地震・津波防災の意識調査

意識調査による
地震・津波防災の現状と
防災教育の課題
3041-6007
小川聡美
■アンケートについて①■
①自分たちの町に大きな影響を及ぼす怖れのある
地震の認知度
②①の地震に伴う津波の認知度
③東海地震に関する知識(強化指定地域のことも含めて)
④自分たちの町の地震・津波での危険度への認識
⑤スマトラ沖地震・インド洋大津波で感じたことやその影響
⑥津波そのものに関する知識
⑦津波防災に関する知識
⑧地震・津波防災教育の有無、またその内容
■アンケート具体案■
①自分たちの町に被害を及ぼす怖れのある地震の認知度
②①の地震に伴う津波の認知度
東海地震・東南海地震・南海地震とそれに伴う津波を知っているか。
③東海地震に関する知識
東海地震について知っていることを記述式で解答してもらう。
•東海地震の防災強化指定地域とは何か知っているか。
•志摩市が防災強化指定地域であることを知っているか。
④自分たちの町の地震・津波での危険度への認識
(被害想定の認知度)
志摩市で予想される震度・津波の高さはどれくらいか知っているか。
(選択肢を設けて選択してもらう)
⑤スマトラ沖地震・インド洋大津波の影響など
•この地震・津波を受けて、身近に起こりうる地震を意識したか。
•この地震・津波を受けて、地震・津波への意識が変わったか。
この地震・津波を受けて、感じたことなどを記述式で解答してもらう。
⑥津波そのものに関する知識
津波に関して知っていることを記述式で解答してもらう。
⑦津波防災に関する知識
•津波からの避難場所を知っているか。
•津波の到達時間を知っているか。
⑧地震・津波防災教育について
地震・津波防災教育をうけたことがあるか。また、それは
どのような内容だったか(記述式)。
■アンケートについて②■
三重県が平成14・15・16年度に実施した『防災に関する県民
意識調査』、『4県(三重・和歌山・徳島・高知)共同地震・津波県
民意識調査』から、いくつかの質問を取り出して、実施してみる。
『防災に関する県民意識調査』
県内の多くの地域が東海地震の防災対策強化地域、
東南海・南海地震の防災対策推進地域に指定された
ことをうけて、県が「三重県地震対策アクションプログ
ラム」を策定する際に県民の防災に関してのニーズを
把握するために実施したもの。
『4県(三重・和歌山・高知・徳島)共同地震・津波県民意識調査』
4県県民を対象に地震・津波に関する意識調査を行い、防災意識や
地震防災対策および津波防災対策の現状を把握・分析し、行政への
要望を詳しく知り、今後の防災対策の進め方に反映させることを目的
として、実施された。また、平成16年に紀伊半島南東沖地震(M7クラ
ス)における津波警報への住民への対応も調査された。
すでに実施されている意識調査と同じ質問をする。
↓
成人と中学生の防災意識の違いが明らかになり、
それをもとに、今後の防災教育を充実させるため
の研究を行う。
■今後について■
アンケートの内容をしっかりと練り、実際に実施し集計を行う。
その集計結果を元に、参考となる調査結果と比較したりして、
地震・津波防災の現況と、今後の地震・津波防災教育のあり
方をまとめる。