音楽著作権について E36-014 角本 歩尉 このテーマに決めた理由 前回デジタルオーディオプレーヤーの普及につ いて発表したが、そのなかで日本の普及は比較 的に遅いことを知った。それには著作権の問題 が大いに絡んであると解釈したので、音楽著作 権保護に成された対策を調べ、それが何故デジ タルオーディオプレーヤーの普及を遅れさせた のかをテーマに考えていきたいと思う。 「著作権」とはどのような権利か・・・ 著作権とは 著作物を排他的・独占的に利用して利益を受ける権利のことをいい、 知的財産権の一種である。 「著作権」と「所有権」の違い ☆「著作権」とは、著作物を自由にコントロールする権利のことで、具体 的には、「複製権」「頒布権(はんぷけん)」「譲渡権」「翻案権(ほん あんけん)」などがある。 ☆「所有権」とは、ある物の所有者が、その使用、収益、処分を完全に 支配する権利のことで、所有者は、所有権に基づく「返還請求権」や 「妨害排除請求権」などをもつ。 著作権の存続期間 著作者の死後(共同著作物であれば最終に死亡した著作者の死後) 50年を経過するまで存続する。(著作者の権利 第51条) CCCDとは・・・?? Copy-Controlled Compact Disc の略でコピー コントロールCDと呼ばれている。 基本的に、PCで複製・取り込み・再生ができな い。(ただし再生は再生専用のアプリケーション 経由で可能) 日本では2002年にa社が先駆け て採用。 今日ではCCCDは廃止されている。 CCCDの誕生・廃止の理由 <誕生理由> CD売上減少の最大の原因と言われていたWinnyなど の著作権を無視したファイル共有ツールで大量な音楽 が交換されてしまうことを防ぐため。 <廃止理由> PCでの再生ができないといった不便さ。 iPodなどデジタルオーディオプレーヤーの普及に伴う不 便さ。 結果的にCCCD対策は裏目にでてしまった。 まとめ 日本でデジタルオーディオプレーヤーの普及が遅れたの は、CCCDの存在が大きいのは言うまでもない。しかし、 著作権を保護する面ではこれに勝る対策はなかったと 思う。 デジタルオーディオプレーヤーが主流になった今日では、 CCCDのような対策を新たに創り出すのは難しいため、 著作権を保護するのは利用者ひとりひとりの心がけが 大切であると言える。 参考文献:ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/)
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