2回目 検索課題の設定と キーワードの切り出し 1.キーワードの切り出し 2.検索課題の設定 1 • 評価 – – – – – 課題1 課題2 課題3 課題4 試験 20 20 20 20 20 内(A)調査2点 内(B)調査2点 内 論理式2点 内(C)調査2点 • 再履修 – 学籍番号の後に02を付けて提出してください。 – 例: 12013001 → 1201300101 – 学籍番号をキーとして使用しているためです。 2 検索課題とキーワード提出画面 提出期間:4月20日~4月25日 ① 新聞記事から50文字程度の文章を抜き 出しキーワードに分解してください。分解の 区切りには / を使用すること。 – (例)東京電力/福島第一原発/の/原子炉/から/ 溶け落ちた/核燃料/を/取り出す/工法 ② 新聞記事検索課題の設定 – 教科書4章を読んで、図8検索課題を設定する – 作成見本を参考にしてください。 3 ①.キーワードの切り出し • キーワードに分解しなさい 66文字 – 東京電力福島第一原発の原子炉から溶け落ち た核燃料を取り出す工法について、原子力損害 賠償・廃炉等支援機構は9日、3通りの案を公表 した。 • 検索に有効なキーワードは名詞 キーワード 切り出し後 • キーワードに分解しなさい – 東京電力/福島第一原発/の/原子炉/から/溶け落 ちた/核燃料/を/取り出す/工法/について、/原子力 損害賠償/・/廃炉等支援機構/は/9日/、/3通り/の/ 案/を/公表/した。 • 連続する漢字は自動的に分解しない。 漢字連続なので分解不可 かなと漢字なので分解対象 – × 天皇陛下出発前 – ○ 天皇陛下 出発前 ○ おことば全文 ○ おことば 全文 切り出す元の文章 • 適当な100-200字の記事を探す。 • 提出画面にある文章でも可。 6 キーワードは名詞 • キーワード – 検索者が入手したい情報の持つ概念(アバウトネス)を表 現する • 概念は名詞で表現される – 名詞 – 動詞 事物の名称を表す語 事物の動作・作用・状態・存在を表す語 ( サ変接続名詞) – 形容詞 物事の性質や状態を表す語 • 情報検索は複数の概念を組み合わせる – 情報の内容は複数の概念を含む – 複数のキーワードでデータベースを検索する 7 名詞の種類 • 数字 – 「4月18 日」も 「4月」「18 日」もキーワードとして有効 • 見出し – 見出し、副見出し、表題、 図表の説明文なども対象 • 固有名詞 – キーワードとして最も有効 • 人名>団体名、会社名>地名>普通名詞の順に有効 – 人名がキーワードとして最も有効 – 情報は人によって創造され発信される • 形容詞 – 名詞の概念を限定するキーワードとして使用できる 8 • 動詞 – 概念を表現しないためは基本的に使用しない – 「管理する」「説明する」などのように、「(名詞)と(する)」 で構成される動詞では名詞部分がキーワードとして有効 • 例: 管理する → 管理 • 歓迎する → 歓迎 • 開通する → 開通 • 英文 – – – – 全ての単語がスペースで区切られている 全ての単語をキーワードとして扱うことが可能 全ての言葉がキーワードとして使用可能 英語でも名詞がキーワードの基本 • 情報の概念は名詞で表現される 9 ②新聞記事検索課題 • 新聞記事検索で使用する課題案を設定する – 新聞記事情報検索により、過去から現在に至る 歴史的、国際的、社会的な出来事に関する20年 以上の期間に亘る時系列変化を分析しなさい。さ らに収集した情報をもとに将来の変化を予測しな さい。 – 長期間にわたる変化や過去から現在までの経緯 を把握するため10~20年以上の遡及情報検索 を行う。 • 詳細は、HPの課題の説明を参照のこと 10 方法 キ – 1985以降の遡及検索を行い、20件以上の新聞記事を参照 | ワ して10年以上の社会的あるいは歴史的変化をまとめる。 | 検索II 朝日新聞縮刷版(1945~1985) ド – 1945年以降を対象に遡及検索を行い、20件以上の新聞記 変 事を参照して10年以上の社会的DBあるいは歴史的変化を 化 まとめる。 • 検索I 朝日新聞DB(1985~現在) • • 検索III 新潟日報DB(2004~現在) – 20件以上の記事を参照して10年間の新潟地域に おける社会的あるいは歴史的変化をまとめる。 • 検索VI 日本経済新聞DB(1981~現在) – 興味のある企業の検索を行い、20件以上の新聞記 事を参照して、選択した企業の10年以上の時系列 的な変化を具体的に記述する。 11 接続方法 • DB_接続 12 朝日新聞(聞蔵) 使用できます 36ID • ID, PW 13 スペース はand 14 15 新潟日報 使用できます 50ID 16 スペース はand 17 18 スペース はand 日経 使用できます 36ID 19 図8 情報検索課題の設定用紙 P23 情報検索課題の設定用紙 1.情報検索対象分野: 次の分野から興味のある1分野を選択する。 哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、工学、工業、産業、ビジネス、経済、政治、芸術、言語、文学、コン ピューター、教育、娯楽、旅行、スポーツ、健康、ニュース、地域、環境、ファッション、大学、企業の動向、ビジネ ス 2.情報検索課題(題名):検索内容を20-30字程度で表現する。 ________________________________________________________________________ 3.情報検索内容 情報収集したい情報の内容を200~400字程度の文章で表現する。内容を良く表現できていれば検索に使用 するキーワードはこの文章の中から選択できる。自己の知識が不十分で文章を作成できない場合は事前調査 を行ってから作成する。 ___________________________________________________________________________________ _____________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ 4. 情報検索 (情報収集)の目的と目標 情報検索で対象とする情報を収集する理由を200~400字程度の文章で表現する できる限り目的と目標に区別して記入すること。 目的(最終目標):何をするために情報収集をするか、収集した情報を使って最終的に何を実現したいのかを記 述する。 ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ 目標(実現可能性のある具体的な目標):実現可能な到達レベルを数値などで具体化したもの。収集する情報 20 の利用方法を記述しても良い。 ________________________________________________________________________ 情報検索課題の設定用紙の意義 – 情報検索の前に検索内容をできる限り明確にす る努力が良い結果につながる 1. 情報検索課題 2. 情報検索内容 3.情報収集の目的 P22 4.情報収集の目標 P22 5. 日本語キーワードの決定 P24 6. 英語キーワードの決定 P24 7. 検索式の決定(次回) 21 項目1.情報検索課題(題名) P22 – 情報検索内容を20-30字で簡潔に表現する • 新聞の見出しや図書の題名に相当 • 主たるキーワードを含むように作成 – 一般的な基礎知識を得る課題は不適当 • 広範囲にわたる情報収集が必要 • 図書の方が効率的で高い信頼性 – 容易に理解可能な内容も不適当 • 例)スポーツ選手の成績など 22 項目2.情報検索内容 P23 • 情報検索の内容を200字~400字で表現する – 抽象的な表現や一般的な表現を避ける – 具体的な内容を含む文章を作成する – 検索に使用するキーワードは作成した文章の中 に含まれる – 200字~400字で表現できない場合は、ほとんど が基礎知識の不足 23 項目3.情報収集の目的 P22 • 目的により必要な情報が決まる – 情報検索内容からキーワードや検索式を確定で きるが、必要な情報は決まらない – 例:対象期間、対象地域、対象分野、専門性など • 目的は意志を実現する最終到達点(ゴール) – 最終到達点(レベルや状態)のイメージ – 「何をするために情報収集を行なうのか」を記述 する • 収集した情報の取捨選択基準となる 24 項目4.情報収集の目標 P22 • 目標には目的をより具体化したもの • 目標は実現可能性のある目的 – 目標が達成できれば、実現可能性のある到達レ ベルが次の目標となり、最終目標が目的となる – 到達レベルを数値示したり、利用方法を記述して も良い • 収集した情報の取捨選択基準となる 25 目的と目標の例示 (目的と目標が分離されていない) • この課題を選んだ理由は2つある。近年の環境問題が自分 の身に降りかかりつつあるからである。自身ができる環境に 対しての行動は限られるが身近に取り組める資源の節約に 関しての手段を知る必要があると思ったからである。2つ目 はサークルの活動の参考にできるかもしれないからである。 ECMに所属しており、活動の一環として他サークルのイベン トの開催を手伝いをしている。その際リサイクル活動をしてい るNUISEcoに対して何かリサイクルに関してのイベントなど 開催を進められたらと思い現在やっているペットボトルキャッ プ以外の製品でリサイクルできるものを調べることにした。 • 到達目標は集めた情報を用いてNUISEcoの活動をし環境 に対してアプローチができたらと思う。 • 目的: NUISEcoでリサイクルに関するイベントを開催する • 目標:NUISEcoでできる環境活動を見つける。 26 • 自分自身が朝食を抜き気味であったり、間食を取りすぎてい たりと食生活に乱れがでていたため、今の食生活が今後自 分にどのような影響を与える可能性があるかを事前に調べ、 生活習慣病などのリスクに対処する方法を導き出す。 • その対処法を実行することで、自身の食習慣を見つめ直すと ともに、生活習慣病にかかるリスクを軽減させることが目的 である。 • 目的:生活習慣病の対処方法を実行し、生活習慣病にかか るリスクを軽減させる。 • 目標:間食を取りすぎる今の食生活が生活習慣病にどのよう な影響を与えるかを調べる。 27 あいまいな目的・目標と検索内容 • あいまいな検索内容 – 広範囲の情報収集が必要となる – 情報検索内容から的確なキーワードが選定でき ない • あいまいな目的・目標 – 多くの情報を収集しても、評価基準があいまいで 情報の選択や必要な情報の特定が困難になる – 情報収集の過程で目的と目標の修正が必要とな り、情報検索をやり直すことになる 28 • 目的と目標 昨年の事例 – 12013159 • 内容の記述を目的に反映させると良くなる – 12013143 • 目的と目標がほぼ同じ。目標は達成可能な目的にす る。 – 12013058 – 12013032 • 情報収集の目的と目標になっていない 29 項目5.日本語キーワードの選択 P24 • キーワード数 • 概念をキーワードで表現するには3~5ワ ードが必要 • キーワード数の選択 – 情報検索課題に重要な概念(アバウトネス)を示 す文字列を、原文中の文字列と一致させる – 情報検索内容(200~400 字)から、重要な概念を 表現すると思われる名詞を5ワードを切り出す – 原文(著者)が重要としている概念ではない 30 項目6.英語キーワードの決定 P24 • 日本語キーワードに相当する英語キーワード を記述する – 日本語のキーワード数と英語キーワード数は異 なる – 辞書の最初に記述されている単語を選択するこ とが多いが、適切な英語キーワード選択のため には、複数の意味を把握したうえで選択する • 微妙な意味の違いを把握するのは難しい 31 和製英語に注意 • 日本人による英語情報しか得られない – 表10 日本語でしか通用しない和製英語の例 日本語 キーワード 和製英語 英語 Food Habit 食文化 Food Culture Food Manner 環日本海 Japan Sea Rim Far East Sea 32 本日のまとめ(2回目) • 本日 4/20 – 検索課題とキーワード切り出し提出 • • 図8参照 提出 4月25日(土)まで 33 来週の準備 1. 設定した検索課題(図8)をもとに朝日新聞DBで検 索を実施する。 – 朝日新聞DBの使用方法/接続方法を確認する。 – 新潟日報DBの使用方法/接続方法を確認する。 – 日経新聞DBの使用方法/接続方法を確認する。 – 得られた記事から20件の記事選択の練習をする。 2. HPにある新聞記事DBの使用方法参照 34 利用環境調査 2014&15 新聞の利用状況 2015/4/13 36 新聞の利用状況 2014/4/7 n=184 37 • • • • • • 朝日新聞 読売 毎日 産経 三条新聞 日報 7 3 1 1 1 59 38 読まない理由 2014 • 新聞を取っていない – 家庭で新聞を取っていない – 一人暮らしで新聞を買わないから • 必要性がない • Yahoo!ニュース,ニュースアプリなどで十分 – ニュースで必要な情報を取っているから • インターネットがあるから – webだけで用が足りるから • 読む機会がない • 時間がない • めんどくさい,面白くない、興味がない 39 • 新聞記事情報 – 読んでいない60% • 書誌事項が存在する – 一定の信頼性 – Web情報より全体の信頼性が高い • 新聞記事情報検索 – 過去の情報を収集できる。 – 遡及情報検索により過去から現在までの経緯を 把握できる。(10~20年以上) 40 41 調査結果 42 6.インターネットのメディア別利用割合は どの程度ですか?(2013:n=136) 43 6.インターネットのメディア別利用割合 はどの程度ですか?(2012:n=148) 44 8.インターネットを使って情報を検 索したことがありますか? • (n=136) • ある – 92% • 平均キーワード数 – 2.29 (回答n=65) – 検索式は不要 45
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