津波防災の現状と課題 ~意識調査を通して~ 3041-6007 小川 聡美 三重県には東海地震・東南海 地震・南海地震の3つの大き な地震が関係している。それ らの地震では津波による被害 も非常に深刻なものと予想さ れている。 ◇防災意識◇ ↓ 津波防災に関する意識 調査を通してその現状 を理解し、課題を見つ け、津波防災教育のあ り方等を探る。 ◇ 意識調査 ◇ まず、津波防災の現状と今後のあり方に重点を置いて、意識 調査を実施する。また、防災のことだけでなく、津波に関す る知識がどれほどのものなのか、東海地震などへの認識など も調査する。 対象→ 強化地域に指定されている三重県志摩市の 小学校高学年と中学生 ~アンケートの内容~ ①自分たちの町に大きな影響を及ぼす怖れのある 地震の認知度 ②①の地震に伴う津波の認知度 ③東海地震に関する知識(強化指定地域のことも含めて) ④自分たちの町の地震・津波での危険度への認識 ⑤スマトラ沖地震・インド洋大津波で感じたことやその影響 ⑥津波そのものに関する知識 ⑦津波防災に関する知識 ⑧地震・津波防災教育の有無、またその内容 ~参考となる研究など~ 『防災に関する県民意識調査』 三重県が平成14・15年度に実施したもの。 強化地域に指定されたことなどによる、地震防災対策の充 実の必要性が高まる中、県民の防災ニーズおよびその推移 を把握するために調査された。 →地震防災に対する関心は少しずつ高まっているものの、地震 への備えは進んでいない。行政への依存が高い。 『地震・津波県民意識調査』 徳島・高知・和歌山・三重の4県合同で平成16年9月の地震 をきっかけに実施されたもの。 →4割の人が津波から逃げ遅れる可能性がある 津波への意識を啓発し、数値目標を設定し対策を講じるべき ~まとめ~ 意識調査として、県の行ったもののように地震防災と いう大きな枠でなく、津波に関することを重点的に調 査したい。 また、インド洋大津波での津波災害がどのような影響 を及ぼしたかというのも、津波防災を考える上で重要 だと思うので、そこもアンケートに積極的に取り入れ ていかなければならない。 意識調査から、最終的には津波防災教育について考え をまとめて行きたいので、津波防災教育に関する教材 の知識も増やしていくことが必要だと思う。
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