(写真の撮影は,岡本光弘 氏) (写真の撮影は,岡本光弘 氏) 「自然教室」の観察会でとても珍しい クモを参加されていた保護者の浅井 田さんが見つけられました。 自然観察指導員の岡本さんに調べ ていただくと『カトウツケオグモ』と言 い,全国で数十例しか記録がない珍 種ということがわかりました。 今回見つかったのはメスです。 どんなところにいるか-不明,食べ 物-不明と謎の多いクモです。 もしオスだったら,写真は図鑑にもないので,この種とは わからなかったでしょうね。 カトウツケオグモとは? カニグモ科に属するクモの一種で、メス成体の 体長は10ミリ前後。オスはメスよりずっと小さく、ごく稀にしか見つかりま せん。身体は全体に黒くごつごつしており、脚に白っぽい模様があり、脚 をたたんでじっと止まっている姿は「鳥の糞」のようにみえます。網を作ら ない「徘徊性」のクモで、樹上で生活していると考えられています。ハエ を誘引して捕らえる習性があるともいわれていますが、詳しい生態は謎 に包まれています。これまでに知られている分布地は本州、九州、沖縄、 対馬、韓国です。関東では埼玉県、東京都で記録があります。 引用 : ニュ-ス 「千葉県で初めて発見されたカトウツケオグモ」 千葉県立中央博物館 : より (写真の撮影は,岡本光弘 氏)
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