メディアの発達としくみ 記録メディアの発達 通信の発達 メディアの発達 記録メディアの発達 人間は文字の発明により,文字情報を石や粘土板,紙 等に保存した。 ヘレニズム期のエジプトプトレマイオ ス王朝プトレマイオス5世エピファネス 施政下の紀元前196年に開かれたメ ンフィスの宗教会議の布告を書き写し たもの ロゼッタストーン 完全な形で残る世界で2番 目に古い法典。「目には目を、 歯には歯を」との記述は、ハ ンムラビ法典196・197条にあ るとされる。 ハンムラビ法典 1445年頃(ドイツ)グーテンベルグが活版印刷術を発明 →文字情報の複製が可能に 株式会社日本印刷新聞社 提供 写真機や蓄音機などにより画像や音声情報も記録可能 になった。 1839(天保10)年、フランスのルイ・ マンデ・ダゲールが写真機を発明 日本カメラ博物館 提供 1877年エジソンが蓄音機を発明 浜名湖オルゴールミュージアム 提供 電気や磁気を利用した情報の記録 電気的・磁気的に記録・再生したりすることのできる,オーディオレコーダ, ビデオレコーダ,ビデオカメラ,ディジタルカメラ,およびコンピュータなどの 情報機器の出現により,取り扱うデータ量が飛躍的に増大 記録メディアの発達により,大量の情報が記録できるよ うになった。 フロッピーディスク 1972年 IBM3740データエントリシステム(最初のフロッピーディスク) (8インチFDの記憶容量は230KBから1976年には560KB 1977年には1.2MBへ) 1976年 5インチFD実用化 (最初100KBだった記憶容量は 320KB→640KB→1.2MBと大容量化) 1980年 3.5インチFD発売(ソニー) (320KBから640KB/720KBそして1.2MB/1.44MBへと) ハードディスク 1957年 業務用機種として登場 1990年 ノートパソコン用内蔵ハードディスク登場 価格9万円程度 記憶容量40MB程度 記憶容量の変遷 10MB(1985年) 40MB(1989年) 100MB(1991年) 500MB(1995年) 1GB(1996年) 8GB(1999年) 80GB(2001年) ※ 現在の価格は1985年当時と比べ1/15程度,記憶容量は8,000倍以上 光ディスク 1977年 追記型光ディスク 金属系記録膜にレーザー光で穴を開ける。 1983年 書換型光ディスク 1988年 5.25型MO 1988年 CD-R 1991年 3.5型MO 128MB/片面 1994年 MDデータ 140MB 1995年 ダイレクトオーバーライト(DOW)MOディスク 3.5型で630MB/片面 光ディスク 1997年 DVD-R DVDフォーラムにて追記型の第1世代3.95GB/片面規格化 1997年 CD-RW 650MBの書き換え可能なCD 1998年 DVD-RAM DVDフォーラムにて書き換え型DVDとして規格化 2.6GB/片面と5.2GB/両面の2種類 1999年 GIGAMO 3.5型で1.3GB/片面 1999年 DVD-RW DVDフォーラムが規格化 4.7GB/片面 2001年 DVD+RW/2002年 DVD+R DVDフォーラムとは別に提唱された規格 4.7GB/片面 2001年 iD PHOTO 2002年 Blue-ray Disc 2003年に商品化 23.3GB 小型メモリー フラッシュメモリーという半導体を記録メディアとして利用するメディアの登場 半導体に電子的にアクセスし読み書きするメディアで,小型で軽量 スマートメディア メモリースティック コンパクトフラッシュ SDメモリーカード USBフラッシュメモリなど 通信の発達 1837年モールス信号の発明 1825年に電磁石が発明されると、モール スはこれを使って電流を切ったり流したりす るリレーを考案し、その電流の長短を組み合 わせた符号も発明して、電信機を作った 。 逓信総合博物館蔵 1895年にマルコーニが英仏海峡60kmの無線通信実験を 成功させた。 光ファイバを使って,電波よりも多くの情報を確実に伝え ることができる光を通信に使う技術も利用されるようにな った。 参考Webページ ソニー 記録メディアの歴史 http://www.sony.jp/products/Consumer/media/history/ おもしろ電波教室 http://www.tele.soumu.go.jp/kids/top.htm
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