血液サラサラ

~勤労者の生活習慣改善のための参考資料~
血液サラサラ測定について
北海道中央労災病院
勤労者予防医療センター
保健師 服部 果里子
血液の成分
• 血液の量
体重の約8%
体重50㎏
•心臓
4ℓ
1日10万回拍動
1日に流れる血液 1万ℓ
50リットル
200本
血液の役割

血液の働き
酸素の運搬
栄養の運搬
排泄物の運搬
血管の中を流れる血液
血液ドロドロ、サラサラ

ドロドロは、いわゆる表現例です

血液に粘りがでたり、油のようにはなりません

ドロドロ血液になっても自覚症状はありませ
ん
サラサラ血液



重なりが無い
均一な円形
活発に動く
ドロドロ初期
赤血球の連鎖


重なりが少しある
円形を保っている
※食直後、水分不
足なども影響す
る。
ややドロドロ
赤血球の連鎖


重なりが多い
動きが少ない
かなりドロドロ
赤血球の連鎖


重なりがさらに
多い
動きがほとんど
見られない
ドロドロがなぜ怖いか
動脈硬化



心筋梗塞
脳梗塞
脳出血
平成18年 死因順位
不慮の
事故
4.6%
自殺
3.6%
肝疾患
2.0%
結核
0.3%
心疾患
脳血管疾患
合計35.6%
肺炎
13.0%
悪性新
生物
39.9%
脳血管
疾患
15.6%
心疾患
21.0%
↓
動脈硬化性疾患
的状赤血球
貧血
 月経
 肝臓の疲労
鉄分が不足している

エキノサイト


水分不足
排尿の我慢
し過ぎ


どのくらい水分が
減ると、喉が渇く
でしょうか?
どのくらい水分が
減ると、身体に害
があるでしょう
か?
有棘赤血球



過剰飲酒
肝臓の疲労
肝臓脂肪の蓄積
(脂肪肝)
有棘赤血球(球状)
便秘
下痢 など
腸の働きが弱く
なっている場合

針状体(フィブリン)
肝臓の疲労
 肉類の過剰摂取
 消化管(胃や腸)
の汚れ
(便秘・下痢)
 喫煙

溶血赤血球(ゴーストセル)


低栄養状態
ビタミン不足
活性酸素障害




加工食品
ファーストフード
ストレス
喫煙
ファンガス


糖質の過剰摂取
清涼飲料水
カイラス(中性脂肪)
プラーク
プラーク
尿酸結晶
ドロドロになる主な原因








糖質、脂質、たんぱく質の過剰摂取
運動不足
野菜摂取不足
ストレスや睡眠不足
喫煙
水分摂取不足
肥満
病気(糖尿病、高脂血症など)
生活習慣改善スローガン
(厚生労働省)




1に運動
2に食事
しっかり禁煙
最後にクスリ
健康づくりは生活習慣から!
「今のうち
予防が大事
メタボ退治!」
平成19年度 食生活改善普運動標語
基準は?
総コレステロール
220mg/dl以上
中性脂肪
150mg/dl以上
LDLコレステロール
140mg/dl以上
(悪玉)
HDLコレステロール
(善玉)
40mg/dl未満
当てはまる項目をチェックしてください

男性、45歳以上

女性、55歳以上

高血圧がある

糖尿病がある(血糖値が高い)

喫煙している

家族に心筋梗塞や狭心症を起こした人がいる

HDLコレステロールが40mg/dl以下
血液検査の目標値
患者カテゴリー
脂質管理目標値
冠動脈
疾患
LDL以外の 総コレス LDL
危険因子 テロール
HDL
なし
0
<240
<160
1
<220
<140
<200
<120 ≧40
<180
<100
中性
脂肪
2
なし
3
4つ以上
あり
<150
運動
運動は、メタボ予防の第1歩!
・1日200~300Kcal
(1万歩歩いた消費量に相当)
・最低1日100Kcal強の運動
(ジョギング15分くらい続けた消費量)
・週に2~3日は運動
・1回10分以上、できれば20分以上継続
これから運動を始める方は
メディカルチェックを受けましょう
食事
過食、早食いは肥満のモト
禁煙
喫煙は、ニコチン依存という病気
禁煙すると、こんなにいいことが!
①自覚症状が改善され、体調が良好に
②何事も自信が持て、前向きになれる
③肺がんなどの病気の危険性が
減る
④周囲の人の健康改善にも役立つ
タバコの害
休養も大切
休息を十分に取り、趣味を楽しみストレ
ス解消して心身ともにリフレッシュ!
・睡眠を十分にとる
・休日は適度に体を動かす
・週に1日は仕事から離れる
・午後2~3時頃の疲れた時に
一息いれる
・職場以外の仲間を持つ