4.情報検索の準備 P22 情報検索課題の設定用紙 P23 情報検索課題の設定用紙 1.情報検索対象分野: 次の分野から興味のある1分野を選択する。 哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、工学、工業、産業、ビジネス、経済、政治、芸術、言語、文学、コン ピューター、教育、娯楽、旅行、スポーツ、健康、ニュース、地域、環境、ファッション、大学、企業の動向、ビジネ ス 2.情報検索課題(題名):検索内容を20-30字程度で表現する。 ________________________________________________________________________ 3.情報検索内容 情報収集したい情報の内容を200~400字程度の文章で表現する。内容を良く表現できていれば検索に使用 するキーワードはこの文章の中から選択できる。自己の知識が不十分で文章を作成できない場合は事前調査 を行ってから作成する。 ___________________________________________________________________________________ _____________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ 4. 情報検索 (情報収集)の目的と目標 情報検索で対象とする情報を収集する理由を200~400字程度の文章で表現する できる限り目的と目標に区別して記入すること。 目的(最終目標):何をするために情報収集をするか、収集した情報を使って最終的に何を実現したいのかを記 述する。 ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ ________________________________________________________________________ 目標(実現可能性のある具体的な目標):実現可能な到達レベルを数値などで具体化したもの。収集する情報 の利用方法を記述しても良い。 1 ________________________________________________________________________ 情報検索課題の設定用紙の意義 その1:情報検索のために必要なもの 1. 情報検索内容の具体化 • • • 情報検索課題 情報検索内容 基礎知識の取得 2. キーワードの選択 3. 検索式の決定(次回) 2 情報検索課題の設定用紙の意義 (A)情報検索内容の具体化 – 情報検索の前に検索内容をできる限り明確にす る努力が良い結果につながる 1. 情報検索課題 2. 情報検索内容 3. 基礎知識の取得 4. キーワードの選択 5. 予備調査 6. 検索式の決定(次回) 3 1.情報検索課題(題名) P23 – 情報検索内容を20-30字で簡潔に表現する • 新聞の見出しや図書の題名に相当 • 主たるキーワードを含むように作成 – 一般的な基礎知識を得る課題は不適当 • 広範囲にわたる情報収集が必要 • 図書の方が効率的で高い信頼性 – 容易に理解可能な内容も不適当 • 例)スポーツ選手の成績など 4 2.情報検索内容 P23 • 情報検索の内容を200字~400字で表現する – 抽象的な表現や一般的な表現を避ける – 具体的な内容を含む文章を作成する – 検索に使用するキーワードは作成した文章の中 に含まれる 5 3.基礎知識 • 情報検索内容 – 200字~400字で表現するには基礎知識が必要 – 100字程度の文章しか作成できない場合は基礎 知識が不足している • 基礎知識の入手 – 予備調査や入門書などによる事前調査が必要 – 基礎知識がないまま情報検索を行うと広範囲の 情報収集となり効果的な情報収集ができない 6 4.日本語キーワードの選択 P24 • キーワード数 • 概念をキーワードで表現するには3~5ワ ードが必要 • キーワード数の選択 – 情報検索課題に重要な概念(アバウトネス)を示 す文字列を、原文中の文字列と一致させる – 情報検索内容(200~400 字)から、重要な概念を 表現すると思われる名詞を5ワードを切り出す – 原文が重要としている概念ではない 7 英語キーワードの決定 P24 • 日本語キーワードに相当する英語キーワード を記述する – 日本語のキーワード数と英語キーワード数は異 なる – 辞書の最初に記述されている単語を選択するこ とが多いが、適切な英語キーワード選択のため には、複数の意味を把握したうえで選択する • 微妙な意味の違いを把握するのは難しい 8 和製英語 • 日本人による英語情報しか得られない – 表10 日本語でしか通用しない和製英語の例 日本語 キーワード 和製英語 英語 Food Habit 食文化 Food Culture Food Manner 環日本海 Japan Sea Rim Far East Sea 9 5.予備検索 • キーワードの妥当性を検討 – 検索エンジンを使った絞り込み検索 – 結果の内容 • 広すぎる・狭すぎる・不要な情報が多い • 英語キーワードの妥当性を検討 – 1語づつキーワードを入れ替えて適切なキーワード や検索式を見つける – 日本語と英語を併記したWebのページの利用 • 検索式の妥当性の検討(次回) – 絞り込み検索の件数を確認 10 検索式の決定 • AND – 全てのキーワードを含む • OR – いずれかのキーワードを含む • NOT – キーワードを含まない • 次回 11 情報検索課題の設定用紙の意義 (B)情報活用のために必要なもの • 情報検索とは直接関係しないが検索 結果を活用するために必要 7. 意志の確認 8. 情報収集目的の明確化 9. 情報収集目標の明確化 10.情報の評価 12 情報の活用 行 為 13 7.意志の確認 • 意志は個人や組織などが行為を行うための 発動根拠 • 目的の形成 – 行為主体の意志に基づいて目的は形成される – 目的は意志を実現する最終ゴールである • 情報収集を行う根源 14 8.情報収集の目的 P23-24 • 目的により必要な情報が決まる – 情報検索内容からキーワードや検索式を確定で きるが、必要な情報は決まらない – 例:対象期間、対象地域、対象分野、専門性など • 目的は意志を実現する最終到達点(ゴール) – 最終到達点(レベルや状態)のイメージ – 「何をするために情報収集を行なうのか」を記述 する 15 9.情報収集の目標 P23-24 • 目標には目的をより具体化したもの • 目標は実現可能性のある目的 – 目標が達成できれば、実現可能性のある到達レ ベルが次の目標となり、最終目標が目的となる – 到達レベルを数値示したり、利用方法を記述して も良い 16 あいまいな目的・目標と検索内容 • あいまいな目的・目標 • 広範囲の情報収集が必要となる – 多くの情報を収集しても、評価基準があいまいで情報の 選択や必要な情報の特定が困難になる – 目的と目標があいまいなまま情報収集に着手すると、情 報収集の過程で目的と目標の修正が必要となり、情報検 索をやり直す必要が生じる • あいまいな検索内容 – 広範囲の情報収集が必要となる – 情報検索内容から的確なキーワードが選定できない 17 10.情報の評価 • 目的・目標が評価基準となる – 目的・目標の達成に有用なものが必要な情報 – 情報収集の目的と目標が明確であればあるほど 得られた情報の取捨選択が容易になる – 特に、目標が具体的に記述できているかが重要 • 例: – 新聞記事検索でまとめに使用する記事の選択基 準になる 18 事例 「ダイオキシンの魚類に対するホルモン撹乱作用」 • 目的 – 1) 河川の魚類の保護 – 2)ホルモン撹乱作用のメカニズムの解明 – 3)人類への女性ホルモン様活性を持つ化合物の除去 • 目標 – 到達可能な目標例:1) – 対策を考えるために1年間で実態調査をする – 発生源を特定する。 – 除去方法を開発する 19 11. 意思決定と行動 • 目的を達成するために不可欠な要素 P2 1. 意思決定 2. 行動 • 情報検索の場合にも行為全体を意識するこ とが効果的な情報の活用に繋がる 20 問題4 情報検索の準備 • 問題4-1 に入る言葉を選択しなさい。 情報検索課題のタイトルは情報検索内容を短い文章 で表現したもので主な を含むように作成す る。 ①対象分野 ②情報収集の目的 ③利用方法 ④キーワード ⑤実現可能な目標 • 問題4-2 目的と目標について、その違いがわかるよ うに説明しなさい。 21 • 問題4-3 情報検索に目的と目標が必要な理由として 不適当なものを選択しなさい。 ①情報が必要かどうか評価する基準になる ②不要な情報であると判断する基準になる ③情報を使って意思決定する際の基準になる ④必要な情報を選択する評価基準になる ⑤膨大な情報収集を行う基準になる • 問題4-4 情報検索する内容を情報検索の前に文章 で表現する意義について説明しなさい 22 情報検索課題 • 1人1課題 – 個人ごとに課題を設定 – 設定した課題についてWeb情報の検索を実施する – 日本語情報と英語情報について行う • 内容 – これまでに本格的に調べたいと思っていた内容 – ニュースや授業の中で触れられる事項で気になっている が十分理解できていない内容 – 日本語でも英語でも検索可能な内容 • 注意点 – 情報検索課題の設定用紙(P23)を参照のこと – 基礎知識がない場合は予備調査を実施 – 記述は正確な文章で表現 23 検索課題の設定 レポート2の準備 5月2日(月)までに、 「情報検索課題の設定用紙の内容」を Web画面 「レポート②-1 検索課題」の提出 からUPすること 24
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