MALT-粘膜関連リンパ組織と は 9班 宮里 角田 大島(久) 間部 発表の概要 リンパ組織 リンパ小節 MALT→GALT,BALT GALTについて。例としてパイエル板、虫垂につい て。 BALTについて 発展事項として、円柱上皮細胞(FAE)について。 リンパ組織 リンパ球の発生、分化、増殖、および機能発現の 場となる器官。 リンパ組織はほかの器官の一部として存在してい る。 リンパ組織はそこに含まれるリンパ球の発達・成 熟段階によって第1、第2と分けられる。 粘膜関連リンパ組織(MALT)の一種として消化管 関連リンパ組織(GALT)と気管関連リンパ組織 (BALT)が存在する。 リンパ組織の分類 第一リンパ組織➔リンパ球の増殖、分化の場 B細胞、T細胞が生まれる 場所 例:骨髄、胸腺 第二リンパ組織➔獲得免疫が始動しリンパ球が維持 さ れる場 例:リンパ節、脾臓、粘 膜リンパ組織 リンパ小節 一般に一つ一つ不規則に散在している。しかしな がら消化管では特異的な部位でリンパ小節の凝集 がある。 IgAとは全身の分泌液で産生される主なIg(免疫グ ロブリン)。 すべてのリンパ小節は抗原に遭遇して発達する。 MALTとは? 被膜をもたないリンパ組織塊が消化管,気道,および 泌尿生殖器の粘膜固有層と粘膜下組織に認められ る。 MALTは生体を抗原から守るために重要な部位に戦 略的に配置されている。 MALT内のリンパ球と自由細胞は、抗原に接した後 に所属リンパ節へと移動し、増殖する。 消化管関連リンパ組織(GALT) パイエル板, 虫垂のようにリンパ小節を形成するも の。 粘膜固有層, 粘膜上皮細胞間に散在分布する免疫担 当細胞群。 パイエル板 パイエル板について 存在場所は回腸(小腸の遠位部)に局在する。 リンパ小節の多数の凝集からなっている。 活発な抗原補足取り込み能力を有する。 孤立リンパ小節が小腸および大腸に沿って存在す る。 虫垂 虫垂について 虫垂は盲腸に起源する。 粘膜固有層の特徴 加齢による虫垂の抗原補足能力の変化 気管関連リンパ組織(BALT) BALTは、細気管粘膜下にみられるリンパ小節。 抗原特異的な分泌型IgA抗体産生細胞を気道に分布 させる。 FAEとは? FAEは微絨毛の発達した絨毛上皮細胞とM細胞の2 種類の細胞から構成される。 M細胞 M細胞または小襞細胞とはパイエル板をおおう濾 胞被蓋上皮の吸収上皮細胞間に散在する細胞。膜 状の微絨毛を有する。M細胞において細菌やウイ ルスの取り込みが観察されていることから、M細 胞は消化管の免疫に関与していると考えられてい る 参考文献 ROSS組織学 (南江堂) 入門組織学 (南江堂) 日本呼吸器学会雑誌 ONLINE JOURNAL hp
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