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情報社会と情報倫理
まとめ
第15回
個人情報の保護
個人情報保護法(1)

個人情報の保護に関する法律
2003年(平成15年)5月成立
2005年4月に(完全)施行

目的
 個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利
益を保護する
個人情報保護法(2)

個人情報取扱事業者の義務
 詳細 略(OECD 8原則)
趣旨

過剰な自己規制
 個人情報には価値があるので,活用しないと
個人情報を扱わない
 もったいない。ただし,注意して取り扱わなけ
法律の趣旨に反する
ればならない(決して,集めてはいけないと
いうことではない)。
著作権と著作権法
著作権(1)

著作物とは
 思想又は感情を創作的に表現したもの

著作権法
 表現を保護
 著作物の独占と活用
著作権(2)

著作権は“権利の束”

誰の権利
 著作者の権利
 伝達者の権利(著作隣接権)
著作権(3)

著作者の権利
 人格権 ー 譲渡不可
 公表権
 氏名表示権
 同一性保持権
 (財産権としての)著作権 ー 譲渡可
 大雑把に言えば、複製に関する権利
 英語の copyright
著作“権”のまとめ

誰の
 著作者と伝達者

内容
 財産権(複製権)
 人格権
 公表権・氏名表示権・同一性保持権
著作権(4)



保護期間の著作物は他人が無断で使うことができ
ない
条件付きで著作権を制限
 私的使用のための複製
 引用
 公正な慣行
 学校その他の教育機関における複製等
このようなことがあっても,権利者は文句を言えない
著作権(5)

著作権法改正
 頻繁に改正
背景に注意
 時代に合わせる
 ディジタル技術の進歩とインターネットの普及
 コピーすると全く同じものができる
 コピーのコピーでも劣化しない
 オリジナルが売れなくなる可能性
 誰もが情報発信者になる
 他人の著作物を使ってしまう可能性
インターネットの問題
ドメイン名,電子メール,権利侵害
ドメイン名


いろいろな種類がある
 gTLD/ccTLD
 jpドメイン ー 属性型・地域型・汎用
単なる“住所”ではない
 お金が絡む
 似たような名前・将来使いそうな名前
 紛争が起こる
 サイバースクワッティング
電子メールの問題(1)

あて先指定ミス
 単純ミスだが、影響が大きい場合もある

チェーンメール
 何か
 善意でも、なぜいけない?
電子メールの問題(2)

迷惑メール(spam)
 オプトインとオプトアウト
 有効な対策は?
 法的規制は?
 なぜ,なくならない?
 商売になるから
両者の違いは?
問題は?
spam以外の問題でも使
われる
暗 号
暗 号(1)


共通鍵暗号とは
公開鍵暗号とは
 公開鍵と秘密鍵の区別
 内容秘匿と本人確認
 公開鍵の保証 – 認証局
暗号化のときに,
誰のどちらの鍵を
使うのか!
暗 号(2) 公開鍵暗号
key1 Aの公開鍵
key2 Aの秘密鍵

B が A に暗号化メッセージを送信
 key1とkey2は,Aが用意する
 key1をBに渡す Cがこの暗号文を入手しても,
key2(秘密鍵)を知らなければ,
内容を知ることはできない
Aの公開鍵
で暗号化
自分の
秘密鍵で
復号
Aの鍵管理
これが大前提!
インターネットと暗号

ブラウザに鍵の印などが表示されるサイト
 httpsという方法(プロトコル)でアクセス

通信が暗号化
 盗聴されても安全
アクセス先サイトの確認が可能
 フィッシング詐欺対策

試
験

座席指定

資料類の持込み不可