平成27年度 学校だより 7月号はこちらからご覧ください。(PDF:335KB)

平成27年6月30日(金)
おおさわ学園 三鷹市立大沢台小学校
校 長
髙橋 奨
http://www.mitaka-school.jp/ohsawadai-es/index.html
なか
なか
人は人中、木は木中
校長
髙橋 奨
梅雨の中、不安定な天候が続きますが、いよいよ7月に入ります。新たな仲間とともにスタートした
学年・学級も様々な学習や活動を重ねる中で3か月が過ぎ、様々な個性をもった学級、そして学年の集
団が形作られようとしています。
先日の6年生の「自然教室」では、羽沢小とともに、様々な体験活動を通して、互いの交流を深める
ことができました。閉校式で、感謝の気持ちとして披露した両校での合唱は、聞いていた宿舎の方が涙
ぐむほど、気持ちが一つにまとまった実に感動的なものでした。自然教室後、仲良くなった両校の子ど
もたちが放課後一緒に遊んでいるという報告も受けました。
また、先週土曜日は、「子どもまつり」でした。それぞれの学級が、何度も話し合いを重ねながら、
工夫を凝らしたお店を出していました。その過程では、自分の思い通りになったことや、思い通りにな
らなかったことも多々あったことでしょう。しかし、そういう経験を積み重ねていくことを通して、子
どもたちは集団生活での喜びや難しさを学んでいきます。
「人は人中、木は木中」という言葉があります。これは、世界遺産である鹿児島県の屋久島に昔から
言い伝えられている格言です。樹齢3000年を超える屋久杉は有名ですが、杉の木は、杉林の中でし
か育たないそうです。周りの木が切り倒されてしまうと、調和が崩れ、大きな杉が育たず、やがて枯れ
てしまうのだそうです。木は木の中でこそ生きて育つのです。
同様に、人もまた人の中で豊かな人間として育っていくのだと思います。学校での友達とのかかわり
や、家庭での家族との触れ合いだけでなく、地域の方々とのかかわり等、いろいろな人たちとの触れ合
いを通して、社会性や規範意識を培い、健やかに成長させることが大切だと思います。
今学期も、学校内では学校ボランティアの皆様による様々なサポート活動、大沢けやきっず主催の「縄
レンジャー」
、学校外では P 地区委員会による「地域清掃活動」や、ほたるの里・三鷹村による「田植
え体験」
、青少対による「芋掘り」
、大沢コミセンでの「子どもボランティア」等々、本校の子どもたち
のために、実に多くの関わりの場を設けていただきました。改めましてお礼申し上げます。ありがとう
ございます。
あと3週間ほどで長い夏休みが始まります。家族との触れ合いの機会が増えるのはもちろんのこと、
さらに多くの人たちで出会うチャンスでもあります。子どもたちをさらに一歩も二歩も成長させる機会
ととらえ、有意義で充実した夏休みにしていただけたらと思います。
※ お知らせ
5月より勤務していた赤澤 ふき子講師は、6月付をもちまして、退職いたしました。
また、現在、6年1組担任 中村 光春教諭とわかば3組担任 小林 美沙教諭は、病気療養
のため、お休みしております。そのため、1学期末までは、6年1組は篠原副校長が担任と
して、わかば3組は他学級と合同で授業を進めております。
なにとぞご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
7月の生活指導目標
「物を大切にしよう」
「助け合い
きずな深めて
思い出に」
6年 ~川上村 自然教室を通して~
6月9日から12日までの3泊4日、6年生は川上郷自然の村での自然教室に行ってきました。大雨の
中でのスタートでしたが、それ以降は天候に恵まれ、計画通りの行程をクリアすることができました。そ
して、飯盛山登山、ナイトプログラム、冒険プログラム、きもだめし、野外調理、課題別活動、キャンプ
ファイヤー、火起こし体験、食事と大半の活動を羽沢小と合同の活動班で行いました。合同で活動するに
あたっては昨年度から交流活動を重ねてきました。そして、2校で決めた自然教室のスローガン「助け合
い
きずな深めて
思い出に」達成のため、2校の6年生112名でともに活動に取り組みました。
活動班での活動は、楽しいことばかりではありませんでした。初めのうちは、自分の思っていることを
上手に伝えられず苦労する場面も見られました。しかし、活動を重ねる中で、少しずつ友達のことを知ろ
う、自分のことを知ってもらおう、積極的にかかわっていこうという思いをもって行動することができる
ようになりました。活動班のメンバーとの仲も深まり、共通の目標に向かって仲間とともにチャレンジす
ること、協力することの大切さにも気付けました。
自然教室での体験や人とのかかわりを通して、多くのことを学び、自分の成長、集団としての成長に気
付くことができた6年生。その学びや気付きをこれからの生活に生かし、最高学年としてよりよい姿を追
求していきます。
算数補充学習について
研究担当 石山 裕美
今年度も夏休み期間の 7 月 21 日(火)~24
日(金)
、27 日(月)の 5 日間に算数補充学習
を実施します。各学年の 1 学期までの学習内容
のうち、基本的な計算ができるよう復習を行い
ます。
どの教科でも、新しい学習をするときに、今
ひまわりルームの紹介
SC種市
冴美
みなさま、こんにちは。スクールカウンセラー(S
C)の種市です。
ひまわりルームでは、子どもたちが明るく元気に
学校生活を送ることを目標としています。
学校は、人生を送るうえでの大事な土台となる知
識や道徳を身につける場所です。そんな中で、お勉
まで学んだことを生かして解決できないかを
強でつまずいたり、お友達とうまくいかないことが
考えます。算数では、その考えを検証するため
あったり、子どもたちの心に負担がかかることも少
なくありません。子どもたちはもちろん、保護者の
に、基本的な計算ができるかどうかが鍵となり
皆様とともに、よりよい解決方法や成長への道を探
ます。夏休みを、基本的な計算力を身に付ける
すお手伝いをするのが、ひまわりルームの、そして
よい機会にしたいと考えています。
SCの役割です。今年度は、新しく宮坂美穂SCが
今回も、調布北高校の生徒によるボランティ
アや、サポート隊をお願いし、苦手克服ができ
るような環境にします。
参加される場合は全日程参加することを基
本とします。低・中・高学年それぞれの時間や
場所については、保護者会で配布する「夏休み
算数補充学習について」でご確認ください。
ひまわりルームに加わりました。これから種市と二
人でお子さんの心の成長を見守っていきたいと思
っております。
保護者の方のご希望があれば、学校でのお子様の
様子などをお話しいたしますので、お気軽にお申し
付けください。
【ひまわりルーム直通電話】0422-34-5337