減衰自由振動の測定

減衰自由振動の測定
•理論と実験手順
この資料の内容
•
振動現象の重要性
•
実験の目的
•
学んだ振動の種類と特徴
•
振動のメカニズム
•
実験装置と方法
振動現象の
重要性
•機械技術者として
タコマ橋の崩落
http://ja.wikipedia.org/wiki/タコマナローズ橋
高速増殖炉の事故
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/koso/siryo/koso01/siryo07.htm
洗濯機の発火事故
http://sankei.jp.msn.com/
economy/news/140204/b
iz14020419420027n1.htm
車内騒音の低減
http://www.soundenvironment.jp/
自動車の高級感演出
http://lexus.jp/models/ls/index.html
機械技術者として
•
振動現象の把握と対策は
必須となる知識
実験の目的
•振動のメカニズムを把握す
ることを目標として....
質量変化による振動変化の
メカニズムを明らかにする
学んだ振動の
種類と特徴
•自由振動
•減衰自由振動
•強制振動
自由振動
1.振動開始時にエネルギを与える.
2.振動中はエネルギ供給なし
3.減衰要素なし → 振幅一定
固有周期
変位
時間
摩擦なし
減衰自由振動
1.振動開始時にエネルギを与える.
2.振動中はエネルギ供給なし
3.減衰要素あり → 振幅は徐々に小さくなる
変位
時間
強制振動
1.振動中にエネルギ供給し続ける.
2.減衰要素あり
→ エネルギ供給があるので振幅は一定
エンジンの振動周期
変位
時間
振動のメカニズム
•エネルギ保存則
減衰なしのエネルギ保存の法則
ポテンシャルエネルギ
E = P+K
力学的エネルギ
運動エネルギ
運動エネルギとポテンシャルエネルギ
x
1 2
K = mv
2
1 2
P = kx
2
k
m
v
バネの伸び縮
み量0の位置
対象とする振動系
-xmax
x=0
+xmax
k
m
v=0
vmax
v=0
左端のとき
-xmax
x=0
+xmax
K=0
k
m
v=0
1 2
Pmax = kxmax
2
1 2
E = Pmax = kxmax
2
任意位置のとき
x=0
-xmax
x
k
m
v
+xmax
1 2
K = mv
2
1 2
P = kx
2
E=K+P
1 2 1 2
= mv + kx
2
2
つりあい位置のとき
-xmax
x=0
k
m
vmax
+xmax
1 2
K max = mvmax
2
P=0
E = K max
1 2
= kvmax
2
どの位置でも力学的エネルギーは同じ
1 2
E = kxmax
2
1 2 1 2
E = mv + kx
2
2
1 2
E = kvmax
2
振動はエネルギの交換
ばねが全エネルギを持つ
ばね→質量
質量→ばね
質量が全エネルギを持つ
質量→ばね
ばね→質量
ばねが全エネルギを持つ
運動方程式
m : 質量 kg
k : ばね定数 N/m
c : 粘性減衰係数 Ns/m
k
d x
dx
m 2 = -c - kx
dt
dt
2
æ d x
ö
dx
\c = - ç m 2 + kx ÷
dt
è dt
ø
2
m
c
減衰要素の影響
k
m
c
1 2 1 2
E = mv + kx
2
2
dE ¶E dv ¶E dx
=
i +
i
dt
¶v dt ¶x dt
dv
dx
= mv i + kx i
dt
dt
2
dx d x
dx
= m i 2 + kx i
dt dt
dt
2
æ
ö
dx
d x
= ç m 2 + kx ÷
dt è dt
ø
æ dx ö
= -c ç ÷
è dt ø
2
レポートの注意
(1) 当日レポート,最終レポートのルーブリック
教科書をよく読み,ルーブリックを付けること.
(2) 提出期限は月曜日の17時まで
17時時に回収するので,それ以降に提出は無効.
入っていた場合は廃棄するので注意.
(3) 採点基準等は教科書の通り