について説明する
時間順、複雑さ順、など 自分の書いたパラグラフはどのよ
うな原理・原則のもとに組み立てられているのか? を説明
するような課題を出します。
最終課題の一部として書いてください
最終課題を作成するに当たり、今出来ることをやると
いった感じです
今日のお題
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今日は良い文の基準について検討します。
文章を書く上での方針→文法
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構成要素
配列の規則
これが破られると意味がおかしくなる。
まずは文の構成要素について 英語には5つの明確
な文の型がある
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5文型
品詞と品詞の配列の規則
文型にあてはめれば、意味の通る文章が出来上がる
<配布資料参照:日本語の語順>
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5文型を日本語用にカスタマイズした形
日本語というのは本当に厳密に5つのパターンを持っ
ているか?
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持っていない(もっと柔軟)
あてはまる日本語を選んでくださいということ
制限を与えることにより分かりやすくする
まずは、ぎこちなくても良いからこの5文型に当てはま
る文を書くことを意識する。
過去に書いた文章について、これに当てはまっている
かどうかをチェックしてみると良い
チェックポイントの例
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文型の動詞は動作を示す点では完結している
が、対象を必要とする動作
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2文型の動詞とは性質が異なる
主語と述語の対応関係が取れること
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文章を書く上で一番重要! 一般的に、述語=動詞
その動詞は目的語を必要とするかしないか?
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目的語が必要なのに飛ばしてしまっていないか?
補語
修飾語の問題
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修飾語を加えると文章が複雑になってくる 5文型を見
失いがちになる要因
文章の基本的な構成要素
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主語 →名詞
述語 →動詞
目的語 →必ず名詞
補語 →形容詞
これらに修飾語がどのように作用するかを理解する必
要がある
名詞に対する修飾語(名詞が被修飾語)
形容詞(~い)が名詞を修飾するという形
例)
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主張は 誤りを 含む
(第3文型) (主) (目) (述)
「主張」(主語)を修飾するには?
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一番簡単なのは指示代名詞 「その」 「彼の」 「その
雑誌に掲載された」など
名詞を中心に見た場合、その直前に形容詞と
同等の機能をはたすいろいろなものがくる
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形容詞的なもの+名詞