20120419未来図会議 - 公衆衛生ねっと|全国の

包括ケア会議改め
平成24年度 第1回 陸前高田市
保健医療福祉未来図会議
平成24年4月19日(金)13:30~15:30
陸前高田市 米崎町コミュニティーセンター
※このPowerPointは、4/19(金)に行われた平成24年度第1回陸前高田市保健医療福祉未来図会議に
おいて使用した内容に、当日の出席者の皆様からのご意見等をふまえ、加筆修正し作成したものです。
※内容についてのご意見、お気づきの点等お問い合わせは下記までお願いします。
陸前高田市地域包括ケアアドバイザー 日本赤十字秋田看護大学 佐々木亮平
[email protected]
本日(4/19)の会議の進め方
(Keyword: 未来図、ハードへ魂を注入)
1 自己紹介(所属、氏名、一言)
2 会議名称、進め方の変更について
3 岩室先生から未来図会議のこれからについて
4 市健康推進課佐々木誠課長さんから復興計画
(一部抜粋)について
5 「健康と教育の森ゾーン」と陸前高田市の保健
医療福祉のこれからについて
本日(4/19)より会議名称、進め方を変更
◆会議名称
これまで ⇒ 東日本大震災にかかる陸前高田市
保健医療福祉包括ケア会議
これから ⇒ 陸前高田市保健医療福祉未来図会議
(包括ケア会議)
本日(4/19)より会議名称、進め方を変更
◆進め方
これまで ⇒ 市内外各団体の今の取組、活動の共有
これから ⇒ 今をふまえて未来に向けて、
「テーマ別」、「何のために」、「誰が」、
「どこまで」、「どうやって」などを意識しな
がら、具体的方向性を議論、共有
※主語を「○○○」から ⇒ 「陸前高田市」に・・
支援から協働へ
「協働」はお互いの手詰まり感からスタート
◆現状
市民も、各関係機関も、どこも手一杯、めいっぱい
この会議に出席するのも、この会議自体も精一杯・・
めいっぱい同士でダメだ、仕方ない、何もできない・・
◆今後
「支援」はいつまでも続かない・・・、でもこういう状況(手
詰まり)だからこそ「協働」で、建設的に夢をもって
本日(4/19)の会議資料は公開します
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今日の包括ケア会議の内容は、今月中にホームペー
ジ上に公開します。
これまでのこの会議内容や未来図、全戸訪問結果等も
同じく公開しています。
「災害時の公衆衛生」、「陸前高田市」で検索していた
だきますとヒットします。
http://www.koshu-eisei.net/saigai/saigai.html
※お手元には資料として本日のパワーポイント、陸前高田市保
健医療福祉未来図(抜粋)、月刊公衆衛生4月号等をお配りし
ています。
会議内での意見交換の内容(抜粋)①
○陸前高田市: 多くの職員が被災した。H23年1月・H24年4月
採用者、合わせて27名。県内外の派遣職員58名の新たな仲
間を迎えてスタートした。
○コープあいち: いわて生協等と協力して活動していきたい。
○県立高田病院: ほほえみ外来、COPO実施中、介護度3以下
の方が利用できる。患者が入院したら担当ケアマネージャーに
パスしている。
○難民支援協会: 4月から女性支援、今年度からはサロン支援
も。横田コミュニティを支援。
○社会福祉協議会: 鳴石に事務所が出来る。事務員を強化し、
震災前に出来なかったことをしていきたい。
会議内での意見交換の内容(抜粋)②
○NICCO: 広田、小友サロンを後方支援していく。畑作りも行っ
ている。小友では子ども支援も。
○JOCA: 釜石、山田等で教育関係の支援。高田では災害ボラ
ンティアセンターで看護師を派遣。今後も高田で手伝っていけ
ればと思っている。
○児童家庭支援センター大洋: 子どもの心のケアを震災前から
対応していた。医療的側面からも対応。
○岩手医科大学医学部衛生学公衆衛生学講座坂田先生: 被
災した人で4割が睡眠障害を抱えている。
○県立高田病院中村先生: 婦人科と表記しての診療は無理だ
が、更年期の治療はOK。数日中に婦人科に機器が入る。来
週くらいから診療も可能になると思う。
会議内での意見交換の内容(抜粋)③
○ピースインジャパン: 仮設チームと子どもチームに分かれて
行動している。子どもチームは気仙沼で遊び場を設けたり、親
がいない子のふれあい方を指導したりしている。子育て支援セ
ンターへ支援していくことになった。
○大船渡保健所: 昨年度は100日陸前高田へ入って活動した。
今年度も通常業務と並行して、活動予定。
○高寿園: 1月から配食を開始した。サポートセンターは6月中
旬に出来る。
○西本願寺: コミュニティに出てこれない方のための訪問活動
を行っている。
○南昌病院: 気仙苑、松原苑、社協と協力しサロンに入ってい
る。
会議内での意見交換の内容(抜粋)④
○きらりんキッズ: 親子のふれあい わいわいで活動 「地域で
子育てを支える」を目標としている。
○NPO 福祉フォーラム・東北: 米崎に事務所を設置予定。活
動の協力者を集いたい。
○カリタスジャパン: 長期で地域づくり、ネットワーク、外国人サ
ポートセンター。高田、三陸町などの外国人の包括的サポート
○NPO LOST(ロッツ):気仙地区でのホームリハビリテーション
○NPO 気仙まちの保健室:看護師、保健師、管理栄養士がい
る。事業したいが様々な支援などで忙しい。出前保健室(健康
相談、チェックなど)を予定。
会議内での意見交換の内容(抜粋)⑤
○一関保健所: 去年は保健師、栄養士と共に活動して
いた。今年も声をかけていただければ是非協力したい
○松原苑: 仮設では介護できないので預けたいという
方が多い。去年8月~在宅応援チームを立ち上げ。今
後も続けて行きたい。サロンの自立化を目指している。
認定NPO法人 難民支援協会
(電話:080-3303-6925 / 担当:荻原)
・4月より女性支援事業をコミュニティー支援事業に徐々に移行させる。
横田中学校など横田町の仮設住宅を中心にサロン活動を展開。住民による
自主サロン運営の継続化と、仮設住民と在宅住民の交流を目的とする。
・サロンの内容:アロマクラフト作り、アロママッサージ、健康相談、
女性の悩み相談、血圧測定、体重測定、 尿漏れ予防体操。
・尿もれ予防体操:女性高齢者向けの尿もれ予防(体操)パンフレットを作成中。
・思春期支援:初潮のセルフケアと防犯の情報提供を目的としたパンフレットと
ガールズ・セットを引き続き配布。
*今後*
・専門職の定期的な派遣は5月まで。以降は不定期の派遣となる見込み。
・サロン活動は当面継続。住民企画によるサロン運営を支援。
NPO法人HANDS
(Health and Development Service)
2012年4月よりHANDS単独で事業継続
今年度の事業
対象:乳児から小学生までの子どもと保護者
1. 行政サービスの後方支援


2.
市民組織の活動支援

3.
子育て支援センターへベビーマッサージ講師派遣
栄養教室開催
箱根こどもまつり(5/5開催)
気仙地域ワクチン接種基金
会議内での今後に向けての内容(抜粋)①
○地域医療振興協会岩室先生: 未来を見据え、何をやっていか
なければならないかを共有し元気をもらえる街づくりをしたい。
○市佐々木健康推進課長: 復興計画概要の説明。
○県立高田病院 石木先生: 安心して仕事が出来るために保
育所が近くにあればよい。買い物に徒歩でいけるような場所、
若者が入れるような住宅もあったほうがいいのでは?病院と住
宅が集合するような場所にコンビニがあれば良い。
○きらりんきっず: 土日(休み)のすごし方についてのアンケート
を行ったところ、内陸のデパートに行く人が多いという結果。若
者(乳幼児を含めた)が遊べる(集える)場を考えられるとよい。
会議内での今後に向けての内容(抜粋)②
○東八幡平病院: 350年前に植えられた松を今後どうして行く
のか?以前のようにして欲しいが・・・。
○市: JRの線路は戻す予定。(かさ上げもする)松原はメモリア
ル公園として残し、松林も復元していく予定。
○大船渡保健所: 心のケアセンターについては合同庁舎2階で
3月28日開設、4月第2週目~木曜日に心の相談室(予約制)
開催。0192-26-0260 スタッフ7人で対応(臨床心理士、看護
師、保健師等)。心のケアが必要な方を地域で支えられるよう
に、健診を終えて、胸のうちを聞くような窓口を開設できればい
い。被災者と被災してない方(主に自宅が有るか否か。)関係
が課題・・。→分けて集う必要があるか検討。
会議内での今後に向けての内容(抜粋)③
○岩手医大坂田先生: 健診で精一杯。心のケアには深い関わ
りが必要。地域の中でつながりを創っていく。いろいろな方の
力で一人一人の支援を進めていきたい。
○一関保健所(澤口管理栄養士): 震災後食文化が消えている
。農業加工センターや地産地消の力を借りて職の技を復活さ
せる。これが、心の支えや癒しになるのでは。お互いのいいと
ころを出し合って共有する場とし縦割りをなくしてほしい。
○旭神経内科リハビリテーション病院旭先生: 現地の方が、頑
張れるのはなんの力か。→高田の自然が作り出したもの。災
害に合いながらも生きている。過去を振り返りながら、絆を大
切にしながらまた新しい未来をつくっていくことが望ましい。
会議内での今後に向けての内容(抜粋)④
○県立高田病院中村先生: コミュニティが強いところ。高田の街
が、「あそこに行けばいい暮らしができる。子育てなど、何でも
過ごしやすい町」と思われる街づくりにしていけたらいい。
○東八幡平病院: 八幡平ではコミュニティバスあり。100円で乗
車可能。病院に行くだけでなく、その周辺に行く方も使用可能。
世代間交流のための拠点を必要としている。先を見据えたプラ
ンを町計画作成する今のうちから立てていくことが必要。
○県立高田病院石木先生: 移動手段がない。→バス路線の変
更やボランティアバスの運営で対応されている。寝たきりの方
が乗車できるものもできてきている。バスの量、運転手が減っ
ているから難しい面もある。
会議内での今後に向けての内容(抜粋)⑤
○日赤秋田看護大佐々木: これからも顔を合わせてい
く場として、この未来図会議が元気になれる場となれば
いい。未来図会議のメーリングリストがあるので、入り
たい方は佐々木まで。
次回(第2回)未来図会議予定
◆日時
平成24年5月18日(金)13:30~15:30
◆場所
米崎町コミュニティーセンター
◆次々回(予定)
平成24年6月29日(金)13:30~15:30