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外部経済の図示
•コーズの定理や所有権と交渉力、さ
らに、ピグー税の関係について図示
•オリジナル
セットアップ
• 外部不経済を与える経済主体と外部不経済を被る
経済主体が一つずつ
• どちらも利潤最大化する企業・・・所得効果が存在し
ない
• 例・・瓦屋が洗濯屋 に負の影響を与える
• 瓦屋の出す煙の量は、生産量に比例する
瓦屋
– p:瓦の価格 x:瓦の生産量
– C(x): 瓦の費用関数、
– z:瓦屋⇒洗濯屋の移転
– f (x, z)=p x−C(x) − z:瓦屋の利潤関数
洗濯屋
– q:洗濯の価格 y :洗濯の生産量
– H(y,x):洗濯の費用関数
– 外部不経済は、x↑ ⇒ H(y,x) ↑
– g(x, z)=max y q y − H(y,x)+z:洗濯屋の利潤関
数
z
売り上げ
瓦屋の
売上と費用
px
費用 C  x 
利潤
px  C  x 
固定費用は、0
x
利潤0に対応する
z
等利潤線
瓦屋の
等利潤線
x
• p x-C(x)-z
が一定
水平線に接するとこ
ろが利潤最大化に対
応
ある正の利潤に
対応する等利潤線
z
洗濯屋の
等利潤線
• max q y- H(y,x)+z
=f (x)+z
x
左上ほど高い利
潤に対応
が一定
•純移転が増える
•瓦の生産が減る
等利潤線
を重ねる
接するところで
は、両方が同時
に増加できない。
瓦屋と洗濯
屋の利潤が
共に増加
接点の生産量は同じ。
所得効果が存在せず
強い意味のコース定理が成立
洗濯屋が
権利をもつ
これより上は、
瓦屋さんが拒否
する。
この間
のどこ
かに決
まる
。
これより
下は、洗
濯屋が拒
否する。
交渉の
初期点
洗濯屋の交渉力が強いほど上にな
る。
瓦屋が
権利をもつ
これより上は、
瓦屋さんが拒否
する。
交渉の
初期点
この間のどこか
に決まる
。
洗濯屋の交渉
力が強いほど
上になる。
これより
下は、洗
濯屋が拒
否する。
ピグー税
(洗濯屋が
受け取ると
き)
原点を通る共通
接線
。
瓦屋に
大きな
固定費用が
あるとき
生産しないとき
は、固定費用は
0にできるとす
る。・・コストをか
けないで退出で
きる。
費用
z
売り上げ
固
定
費
用
利潤
x
瓦屋に
大きな
固定費用
があるとき
z
こちらがいい
global optimal
(大域的最適)
こちらは落ちる
local optimal
(局所的最適)
x
この分が固定費用
瓦屋は、生産を停止したほうが
いい