近代金融論

近代金融論
前田拓生
講義における注意事項
 私語厳禁
講義中の私語は厳禁。守られない場合には退出を命じる(この場合、学
生証を取り上げ、反省文等を提出してもらうことになる)。
 出席重視
成績は総合評価であるが、7割に満たない出席の場合には学期末試験
の受験資格はない(つまり、落第になる)。
公欠は認めるが、事後に必ず私の承認を得ること。私の承認のない場合
には、公欠とは認めない。ただし、公欠は3回を限度とする。
したがって、14回講義がある場合、就活で8回休んだ時、3回は公欠にす
るが、残りの5回は欠席になるため、試験を受ける資格はない!
 遅刻や早退はなるべく行わないように!
交通事情等を除く遅刻、や、からだの不調などでない早退は他の学生の
迷惑になるため、行わないようにすること。
授業目的
 この講座では、日本の金融システムの現状やその課
題について考察するために必要となる基礎概念なら
びに理論を習得することを目的とする。
 本講義では、まず、英国を中心とした金融史を通じて
「マネー(貨幣)とは何か?」を解説し、その後、現代
金融システムの基礎となる近代的金融システムの成
立を考察する。
 ここにおいて「金融論的基礎」を習得した上で、金融
取引の仕組みおよび銀行等の預金取扱金融機関の
役割、金融政策の仕組み等を考察していく。
半 期 ( 春セメスター)
第1回
近代金融論の学習ポイント
第2回
貨幣の機能①
第3回
貨幣の機能②
第4回
貨幣と金融資産
第5回
ゴールドスミス・バンカー
第6回
通貨の歴史①
第7回
通貨の歴史②
第8回
通貨の歴史③
第9回
各国通貨と為替レート
第 10 回
金融取引と金融機関①
第 11 回
金融取引と金融機関②
第 12 回
金融政策の仕組み①
第 13 回
金融政策の仕組み②
第 14 回
金融政策の仕組み③
テキスト・参考書
 ◆テキスト:前田拓生(2008)『銀行システム
の仕組みと理論』大学教育出版
 ◆参考書:E・ビクター・モーガン著/小竹豊治
監訳『改訂増補 貨幣金融史』(慶應通信),
池尾和人『現代の金融入門』(ちくま新書),岡
部光明『現代金融の基礎理論』(日本評論社),
日本経済新聞など
準備学習等
 履修条件は特に設けないが、経済学や国際経済学
等の単位を取得していることが望ましい。
 また、簿記論の基礎的な概念を習得していると講義
の内容を理解しやすい。
 なお、講義はテキストの内容を中心に行うが、講義レ
ジュメを作成しているので、各自、下記のURLより、ダ
ウンロードし、持参すること。
http://takuom.wordpress.com/