【授業科目】成人急性期援助論Ⅱ(救急看護) Adult Acute Nursing Ⅱ

Adult Acute Nursing Ⅱ
【授業科目】成人急性期援助論Ⅱ(救急看護)
担
当
教
員
中神 克之、小寺 直美、粶 恵、
森 京子、吉川 尚美
授業概要
(内容と
進め方)
到達目標
(履修者
が到達す
べき目標)
時間外学
習に必要
な内容お
よび学習
上の助言
授業計画
評価方法
評価基準
教科書
学生への
メッセージ
開講年次
選択必修
3年次
前 期
必
修
単位数
時間数
授業形態
オフィス
アワー
教職員への
授業公開
1
30
演
巻末
掲載
可
習
救急医療の現状と倫理的課題、救急医療において看護師が果たす役割、救急外来および集中治療下で
の看護、急変した入院患者への看護、救急患者における家族に対する看護支援について講義を行う。
救命救急処置方法等の演習や、事例を通じて看護過程を展開し、救急患者について特徴的なアセスメ
ント・看護についても教授する。
①救急医療の定義・関連法令・倫理的課題について記述することができる。
②救急患者における系統的な身体・心理状態のアセスメントを記述することができる。
③救急患者の家族に対して心身の反応の特徴を記述することができる。
④救命救急処置の目的と意義、一次救命処置の方法が実践できる。
⑤救急患者の事例について情報からアセスメント・看護上の問題/看護診断を提示し、看護計画を立
案し、実施・評価することができる。
第 1・2 回 事前学習:教科書を事前に読んでまとめておく。
第 3・4 回 事前・事後学習:AED を用いた BLS、ALS、ME 機器に関する事前・事後学習課題を課す。
第 5・6 回 事前学習:教科書を事前に読んでまとめておく。
第 7 回 事前学習:人工呼吸器、モニター心電図等について事前学習課題を課す。
第 8~11 回 事前学習:教科書を事前に読んでまとめておく。適宜、事前学習課題を課す。
第12~15回 事前学習:個人学習をもとにグループワークを行い、学修を深めていく。
授業で適宜参考資料を紹介するので、学習の活用にされたい。
中神
第1回
救急医療の歴史・医療体制・プレホスピタルケア・関連法令・倫理・看護
小寺
第2回
救急患者に対するアセスメント
救急患者の特徴、緊急度と重症度の判断、全身状態のアセスメント
小寺・他全
第3回
一次救命処置(BLS)の実際
員
第4回
二次救命処置の(ALS)の実際とME機器の取り扱い
中神
第5回
救急外来における看護
(竹中)
第6回
集中治療下での看護①
(竹内)
栄養管理(中心静脈栄養、経腸栄養)、苦痛の緩和、合併症予防
心理・精神的支援 他
第7回
集中治療下での看護②
中神
呼吸機能の維持(人工気道、人工呼吸器)
循環機能の維持(心電図、大動脈バルーンパンピング法、経皮的心肺補助法)
第8回
入院患者の急変・救急患者の家族に対する看護
中神
第9回
救急看護事例紹介:急性心筋梗塞患者
中神
第 10 回
救急看護事例紹介:熱傷患者
中神
第 11 回
救急看護事例紹介:くも膜下出血患者
中神
第 12 回
救急患者の看護展開 事例紹介:くも膜下出血患者
小寺・他全
①情報収集
員
第 13 回
救急患者の看護展開 ②一次・二次アセスメント・関連図看護上の問題/看 小寺・他全
護診断・目標
員
第 14 回
救急患者の看護展開 ③看護計画
小寺・他全
員
第 15 回
救急患者の看護展開 ④看護実践とその発表・討議
小寺・他全
員
筆記試験 75%、課題レポート 15%(看護過程 15%)、演習の参加内容 10%(BLS5%・ALS5%)
講義の中で適宜紹介しま
①林直子他著『急性期看護Ⅰ』南江堂、②佐藤まゆみ『急
す。
性期看護Ⅱ』南江堂、③本庄恵子他監修『写真でわかる臨
床看護技術 2』インターメディカ
④日本看護診断学会『NANDA‐I 看護診断 定義と分類 参考書等
〈2012‐2015〉』医学書院(上記①~③は 2 年次後期「成
人急性期援助論Ⅰ」で、④は「成人看護学概論」使用した
ものを使用)
急病や事故、災害などにより急激に健康状態の悪化した人々を救うことは、全ての看護師の使命です。
使命感と責任感をもち、必要な知識・技術・心構えを学修してください。