銀行論Ⅰ

銀行論Ⅰ
前田 拓生
授業目的及び達成目標
 この講座では、日本の金融システムにおける
銀行等預金取扱金融機関の現状やその課題
について考察するために必要となる基礎概念
ならびに理論を習得することを目的とする。
講義概要
 本講義では、まず、英国を中心とした金融史を
通じて「マネー(貨幣)とは何か?」を解説し、
その後、現代金融システムの基礎となる近代
的金融システムの成立を考察する。
 ここにおいて「金融論的基礎」を習得した上で、
金融取引の仕組みおよび銀行等の預金取扱
金融機関の役割、金融政策の仕組み等を考
察していく。
講義計画
1
ガイダンス
2
貨幣の機能①
3
貨幣の機能②
4
貨幣と金融資産
5
ゴールドスミス・バンカー
6
通貨の歴史①
7
通貨の歴史②
8
各国通貨と為替レート
9
金融取引と金融機関①
10
金融取引と金融機関②
11
金融政策の仕組み①
12
金融政策の仕組み②
13
金融政策の仕組み③
14
金融政策の仕組み③
15
まとめ
教科書/参考書
 教科書:前田拓生(2008)『銀行システムの仕
組みと理論』大学教育出版
 参考書
 E・ビクター・モーガン著/小竹豊治監訳『改訂
増補 貨幣金融史』(慶應通信),池尾和人
『現代の金融入門』(ちくま新書),岡部光明
『現代金融の基礎理論』(日本評論社),日本
経済新聞など
評価方法
 出席による点数加算はないが、2/3以上の
出席を義務つける。
 但し、公欠の場合には「出席すべき日数」から
当該欠席日数を差し引き、「出席日数/出席
すべき日数」により計算をする。
 レポート等は行わないので、期末試験のみに
より評価を行うことになる。
講義における注意事項
 私語厳禁
講義中の私語は厳禁。守られない場合には退出を命じる(この場合、学
生証を取り上げ、反省文等を提出してもらうことになる)。
 出席重視
成績は総合評価であるが、7割に満たない出席の場合には学期末試験
の受験資格はない(つまり、落第になる)。
公欠は認めるが、事後に必ず私の承認を得ること。私の承認のない場合
には、公欠とは認めない。ただし、公欠は3回を限度とする。
したがって、14回講義がある場合、就活で8回休んだ時、3回は公欠にす
るが、残りの5回は欠席になるため、試験を受ける資格はない!
 遅刻や早退はなるべく行わないように!
交通事情等を除く遅刻、や、からだの不調などでない早退は他の学生の
迷惑になるため、行わないようにすること。
留意点
 講義はテキストを中心に解説を行う。
 また、講義レジュメは下記のURLから、適宜、
各自でダウンロードすること。
 http://takuom.wordpress.com/